ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
遅れましたが、今回はホットトイズ トニー・スターク(マーク5・スーツアップ版)トイサピエンス限定ボーナスアクセサリ付属版 レビュー になります。
(トニー・スターク レーシングスーツ)
今回の基本フィギュアは、映画「アイアンマン2」のサーキットでのレーシングスーツをまとったトニー・スタークになります。身長は30センチで、レーシングスーツはほぼ全体にエンボス加工が施されたポリエステル生地でした。袖や脚の裾にはレザー素材が使用されていました。
(各部)
ヘッドは新規造形となっており、前髪が垂れた状態のトニーの髪型が再現されていました。
無表情ですが、今までホットトイズから出たアイアンマン2のトニーの中ではもっとも劇中に似ているヘッドに見えます。
髪の毛の造形は一見見ると問題ないですが、上の少しはねた造形の部分とその下の境界がよく見ると分け目がわかるのがちょっと残念かも。
ダイキャストマーク5やそのほかと比較
メカテスト・2.0版を所有していないので、ダイキャストマーク5ヘッドとの比較。しわの造形はスーツアップ版の方が多いですが、肌の凹凸の造型や髪型の違いもあってダイキャストのヘッドよりも劇中イメージに近くなっていました。
マーク85交換ヘッド、マーク85バトルダメージとの比較。比べると85交換ヘッドに近く見えますが、スーツアップ版の方が肌に丸みがある造型になっておりより若めに見えました。
レーシングスーツ上半身は素体にぴったりの寸法となっており、胸部の「STARK」や肩の「11」と「5」の文字とブラックのラインが再現されていました。
胸部のファスナー部分はリアルな造形ですが、開閉できず固定された仕様となっていました。
肘より先の外側部分にはレザー素材が使用されており、そのほかの部分より光沢と伸縮性がありました。またハンドパーツには、しわが造形されていました。
レーシングスーツの腰より下は上半身と分割されており、素材はほぼポリ生地のようですがベルトのバックル?部分のみ硬質素材が使用されていました。
脚部分も、裾以外はポリ素材のエンボス加工が全体に施されていました。裾口はレザー素材が使用され、下に向かって広がるような形状になっていました。
背面も縫製などの不具合もなく、特に問題ありませんでした。
足のスニーカーは、アッパー部分とソール中央から後ろ部分は別パーツで構成されていました。ソールの横や裏には汚れが塗装で再現されていました。
(オプション)
本体付属の開き手に加えて、オプションとして握りとボーナスアクセサリ握り用のハンドが付属していました。
マーク5スーツパーツ
トニーヘッドに装着するスーツアップ途中のヘルメットパーツです。前後に分離でき、内側にヘッドを傷つけないようスポンジが貼られていました。
左右腕パーツ2種類、可動指ハンド(左右)、左右腕パーツ(×2) 腕パーツは、パーツは2つに分離可能でした。
上腕部に装着するパーツは2つに分離でき、片方部分はアーマー展開状態を再現できるように可動式になっていました。
腰パーツ、胸部交換用パーツ2種類
背中・腰パーツ
胸部パーツ
胸部パーツは腹部で分離でき、胸部にはライトアップ機能が備わっています。
胸部は左右が下側に展開が可能で、腹部下部パーツは内側に可動域がありました。
胸部(後ろ)パーツ
肩のパーツはヒンジによって大きく動かすことができます。
足パーツ(左右)
足パーツの内部は、ブーツのソール部分の凸部にはめ込めるような形状になっていました。
装着過程
スーツケースを胸の前に持ち上げた直後の装着初期を状態を再現できます。
背中のフラップ部分は少し外側に展開できます。
胸部パーツ展開した下にはダイキャストマーク5よりも複雑な構造が再現されていました。
胸部のアークリアクター左右部分はは少し外側に展開でき、劇中の装着シーンを再現できます。
スーツ全装備状態
腕や脚にそれぞれのパーツをトニーに装着して、スーツアップ状態が完成します。サンプルどうりのボリュームある装着状態を再現でできていました。ただ、手パーツが腕パーツの向きによっては付けにくかったです。
ライトアップギミック
胸部パーツ下部にはライトアップ用のスイッチがあり、胸部アークリアクターを発光できます。
腕にもリパルサー光線発射装置用のライトアップLEDが仕込まれており、パーツを取り付け後ハンドパーツを取り付けて使用します。ただ腕パーツを付けたままでは操作できないのがやりにくかったですね。
(ボーナスアクセサリーパーツ)
アーマパーツ(ガントレット+ハンド)
これらのパーツは、ハンド部分とガントレット部分に分割されています。
このパーツは、半開き状態と展開状態に使用します。
ハンドルとサポートパーツ
ハンドルとサポートパーツ(二種類)。サポートパーツはそれぞれ半開き状態と展開状態に使用します。
展開状態ベースパーツ
スーツケースの展開状態を再現するために使用する台座パーツです。配線やアークリアクター?様パーツには配線のような造型も細かく再現されていました。 大部分はプラ製ですが、フラップなどのパーツが金属製になっていました。
スーツケース 基本パーツ
スーツケースの基本パーツです。フレームを上部に展開してハンドルを取り付けて、閉じた状態のスーツケース状態に変形できます。
スーツケース、ハンドルとサポートパーツを使用して、スーツケース状態に変形させることができます。
ダイキャストマーク5付属のスーツケースと比較
一部変形のための分割線やスミ入れが薄いところはありましたが、ダイキャスト付属のスーツケースとほぼ遜色ない形状を再現できていました。一部追加パーツは必要ですが、変形可能でここまで再現できているのは見事ですね。
マーク5スーツケース起動状態
スーツケース形態から左右に展開します。
まずフレームを折り畳み、ハンドルとサポートパーツを分離させもう一方のサポートパーツに接続してスーツケースに取り付けます。そして中央部を折り畳みます。
スーツケースを途中まで閉じると、劇中でのトニーがスーツケースを踏み込んだ際の起動状態を再現できます。
マーク5スーツ展開形態
スーツケースの角の部分を内側に折りたたみます。
ハンドルと、腕パーツを取り付け、台座パーツをスーツケースに取り付けます。
完成
展開状態では複雑な形態を再現し、各部の詳細な塗装処理もあって情報量も多く期待通りの見栄えでした。なおハンドルを付属のハンドを使用してトニーに持たせることで、劇中の起動シーンを再現できます。
ハンド下部分に可動部位があり、トニーにハンドルを持たせる際にハンドル部分の位置調整が可能でした。
今回のボーナスパーツはスーツケース、起動状態、展開状態の3タイプを再現できるので、正直通常版にも付属させてほしかったですね。
スタンド
スタンドは、通常支柱に台座も長方形型のダイキャストマーク5と同様のものが付属していました。
台座は、アーク・リアクターやSTARKのロゴがデザインされたものになっていました。
付属するカードを使用することにより、台座を劇中のレース場の地面に変更することができます。
付属のカードのデザインはダイキャストマーク5の台座と続くようになっているので、両方並べて飾ることもできます。
(可動性)
ヘッドと首が分割されており、前後左右に可動性は高めでした。
腕はスーツの干渉はありますが上は真上近くまで上がり、ひじは150度ほどまで曲げられました。
上半身は後方はそれほどではないものの、前方は40度ほどまで曲げられました。
上半身は腰を軸に横に30度ほど曲げられ、左右には30度ほど回転が可能でした。
脚は横には約100度ほど開脚が可能でした。
スーツ装着時
スーツ装着時には前方には制限されますが、それ以外の方向は本体の可動性もあり良好でした。
腕はパーツの向きにもよりますが、横には80度ほど上がり、70度ほどまで肘を曲げることができました。
脚はパーツの干渉もありますが、左右には約80度ほど開脚が可能でした。
脚は前方には約30度ほど上がり、ひざは約90度まで曲げられました。
足は関節部分への干渉が少ないので、前後左右の可動性が高く接地性も高かったです。
ガントレットをつかみ
胸部に装着
腕を開いてスーツをさらに展開
胸部のアークリアクター起動
劇中にはありませんが、スーツアップ途中経過
胸部装着完了
ダイキャストマーク5の首パーツを使用して、ヘッドをダイキャストマーク5の胴体に接続
マスク装着完了
マーク5スーツ装着完了!
マーク5と
装着状態のボリュームはなかなかありますが、可動性が低いので大きく動かしたいならばレーシングスーツ状態のままのほうがいいですね。
以上、ホットトイズ トニー・スターク(マーク5・スーツアップ版)トイサピエンス限定ボーナスアクセサリ付属版 レビューでした。
(総評)
良かったところ
レーシングスーツ、装着途中、スーツアップ状態の3形態を再現可能
パーツの造形は細かく、各部に展開やライトアップ機能も搭載
トニーヘッドは新規造形で、以前のダイキャストマーク5ヘッドよりも造形が進化
ボーナスパーツはスーツケース、起動、展開と三タイプの形状を再現
気になったところ
スーツを装着すると可動性は大きく制限される
レーシングスーツ状態のとき余ったパーツの利用法があればよかった
ボーナスパーツも通常版に付けてほしかった
通常版を購入する予定でしたが、ボーナス版が注文可能になったのでこちらを購入しました。多数のマーク5のアーマーパーツが付属し、レーシングスーツ、装着途中、スーツアップ状態が再現できます。またスーツケースは3タイプの形態を再現できるので、レーシングスーツ状態でのディスプレイの幅が広がります。ヘッドもダイキャストマーク5ヘッドよりも造形が進化していました。
気になった点は、スーツ装着状態だと大きく可動性が制限されるので取らせられるポーズは限られ、ライトアップ操作もしにくかったです。またレーシングスーツ状態のときに余ったパーツを取り付けてディスプレイできる人型のスタンドなどあればよかったですね。あとボーナスアクセサリは正直限定版のみ付属するのはもったいない出来だったので、通常版にも入れてほしかったです。
現在は通常版の価格も下がっているので、装着状態で主に飾りたい人は通常版でいいと思います。ただレーシングスーツ状態で飾りたい人はボーナスアクセサリによってディスプレイの幅が大きく広がるので、適正価格で購入できるならばボーナス版をおすすめします。
今後ホットトイズからはマーク3、シルバーセンチュリオン、マーク3のスーツアップ版、マーク3 ver.2.0 マーク6 ver2.0などの発売が控えています。個人的にはスーツアップ版はこれより先はスルーする可能性が高いですが、今後はどのスーツを展開してくるのか気になります。
それでは今回はこれにて。
駿河屋
フィギュアトニー・スターク(マーク5・スーツアップ版) 「アイアンマン2」
フィギュアシルバー・センチュリオン(アーマー・スーツアップ版)