ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
遅れましたが、今回はS.H.Figuarts(真骨彫製法) ウルトラマンダイナフラッシュタイプ ミニレビューになります。
(全体像)
バンダイスピリッツの真骨彫製法で発売されたウルトラマンダイナの基本タイプであるフラッシュタイプになります。以前はULTRA-ACT版で発売されましたが、2012年発売なので11年目でのフィギュアーツブランドからの発売となりました。
放送当時のマスク造型やスーツ制作を担当した成田穣氏やスーツアクター権藤俊輔氏の協力により、頭部やスーツ全体の造型を劇中スーツに近く再現。真骨彫ティガなどと同じく胸部、腹部、腰部には軟質素材(ABS)が使用されており、そのほかは硬質素材(PVC)が使用されていました。
(各部)
頭部造型はTVシリーズの造型師の監修のため、ほぼ劇中通りのデザインを再現。頭部と目にはクリアパーツが使用されていました。
胸部は軟質素材が主に使用されており、がっしりとした体型を再現。首や胸のレッドカラーも少しオレンジよりの色合いをしっかりと再現し塗装されていました。
腹部は劇中でのくびれが再現されており、腕部分も塗装や造形ともに無理分けも綺麗で良い仕上がりでした。
背中のひれも中央の凹部も造形で再現され、概ねは問題なし。ただ私の購入分では背中のカラー境目が少し塗装が雑なのが気になりました。
脚はほぼ硬質素材が使用されており、足部分はブーツのしわも造型されていました。
(オプション)
ソルジェント光線エフェクトパーツは右手と一体化しており、エフェクトにはブルーとレッドのグラデーションがかかり発射部分はスパークしたような形状が造形で再現されていました。
ハンドは握りを加えて12種類付属し、すべてスーツアクターの権藤氏の手をスキャンした新規造形となっていました。ファイティングポーズや飛行、フラッシュ光線、サムズアップに対応できる形が揃っていました。
胸部のカラータイマーはレッド状態に交換可能でした。
右手を交換して、ソルジェント光線発射状態が再現できます。腕の可動性が高いので、問題なくポーズをとらせることができます。
(可動性)
同部の可動性は前後左右ともに広く、左右回転も360度可能でした。
腕は肩から引き出すことができ、腕を大きく前に引き出すことができます。ティガのようにクリック式ではないので、スムーズ引き出すことができました。
腕は横には90度、ひじは140度ほど曲げられました。腕は真上に上げられ、前後に360度回転が可能でした。
ひじ部分は、内側に20度ほど曲げることが可能でした。
胴体は二か所可動部位があるので、前後に大きく曲げることが可能でした。
横にも大きく曲げることが可能。
左右には2か所で360度回転が可能でした。
太ももから脚は左右に30度ほど回転が可能でした。
脚は引き出し気功は内容でしたが、前方側方に90度上げられました。
脚は後ろにも90度上がり、足は前後左右に可動できつま先は60度ほど上げられました。
(そのほか)
初期変身シーン風
中盤の変身シーン風。そのほかにも一瞬で変身など多数のバージョンがありましたね。
劇中にゴルザ2は出てきますが、アーツでは出ていないのでゴルザが代役
真骨彫製法ウルトラマンのウルトラスラッシュのパーツ使用してダイナスラッシュの再現
セルジェント光線
タイプチェンジのポーズも問題なく可能。ミラクル、ストロングの発売が期待されます。
ティガやデッカーと
映画で共演した真骨彫ティガと。ゼペリオン、ソルゼント光線同時攻撃で
デッカーとフラッシュフォームでの共闘はありませんでしたが、いつかつるの氏が出演する際にはあってほしいですね。
以上、S.H.Figuarts(真骨彫製法) ウルトラマンダイナフラッシュタイプ ミニレビューでした。
(総評)
造形は当時のスーツアクターのスキャンや造形師によって作りこまれており、可動フィギュアのダイナでは文句なく最高級のダイナでした。唯一私の購入分では塗装の乱れが少しありましたが、それがないものならば十分な出来だと思います。またポーズの際にも動かしやすく、真骨彫ティガのように塗装剥げなどにそこまで気を使わなくても遊べるのも良い点だと思います。
現時点では在庫には余裕があるので、出来もいいしもっと売れてミラクルとストロングタイプの発売につながってほしいです。
それでは今回はこれにて。
S.H.フィギュアーツ(真骨彫製法) ウルトラマンダイナ フラッシュタイプ(駿河屋)