ホットトイズ DIECAST アイアンマンマーク1 レビュー - ヒーローフィギュアをレビュー!

ホットトイズ DIECAST アイアンマンマーク1 レビュー

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今回は遅れましたが、ホットトイズ DIECAST アイアンマンマーク1のレビューになります。



(全体像)
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ホットトイズより映画「アイアンマン」のアイアンマンマーク1がDIECSTシリーズとしてリニューアルして発売されました。2009年に初版、2012年に2.0版が発売されており、今回が3回目となります。

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今回のフィギュアは全長は約30センチで劇中での寄せ集めのパーツで作られた左右非対称のつぎはぎのデザインは良く再現されており、頭部、胸部、腕、脚に多数のダイキャストパーツが使用されて質感もよりアップしていました。ただ1.0,2.0版と同様に胸部の首回りは劇中よりも小さく作られているように見えましたが、腕をある程度動かすには仕方なかったかも。また前バージョンなどでもなされていた内部配線やトニーの直に着ている衣装などは今回もしっかりと再現されていました。

(各部)
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マスクは前後ともにダイキャスト製となっており、初版や2.0版ほど細かい凹凸の造形はありませんが劇中には今回のほうが劇中の見た目に似ているので問題はなく見えました。

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表面には劇中ほど細かくはないもののウェザリング塗装が施されており、へこみや溶けたようなダメージ造形も再現されていました。


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マスクを開けると、中にはトニー・スタークの顔が造形されていました。塗装技術は現時点では最高レベルですが、造形は2.0と同じだったので集大成のマーク1だけに新規造形にしてほしかったですね。

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胸部のアークリアクターはクリアーパーツで作られライトアップ対応で、リアクターを囲むアーマー部分は多くはダイキャストパーツが使用されていました。ナンバーのマーキングや塗装の剥げを再現なども詳細に施されていました。

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腰周囲のパーツはプラ製ですが、前部にはダイキャストパーツが使用されて半分剥げかけた塗装状態も良く再現されていました。

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アーマーの内側には劇中通りブラウンカラーのトニーアンダーウェアがのぞき、関節にはスブリングやコードを使用した配線が再現されていました。

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両肩アーマーはダイキャストパーツが使用されており、弾の当たったようなへこみも再現。

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前腕部のアーマーはほぼプラ製ですが、内側の火炎放射器ノズルとそれにつながったホース?などもしっかりと再現されていました。 左腕にはレッドのライトアップ可能なLEDが前バージョンと同様に備わっていました。

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背中には左に動力ユニット、中央に動力を伝えるベルトや配線が造形されており、右にはタンク?がそれぞれ配線やホース等で繋がれている状態を詳細に再現してました。ここでは劇中のカラーリングを正確に再現できていない一部分もありましたが、以前のバージョンやウルトロンマーク1のように細かい配線等まで再現できるのがホットトイズの強みですね。

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脚は前面にはダイキャストパーツが使用され、ひざより下にはひざ下や足パーツにダイキャストパーツ使用されていました。表面には全体にウェザリングが施され細かい凹凸も再現されていました。


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前バージョンと同様に、ベルトを使用した動力伝達装置と素体との間にスプリングやよった導線等配線が再現されていました。

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ひざより下にはふくらはぎ後ろに左は何かの機器と右には内側にガスボンベ二本が備わっており、スプリングでの配線がなされていました。p200 
装甲の内部にはトニーのスーツのズボンや靴が見えるようになっており、靴の下のパーツはダイキャスト製となっていました。




比較
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トニー・スターク(マーク5スーツアップ版)、アイアンマンマーク85バトルダメージと比較。マーク5トニーは31センチと少し大きめのこともありますが、マーク1もトニーくらい背があるとよかったかも。

 

 



(オプション)
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今までのマーク1には付属しなかった作品ロゴがデザインされたフィギュアベースが付属し、支柱などはないですが付属の台座をのせてマーク1をディスプレイすることができます。

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ディスプレイベースは2.0版のものと同じものが付属し、スタークインダストリーのジェリコなどの残骸が散らばった状態をジオラマで再現されて通常支柱セットできます。 うーん、これら二つをつけるよりも、トニーヘッドを新規にしてくれたほうが良かったかも・・・


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2.0版では一つだった火炎放射器のエフェクトパーツが2つ付属し、劇中の両腕からの火炎放射を再現可能になりました。ハンドは開き手が左右付属しました。

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火炎放射エフェクトは両手と布パーツを取り外してセットでき、火炎放射のノズル?は少し前方にスライドさせることができました。しかし私の購入分はあまり前にスライドできなかったので、もう少しできるとよかったですね。 

 
(可動性)
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頭部は劇中ほど胸部アーマーとの隙間はないので劇中ほどあごはひけませんが、そのほかの方向の可動性は前後左右とも大きく左右には360度回転が可能でした。

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腕は前夫に90度まで上げることが可能でした。

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右ひじは約90度ほど曲げることができました。

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一方左ひじは構造上約50度ほどまでしか曲げられませんでした。

 

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上半身は約30度ほど傾けることが可能でした。

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胴体は横に45度ほど回転か左右可能でした。

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上半身は前後に20度ほど傾けることが可能でした。

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脚は前方に40度ほどまで上げることができましたが、右脚は横に少しずらすと70度ほどまで上がりました。ひざは左右ともに80度ほど曲げることができました。

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脚は、左右に60度ほど開脚が可能でした。


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足は前後左右に50度に曲げることができ、接地性は高めでした。



 
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腰後ろのアーマーは上に跳ね上げることが可能でした。


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右ひざ上の持ち手のようなものは上に動かせ、ひざ下のアーマーは上に動かすことが可能でした。

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右すねのパーツは上下に可動。

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左すねのアーマーパーツや、足首のパーツは上に跳ね上げることができました。

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スプリングで繋がれている右ふくらはぎ後ろのボンベ二つは、後ろ方向に開くことが可能でした。


(ギミック)
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背中のボンベ?の下にUSB-Cが設けてあり、そこにUSB-Cコードを差し込んでD.C.5V/1AのDCアダプターに接続できます(多分少し前のスマホのDCアダプタだと適応できるものが多いと思います)。背中下にあるボタンを押し込んで、動力ユニットの回転、左腕、アークリアクターのライトアップを起動できます。

動力ユニットギミック動画↓

動力ユニットはモーター音を出しながら回転します。ただ思ったより音は出るので、ずっとつけたままだと気になってくるかも。

 

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前版や2.0版と同様に、胸部のアークリアクターと左腕のレッドのランプが点灯します。今回はUSB給電ということもあり、電池を気にせずライトアップし続けられるのは大きなメリットになりました。

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前バージョンと同様に、左腕を展開してミサイルを引き出して発射状態を再現できます。

 

 



(そのほか)
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動かしにくいデザインのマーク1ですが、今回のダイキャスト版では1.0版よりもかなり動かしやすくなっていました。

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劇中では左右逆なのですが、脚の構造上左足は前方にあまり上がらないのでこちらならなんとか可能でした。

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2.0版とは違い火炎放射エフェクトが2つになっているので、劇中の反撃や武器を燃やすシーンをイメージしたディスプレイが可能になりました。

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始まりのアイアンマンと終わりのアイアイマンと。マーク1~マーク7勢ぞろいはマーク3(2.0版)が出たときにやりたいですね。

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最後は途中で墜落したものの飛行ポーズで

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以上、DIECAST アイアンマンマーク1レビューでした。

 

 

 

(総評)
良かったところ
ダイキャストパーツを使用し、前バージョンではできなかった金属質感を再現
全体にわたったダメージ処理と配線や内部衣装など細かく再現
可動性は劇中ほどではないが以前のものよりかなり向上
USB給電により、電池消費を気にせずライトアップが可能


気になったところ
マーク85などと同様の大きさにしてほしかった
トニーヘッドを新規にしてほしかった
 

ホットトイズのアイアンマンDIECASTリニューアル化としては初期予定では最後であったマーク1なので購入しました。造形は不均一でつぎはぎのアーマーをリアルに再現しており、ダイキャストパーツはすべてではないものの上半身には多く使用されて質感は十分でした。各部の配線やアーマー内部のトニーの衣服なども詳細を良く再現できていました。可動性も動かしにくいデザインながら出来る限りは調整されており、2.0版は持っていないのでわかりませんが初版よりはかなり可動性も上がっていました。加えてUSB給電により電池を気にせずライトアップや動力ユニット回転してディスプレイできるのも大きな改善点でした。


気になった点は大きさが30センチと前よりは少し大きいようですがマーク85などと比べると小さいのでもう少し大きくしてほしかったですね。またトニーヘッドは、スタンドやベースを付けなくてもいいので新規造形にしてほしかったです。 また劇中よりも胸部上部部分の形状が違いますが、これは可動性を確保するには仕方がなかったのかもしれませんね。

大きさとトニーヘッドが残念でしたが、それ以外の部分では最新の技術を投入した完成度となっており、USB給電で電池を気にせずライトアップしてディスプレイしたい人にはおすすめできるフィギュアだと思います。ただ以前の初版や2.0版のようにダイキャストパーツ部分をプラパーツだからできる細かい造型を求めるならば、前バージョンなどのほうが良いかもしれませんね。


今後ホットトイズのアイアンマンはダイキャストマーク32.0の発売が予定されており、私もこのマーク1でコレクション終了しようと思っていたのですが前のマーク3が気に入らなかったのでここまでは買い続けそうです。ただその後もマーク2やマーク42,43なども出そうなので、さらに出たとき悩みそうですね。


それでは今回はこれにて。


ホットトイズ DIECASTアイアンマンマーク1(あみあみ) (Yahoo!)(駿河屋)



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