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ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、超合金魂 GX-104 ガオファイガーのレビューです。
(ファントムガオー)
ガオガイガーのコアとなっていたギャレオンに変わって開発された次世代ガオーマシンのファントムガオーです。飛行機のような翼はあるものの、ライオン型のギャレオンとは違った近未来的なデザインとなっていました。 フィギュアはサンプル写真と比べてもさほど違和感なく製品化されていますが、前方の脚に腕を添わせるのが結構隙間が空いたりするのでしっかりと固定できるほうがよかったですね。
上部のハッチは開閉が可能でした。
飛行状態でのディスプレイのため、ファントムジョイントを介して支柱を接続できます。
ランディング状態を再現するために、サポート支柱を取り付けてランディングギア展開状態を再現できます。
ガオファー
ファントムガオーは、ガイガーに代わってガオファイガーのコアとなるガオファーに変形できます。ガイガーは少し生物よりの体型だったのに対して、こちらはまさにロボットいった形状に。 変形過程は省きましたが、脚の付け根の構造が独特なので、変形させる際は少し面倒に感じるかもしれません。
頭部はガイガーとは違ったヘルメットを被ったような劇中の造形を再現。額のGストーンはクリアパーツが使用されており、顔ややサイドの部分もミスなく綺麗に塗装されていました。
ガイガーのギャレオンの頭部とは違って、近未来の飛行機の機首のような胸部造型を再現。腕にはギャレオンと同じくクローが装備されていました。胸部のファントムリング発生装置にダイキャストが使用されており、ガオファイガー変形の際は左右どちらかを押して回転させて形状を切り替えることができます。
背面はガオガイガーと同じくガオファイガーの腰パーツが備わっており、脚はガイガーとは対照的にスラスターのような造形が再現されていました。
ステルスガオーⅢ
ステルスガオーⅢはステルスガオーに似ているものの各部デザインが異なっており、それを再現するためにほぼ新規造形で製作されているようでした。
塗装などは問題なく綺麗に施されており、ステルスガオーではあったコックピットのクリアーパーツは未使用に変更されていました。
ステルスガオー内部にはガオガイガーと同じく頭部が収納されていました。
腕部分は後ろから押し出すと、手首が回転しながらせり出してくる劇中合体シーンの動きがギミックで再現されていました。
ドリルガオーⅡ
ドリルガオーⅡもほぼドリルガオーと同じと思ってましたが、ドリルの形状、コックピットの形状などほぼ新規で作られて再現されていました。
コックピットの窓はクリアーパーツが使用されており、内部は造形で再現されていました。
ガオファーなどとの合体の際には、接続部分を回転して収納することができます。
RGガオガイガー等と同じくドリルガオー後面を展開し、ガオファーの腕や脚を差し込んでドリル装備状態やガオファイガー合体に対応できます。
履帯は前後に動かせますが、ガオガイガーと同じく上から押さえつけての転がし走行はできないとのことでした。
ドリル部分は先端部分を左に回すと、連動して各部が画像の方向に回転するギミックが搭載されていました。
ライナーガオーⅡ
新幹線からロケットへと変更されたライナーガオーⅡは、6つの補助ブースターを側面にセットできます。
ライナージョイントで支柱と接続でき、側面の翼を展開して飛行状態を再現することができます。
装着した補助ブースターは、立てて上から押すと一度に外れるギミックが搭載され劇中合体シーンの再現ができます。合体するために一度に外すにはいいギミックかもしれませんね。
ガオファーとの合体
ドリルガオーの後面を展開してガオファーの腕を差し込んで固定することでドリルガオー装着が、高速飛行形態ジョイントBを装着してステルスガオーを背中に接続することで飛行形態を再現することができます。
ただガオファーの肩の関節の保持性がそこまで強くないので、単独でドリルを持ち上げた状態でポーズさせるのは難しそうでした。
高速飛行形態ジョイントBをセットして、ステルスガオー合体で飛んだ状態も再現できました。
(可動性)
ガオファー
顔は45度まで上がり、横にはわずかに傾きました。横には360度回転が可能でした。
腕は横には90度、ひじは90度曲がりました。また腕は肩下から360度回転し、肩パーツを動かせば腕も前後に360度回転も可能でした。
クローは上下ともに、前方に展開が可能でした。
腰のロックを外すと、左右にそのままだと100度、少し上半身を上げると360度回転できました。
脚は太ももが左右に20度ほど回転可能。
腰後ろのパーツは合わせたままだと80度ほどまで上がりました。
脚は前方に約90度、ひざは120度ほど曲がりました。横には120度まで開き、足はわずかに内側方向に可動域がありました。
高速飛行形態
先ほどのステルスガオーとガオファーの合体状態とドリルガオーを補助パーツで連結してスタンドをセットし、ライナーガオーをステルスガオーに接続して高速飛行形態に合体できます。変形過程は省きますがさほど問題はなく組み立てられ、スタンド二つで支えられていることもあり安定したディスプレイが可能でした。
ガオーマシン同士の連結はそれぞれ補助パーツを使ってしっかりと連結できました。
ガオファイガー
4機のガオマシーンが合体して、勇者王ガオファイガーが完成します。プロポーションはサンプル画像とほぼ劣化なく商品化されており、重厚なフォルムをカッコよく再現できていました。連結部位は以前レビューしたRGガオガイガーよりもしっかりと接続できるので、動かす際にパーツの分離などはしにくくなっていました。 なお合体過程は省きましたが、ライナーガオーをガオファーに差し込む際にどちらが表か裏か腕を引き出して確認するしかないのと、差し込むときと抜くときに非常に固くてやりにくかったことです。
ウルテクエンジン展開状態で撮ったので、収納状態はこんなふうに。
頭部はガオガイガーよりも少しトゲトゲしたデザインを良く再現しており、目の端のグリーンの部分なほおなど詳細に再現しかなりカッコよく仕上がっていました。
胸部もガオガイガーのギャレオンの頭部とは大きく違った独特な形状で、左右の排気口の造形など細かいところも再現されていました。
腰部分は艶ありのブラックカラーで塗装されており見栄えも良く、形状もガオガイガーよりもシャープになっていました。
肩はガオガイガーと同じく斜め上にせり上がった状態を再現。腕も同じく肘から下が重厚な造形かつ交換用ハンドで力強いフォルムを再現できていました。
ただ私の購入分では、動かしているとだんだん腕の重さで肩が下がってきたのが残念でした。
脚はガオファーの脚をドリルガオーに差し込む構造ですが、しっかりと固定でき足の部分もダイキャストパーツで接地性も高く自立しやすかったです。
背面も塗装や形状等に不具合もなく良い仕上がりでした。
(オプションパーツ)
ヘルアンドヘブン用ハンド、Gストーン左手首、ガオファイガー用可動手首
Gストーン左手首は上から光が入ると少し光ったように見えます。
ガオファイガー用可動手首(大)、ガオファー用交換用手首6種類
ファントムリング
リングジョイント、ファントムジョイント、補助棒、ステルスジョイント
マシン台座、マシン支柱それぞれ3個
強化支柱ジョイント、ガオファージョイント、高速飛行形態ジョイントA
ウルテクエンジンエフェクト(大)(小)
強化支柱B(左右)、ヘルアンドヘヴン用胸パーツ(左右)
ハンマー支柱(ゴルディマーグがないので今回は未使用)、ロゴプレート
ロゴスタンド、台座パーツ(左右)
専用強化台座
強化支柱A
ガオファイガー交換用頭部
交換用頭部は造形はほぼ同じですが、頭部に光を取り入れる窓がないのとガオファー頭部がない分可動性が向上していました。
比較
通常頭部は上から光を入れるとGストーンが光って見えるのですが、かなり光源を近づけないと光って見えなかったです。また通常頭部はガオファーのヘッドをセットするとG
ストーンがせり出すギミックがありましたが、私の購入分ではどこかひっかかっているのかあまりせり出しませんでした。
通常交換用どちらにも、Gストーンの中には小さいですがGストーンマークが見えるようになっていました。
強化台座
専用の強化台座は付属し、重量のあるガオファイガーをしっかりと浮遊状態でディスプレイが可能でした。
ヘルアンドヘブン対応ギミック
胸部パーツを交換し、肩のライナーガオーの一部を横に展開することで、ヘルアンドヘヴンの状態を再現できます。
ファントムリングと支柱を右腕に接続し、ブロウクンファントム発射状態を再現できます。同様に左腕にも装備でき、プロテクトウォール発動直前みたいな状態にもできそうです。
ガオガイガーと同様に、ステルスガオー表面の排気口の展開ができ、内部構造も再現されていました。
ウルテクエンジン起動時を再現するために、エフェクトパーツを左右にセットすることができます。
ガオファイガー可動性
首は上方向に30度、横には20度ほど傾き、左右には70度ほど回転が可能でした。
腕は横には70度ほど上がり、ひじは90度曲がりました。腕は肩下より左右に360度回転が可能でした。肘はRGガオガイガーのように前腕部にも可動部位を設けてもっと曲がるようにしてほしかったですね。
可動手首(大)は自由に動かせ、拳やプロテクトウォールの形状にも対応できます。親指は外れやすいですが、左右に広げられるのがホットトイズの可動指よりも優れていました。
腰は約45度ほど回転が可能でした。
腰はわずかに上に傾きますが、背中からしっかりと固定されているのでこれ以上は無理そうでした。
腰パーツは前方や側方に上げることが可能でした。ただ脚の位置によっては結構邪魔になることも。
脚は横には100度ほど開脚が可能でした。
脚は90度ほどまで上がる可動性がありますが、腰パーツに当たるのでそこまでは上げにくかったです。ひざは80度ほど曲げられ、脚は後ろに40度ほどまで動かせました。ただ脚の付け根の構造が独特なこともあり、方向によっては脚を開いたポーズで固定しにくかったりして少し扱いにくかったです。
ガオファイガー合体
凱「ファイナル・フュージョン!」
フェイスマスクが閉まる前も再現できるとよかったのですが、そうするとフェイスパーツがとれやすそうなので仕方がないのかもしれません。
ガオファイガー合体完了
凱「ガオ・ファイ・ガー!!!」
ナレーション(小林清志)「あらゆる脅威から人類を守るため新生したファイティングメカノイド、その名も勇者王ガオファイガー!!!」
凱「プロテクト・ウォール!」
凱「ブロウクン・ファントム!」
ヘル・アンド・ヘヴン
凱「ヘル!アンド!ヘヴン!」
凱「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ・・・」
ガイ「うぉぉぉぉぉ!!」
ガイ「はぁぁぁぁぁぁっ!!」
ガイ「でぇやああああああ!!!!」
ガイ「ふんっ!」
適当なエフェクトパーツがなかったのでなぜかあった何かのボール?で代用
以上、バンダイスピリッツ 超合金魂 ガオファイガー レビューでした。
(総評)
価格は以前発売のガオガイガーよりも高価でしたが、ガオファーと他のガオーマシンの造形は作りも良く、ガオマシン単体でも補助ロケットパージやドリル回転などのギミックが搭載され合体過程などをより再現できるようになっていました。またガオファーとガオマシンとの合体やガオファイガー合体に加えて、高速飛行形態への合体とプレイバリューもさらに広がっていました。ガオファイガーは合体時に26センチを超えるサイズで、顔の造形やプロポーションや塗装など細部造型も作りこまれていました。またオプションパーツによってヘルアンドヘヴンやブロウクンファントムなどの劇中のポーズも再現可能でした。私は未所持ですがゴルディオンハンマーやディバイデイングドライバーなどを装着することも可能なので、そららを持っている人はさらにプレイバリューが上がります。
一方で脚(特に股関節)がガオファーの構造上動かしにくかった点と、合体時にライナーガオーが結構硬くはまって分離しにくかったことです。また私の購入分だけかもしれませんが、ライナーガオーの補助ロケットのうち二つがスプリング不良や接続部が外れやすかったり、接着不良のあるパーツなどボリュームが多い分不具合個所も多かったのが気になりました。高価なものだけに品質はしっかりと管理してほしかったです。
今後の情報はガオガイガーの再販が決まっているようですが、内容が同じで価格が初回発売より1万近く上がってガオファイガーよりも高くなっているのがネックですね。再販に合わせて、ゴルディマーグやオプションパーツセットも合わせて予約開始になりそうですが、この後ジェネシックガオガイガーまで行くのかどうか気になります。まああのジャキジャキのフォルムだとガオファイガーの値段ではすまさそうですが・・・
それでは今回はこれにて。
超合金魂 GX-104 ガオファイガー 「勇者王ガオガイガーFINAL」(駿河屋)