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ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、S.H.フィギュアーツ オレンジピッコロのミニレビューとなります。
(全体像)
映画「ドラゴンボール超 SUPER HERO」より、オレンジピッコロがS.H.フィギュアーツブランドから発売されました。オレンジピッコロは神龍によって潜在能力を解放されたピッコロが、さらに神龍が付与した「おまけ」によって強化された変身形態です。潜在能力解放状態でも苦戦したガンマ2号を一撃で戦闘不能にできるパワーを持ち、原作者の設定では現時点の悟空(身勝手の極意?)に匹敵する戦闘力だそうです。
フィギュアでは全長が約19cmで通常版ピッコロよりも大型化しており、体型も筋肉質になり劇中イメージを良く再現していました。カラーは頭部と胸部、腕部に2種類のイエローカラーが使用されており、衣装はパープルカラーで塗装されていました。胸部部分の衣装は軟質素材が使用されており、中の胸部部分の造形も省略されずにしっかりと造形&塗装されていました。
(各部)
顔は通常版に比べてかなりいかつくなった形状が再現されており、触角も同様に上に向いた形状が再現されていました。、
顔の造形はほぼ劇中イメージ通りで、目や額、目の下のプリントも綺麗に処理されており、目の横や口下にも凹凸が造型されていました。
耳や後頭部の形状も違和感なくしっかりと造型されていました。
胸部の衣装は孫悟飯ビーストと同様に軟質素材になっており、内部の胸部や腹部もしっかりと造形も塗装もなされていました。ただ見栄えはいいのですが、やはり肩の可動性に少し干渉するのが残念でした。
腕は頭部や胸部とは違ったオレンジがかったイエローカラーになっており、膨れ上がった筋肉が造形で再現されていました。ちなみに腕は肩から下を取り外すことができ、セルマックスに消し飛ばされたダメージ腕や腕を伸ばしたパーツなどに今後対応できるのかもしれませんね。
腹部の腰巻は別パーツになっており、股から太ももにかけて衣装についたシワも造形で再現されていました。
膝より下は多くのしわの形状が再現されており、靴部分と衣装の間に見えるピッコロの脚もしっかりと再現されていました。
背中にはオレンジピッコロ発動時に背中に浮かび上がった状態を再現。ちなみに軟質素材の服が脱がせれば劇中最終盤の上半身裸に近い状態にできそうでしたが、衣装が背中でしっかりと接着されているので着脱はできないのが残念でした。
尻は通常ピッコロよりもボリュームアップした形状を再現しており、脚部分も多くのしわを造形で再現されていました。
(比較)
ピッコロ(SUPERHERO版)と比較。悟空らより高身長なピッコロと比較してもさらに一回り大きい体型で、共通パーツもなく完全新規造形で製品化されていることがわかりますね。
(オプション)
ハンドは開きが2種類付属し、アルティメット孫悟飯用のかめはめ波エフェクトパーツ用ハンド(手のひら中央に凸部あり)が左右付属します。
アルティメット悟飯用かめはめ波エフェクトパーツは一か所が専用ハンドに接続でき、かめはめ波発動直前ポーズを再現できます。ただエフェクトの伸びた光のパーツ部分が割と外れやすかったのが気になりました。
ピッコロの叫び、くいしばり、笑みの2種類のヘッドが付属します。どの表情も劇中から違和感ない良い出来で、特に食いしばりや叫びは口の歯や中までしっかりと造形塗装されていました。ただ笑みの表情は、劇中終盤の悟飯ビーストと話すシーンとは目線が逆なのが気になりました。
(可動性)
頭部可動性はそこまで広くはありませんが、前後左右ともにそこそこ可動できました。
腕は横には90度上がり、腕は前後に360度回転が可能でした。
腕は肩から引き出す機構になっており、衣装の干渉があるので大きくは無理でしたが腕をまっすぐに前方に伸ばすことができました。
胴体は引き出し機構などはありませんでしたが、前後に40度、30度曲がり、横には20度傾き左右に360度回転が可能でした。
脚は前方に90度上がり、ひざは150度ほど曲げられました。横にはほぼ90度上がり、靴はつま先が50度ほど上がり内側に30度ほど曲げられました。
脚はよそ側に90度ほど回転でき、内側に30度ほど回転できました。
(そのほか)
肩部が若干低いものの、全体的な可動性が高く幅広いアクションポーズに対応可能。ただ魂ステージなどでは浮遊した状態でのディスプレイは重すぎるので、バンダイからもより重いものに対応できるスタンドが出てもいいかもしれませんね。
エフェクトパーツはアルティメット、ビーストどちらでも違和感はなく使用できそうです。
劇中風
ガンマ二号の連続パンチをものともしないオレンジピッコロ
ガンマ2号を一撃でノックアウト
戦いが終わり、悟飯ビーストと会話するシーン
それぞれブウに敗北、セル第一形態に敗北してから長らく悟空やベジータとの差が大きくほぼ2軍落ちになっていた二人ですが、今回のパワーアップで悟空らに匹敵するパワーアップを令和になって遂げました。今回の映画ではありませんでしたが、今後2人が同じ大きさで共闘するシーンも見てみたいですね。
以上、S.H.Figusrts オレンジピッコロミニレビューでした。
(総評)
今回のフィギュアはすべて新規造型で劇中の体格の良さを再現できており、胸部の衣装部分も軟質素材を使用して再現されていました。頭部はほぼサンプルや劇中イメージ通りになっており、劇中での印象的なシーンにほぼ対応できます。可動性も肩の可動性が少し低いものの全体的に高く、関節も適度に硬くポーズもつけやすかったです。オプションパーツでは悟飯用のかめはめ波エフェクトパーツと専用ハンドが付属し、アルティメットやビーストに使用できます。
気になった点はピッコロ用のオプションパーツが少ない点ですが、せっかく胸部の衣装が別パーツになっているので着脱できる仕様で劇中終盤も再現できると完璧でしたね。気になる点はありましたが、セル第一形態に破れた後ずっと二軍落ちしていたピッコロが一線に戻ってきた最強形態なので、映画を見た人や以前からピッコロが好きな人にはおすすめできるフィギュアだと思います。
現時点でSUPERHEROからのフィギュアーツはこれ以上発表されておらず今回で一旦完了のようです。あとセルマックス出るのならば、劇中戦闘を再現するためのオレンジピッコロと同サイズになるのかもっと大きいのか気になります。
それでは今回はこれにて。