
今回は、
「ULTRA-ACT ウルトラマンマックス」の代行ミニミニレビュ―です。
2005年に放送された特撮番組
「ウルトラマンマックス」の主人公
「ウルトラマンマックス」の「ULTRA-ACT」です。
個人的に、
「ウルトラマンマックス」に対し、
前番組の「ウルトラマンネクサス」の反省を踏まえ、
原点回帰を目指した作品と言う事で、
人気のあった作品と
勝手に思い込んでいました。
しかし、
「ネクサス」がひねり過ぎであったものの、
その分異彩を放っていたのに対し、
「マックス」はそれこそ毒にも薬にもならず、
散々な結果であった事を
大分後になって知りました。
「レッドキング」・「アントラー」・「ゼットン」・「エレキング」等の
「ウルトラマン」ではお馴染みの「怪獣」を多数登場させたものの、
余り人気が出なかったようです。
また、
「ウルトラマンティガ」以降の作品では定番となっていた
「モードチェンジ」が、
「マックス」には登場せず、
パワーアップは、
新武器である
「マックスギャラクシー」のみでした。
登場する「DASH」のメカも、
「ネクサス」の打ち切りの関係で、
急場しのぎでデザインされた印象で、
あまりかっこよくありませんでした。
また、
上記の「マックスギャラクシー」を届けに来た
「ウルトラマンゼノン」の扱いも
納得できませんでした。
「ゼットン」に苦戦する「マックス」の元に駆け付けるも、
大して戦わないまま、
「マックスギャラクシー」を授けて、
帰って行きました。
そして「ゼノン」が再登場したのは、
最終回で、
地球を去った「マックス」を
迎えに来る場面のみでした。
クライマックスで、
「マックス」が大ピンチに陥っていたのに、
なぜ助けに来なかったのかと思いました。
不満ばかり書き連ねましたが、
放送当時全話視聴した中で、
お気に入りのエピソードも
もちろんありました。
ファンの間では、
「マックス」の中の名エピソードと言うと、
「実相寺昭雄監督」の担当した
第22話「胡蝶の夢」と
第24話「狙われない街」、
「三池崇史監督」が担当した
第15話「第三番惑星の奇跡」
が挙げられる事が多いと思います。
(24話では、敵である「メトロン星人」が、
「人類は勝手に退化して自滅する」と確信して、
「マックス」と戦わずに母星に帰ってしまいました。
何となくすっきりしない締め括り方だと
放送当時は思いました。
しかしその後「ウルトラマン列伝」の一編として
放送された際、
司会の「ウルトラマンゼロ」が
「メトロン星人」が、
人類が自滅すると確信した事について
「俺は信じている!君達の作る未来は、きっと素晴らしい世界になるはずだ!」
と言う台詞を聞いて、
気持ちがすっきりしました。)
ですが個人的には、
第25話「遥かなる友人」が
一番のお気に入りのエピソードです。
後に続く者のために犠牲になろうとする異星人と、
彼をありのままの姿で受け入れようとする少年との
友情が描かれ、
とても強く印象に残りました。
また、
「マックス」のナレーションは、
俳優の「佐野史郎さん」が担当され、
作品にぴったりだと思いました。
それに本作には、
「黒部進さん」・「桜井浩子さん」・「二瓶 正也さん」等、
第一作の「ウルトラマン」の
主役の面々がレギュラー出演し、
それ以外にも
「森次晃嗣さん」・「毒蝮 三太夫さん」・「真夏竜さん」等
「ウルトラシリーズ」縁の人達が出演し、
興味深かったです。
そして本作には、
現在ドラマや映画で活躍している
「満島ひかりさん」が、
「DASH」のオペレーター担当のアンドロイド
「エリー」役で出演していました。
「マックス」撮影当時の
「満島さん」には、
いくつかの逸話があったそうです。
「満島さん」は、
「実相寺昭雄監督」が
担当した回の撮影が
特に楽しかったそうです。
第22話「胡蝶の夢」では、
劇中で登場する
「怪獣のミニチュア」の制作にも携わり、
とても楽しんでいたそうです。
またそれだけではなく、
「満島さん」は、
話の内容について、
「実相寺監督」に意見し、
周囲のスタッフを唖然とさせたそうです。
変わり者で知られていた
「実相寺監督」に正面切って主張し、
特に怒りを買う事もなかった
「満島さん」の姿を見ていた人達は、
彼女が将来大物になる事を
予感したそうです。
そして、
第16話「わたしはだあれ?」で、
アンドロイドである「エリー」が
ラストで涙を流す場面に疑問を感じた
「満島さん」は、
担当した「三池崇史監督」に
理由を尋ねたそうです。
すると「三池監督」は、
「…オイル漏れ?」
と言ったそうです。
「DASH」のメンバーには、
私が好きだった刑事ドラマ「刑事貴族」で
「村木拓刑事」を演じた「宍戸開さん」が
「ヒジカタ・シゲル隊長」役で、
「仮面ライダークウガ」で
「グロンギ怪人(人間態)」を演じた
「小川信行さん」が
「コバ・ケンジロウ隊員」役で、
出演していました。
そして本作には、
本放送一回限りの映像として、
「ゴジラVSガメラ(ソフビ)」の場面が
登場しました。
結果として振るわなかったものの、
「ウルトラマンマックス」にも、
きちんとしたテーマが込められたエピソードが
いくつもあるので、
「ウルトラシリーズ」の1本として
今後も残していってほしいと思います。
前置きが長くなりましたが、
レビューです。
※本レビューには、
作品の設定と異なる内容の写真が含まれますが、
飽くまで趣味として撮影した物なのでご容赦願います。「ウルトラマンマックス」TEAM DASH with Project DMM
※動画投稿者の方へ、ありがたく使わせて頂きます。(全体図)




(付属品)

交換用手首(右4種・左3種)
マックスギャラクシー
ギャラクシーソード
マクシウムカノン再現パーツ
マクシウムソード
カラータイマー(青Ver.・赤Ver.)
ディスプレイ用ジョイントパーツ
(「頭部」アップ)






「ウルトラセブン」を彷彿とさせる
「頭部」がきちんと再現されています。
(「胸部」アップ)
(カラータイマー青)

(カラータイマー赤)

胸の「カラータイマー」は、
「青Ver.」と「赤Ver.」に交換できます。
(「背部」アップ)



「背部のパーツ」を取り外して、
「ディスプレイ用ジョイントパーツ」に
交換できます。
(ディスプレイ)

「ディスプレイ用ジョイントパーツ」に
別売りの「魂STAGE ACT.4」のジョイントを取り付け
ディスプレイする事ができます。
(マクシウムソード)


「ウルトラセブンのアイスラッガー」を連想させる武器
「マクシウムソード」が付属します。
「専用の持ち手首(右手のみ)」に
持たせる事ができます。
(マックススパーク)


主人公「トウマ・カイト」が
「マックス」に変身する際に用いるアイテム
「マックススパーク」が再現されています。
(マクシウムカノン)


「マックススパーク」を
「マクシウムカノン再現パーツ」に交換する事で、
「マクシウムカノン」を放つシーンを再現できます。
(マックスギャラクシー)


「ウルトラマンゼノン」から授けられた新必殺武器
「マックスギャラクシー」も付属します。
「マックスギャラクシー」は
「交換用手首(右手)」と一体化しています。
(ギャラクシーソード)


「マックスギャラクシー」を用いて使用する必殺技
「ギャラクシーソード」を再現する事ができます。
「マックスギャラクシー」に
「ギャラクシーソード」を取り付けます。
(ポーズ)


(総評)
(長所)
「甲冑をまとった」感じのデザインが、
忠実に再現され、
可動の邪魔にならないように
配慮されていたと思います。
心配だった、
「足の付け根の関節が緩い」
という問題もありませんでした。
「胸のカラータイマー」が、
これまでの物と比べ大きめな事もあり、
交換しやすかった点も
良かったです。
「背部」に
「ディスプレイ用ジョイントパーツ」を取り付ける際に
取り外す「蓋」が、
同シリーズの「ゾフィー」と比べ、
外れにくくなっている点もうれしかったです。
「マクシウムソード」が付属する点も
良かったです。
新武器「マックスギャラクシー」だけでなく、
「ギャラクシーソード」も再現できる点が、
ファンのツボを押さえていると
感じました。
(短所)
今回最も不満だった点は、
事前にイベントで参考出品された
「ウルトラ6兄弟」を差し置いて、
「マックス」が
先にリリースされた事です。
人気で言えば、
「6兄弟」の方が明らかに上であるにも
関わらず、
なぜ後回しにするのでしょうか?
せめて、
イベントで参考出品された
「ウルトラマンネクサス(ジュネッス)」と
「ウルトラマンノア」をリリースしてほしかったです。
そして、
せっかく「マックス」を出すなら、
強敵だった
「完全生命体イフ(第4形態)」を
一緒に商品化してほしかったです。
そして、
「左腕のマックススパーク」が、
「マクシウムカノン再現パーツ」に
交換した後では、
しっかりと接続できなくなってしまう点が
残念でした。
同シリーズの「ウルトラマンメビウス」で感じた
「メビウスブレスがポロポロ外れる」
という問題点が、
改善されなかったため、
今回の「マックススパーク」でも
同じ事が起きてしまったのだと思いました。
それと、
「マクシウムソード」は、
手に持たせる物だけでなく、
「投げた状態」
を再現した物を付属させてほしかったです。
同シリーズの「ウルトラセブン」の
「アイスラッガー」のように、
「手首と一体化したエフェクトパーツ」ではなく、
「魂STAGE」にジョイントできる
「エフェクトパーツと一体化したマクシウムソード」
を付けてほしかったです。
そして、
これは個体差だと思いますが、
「腹部の関節」と
「首の関節」・「頭部と首の接続部」が
外れやすく遊びづらかったです。
今回は、
商品の出来具合以前に、
リリースの順番に対し
不満を感じてしまいました。
現時点では、
上記の「ウルトラ6兄弟」については、
2012年10月発売の「A」以降情報がありません。
それ以外の
イベントで参考出品された物も含め、
2012年11月以降の発売予定の商品に
「ULTRA-ACT」はありません。
ここ最近、
メーカーのホームページで、
発売当月になった商品を
紹介するコーナーや、
雑誌で発売直後の商品を
紹介する記事が掲載されています。
しかし、
相変わらず、
今後のラインナップについては
「続報を待て」
「乞うご期待」
「現在企画制作中」
の記載ばかりで嫌になります。
メーカー側は、
シリーズ終了を明示せずに、
「ULTRA-ACT」が
自然消滅する事を狙っているのでしょうか?
新ブランド
「12"PM」が始まり、
ますます「ULTRA-ACT」が
なおざりにされそうな気がします。
今回、
リリースの順番に対して不満があったものの、
「ウルトラマンマックス」が
「ULTRA-ACT」で商品化された事自体は、
うれしく思います。
何とかシリーズが継続する事を
切に願っています。
簡素なレビュ―で申し訳ありませんが、
今回はこれまで!
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