ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今年、日本でのホットトイズの最終発売になるであろうホットトイズ アベンジャーズ キャプテンアメリカが発売されました。前作、ファーストアベンジャー版では、関節の固さや可動性の低さ及び付属品の少なさなどがありましたが、今回はどのように改善されているのかが気になります。キャプテンアメリカ ファーストアベンジャーから引き続いて、キャプテンアメリカ=スティーブ・ロジャースを演じるのは、クリス・エヴァンス氏です。今回は彼の素顔のヘッドも付くので、その完成度も気になります。 それではレビューを始めます。
(箱)
ケースの仕様はホークアイとは違っています。表面にはキャプをイメージしたであろうブルーを基調にした色で、キャップの写真が描かれています。
(全体像)
今回のアベンジャーズ版は、ファーストアベンジャーズ版と比較してかなりスリムになった感があります。デザイン的には前作よりも衣装は近代的にリニューアルされ、劇中に出てきたゴールデンエイジ版に似ています。スリムになった分、見た目だけでなく各部の可動性も向上しています。
(ヘッド)
通常ヘッド
通常ヘッドは前作に比べ、デザインをかなりリニューアルしています。瞳や皮膚の部分の質感は相変わらず高いです。
マスクなしヘッド
キャプテンアメリカを演じるクリス・エヴァンス氏の素顔のヘッドです。レスキュー版と比較すると、ヘルメットをかぶせる必要がないこともあり、髪のボリュームがこちらのほうがより自然に仕上がっています。金髪の塗装も見事です。
口の中の歯まで再現されており、詳細まで丁寧に仕上げられています。歯を食いしばったような感じの表情なので、戦闘シーンなどに非常に利用価値が高いヘッドだと思います。
各部アップ
胸の星はサンプル写真と比べると若干左に寄っているような・・・。肩のパーツと同様に、金属の質感が再現されています。
腕のグローブは革製様の質感を塗装で再現しています。
ブーツは、グローブと同様に金具の部分などを塗装で再現されています。
背面には、スーツのファスナーも再現されています。
腰のベルトには、正面のバックルとポシェットが再現されています。一応ベルトは取り外せますが、接合部は少し耐久性が悪そうなのであまり取り外さないほうがよいかもしれません。
(オプション)
差し替え用ハンドパーツ(×6)とジョイント4個
ハンドパーツは6種類付属し、楯を持つ左右持ち手、ハルクに「暴れろ(Smash!)」と言った時の人差し指を立てたハンドなどが付属します。
シールド
こちらのシールドはバトルダメージがなく金属のような光沢があります。後ろには前作同様に腕に通すためのバンドが付属しています。
バトルダメージ版シールド
こちらはシールドの表面に、艶消しとバトルダメージの塗装で処理されています。
エイリアンの武器
劇中ではチタウリが使用していたビームガンです。
ところどころにすれたようなダメージ処理がしてあり、質感は高いです。
ハンドを外してキャップの腕に装着することができます。多分他のフィギュアでも装備可能だと思います。
しかし、劇中ではキャプテンはこの武器はチタウリから奪い取ったものの一度も劇中で使用していないので、映画のスピンオフドラマにあったカップルを再現するにはいいかも。
フード
劇中でも登場したフードも付属します。
襟の中にあるボタンに取り付けるようになっています。ただ、一度はめると外しにくいので、壊さないように注意が必要です。
スタンド
他のフィギュアと同様に、フィギュアの名前とアベンジャーズのタイトルロゴが描かれています。
可動性
首の可動性は前後左右に良く動きます。今回のものはマスクをかぶったほうは首と頭が分離されておらず、ロジャースのヘッドのほうが可動性はさらに高いです。
肘の可動性は90度以上、肩は90度程度です。前作ではかなり関節が固かったこともありますが、今回はスムーズに動かすことができます。
腰は前後に屈伸可能で、左右にもある程度動かせます。
股関節はスーツの影響でそこまで大きく開くことはできないようです。これは惜しいと思います。ちなみにブーツ部分の可動性はほとんどありません。
(そのほか適当に)
「Hulk, smash!!!] 日本語訳「ハルク、暴れろ!」
ファーストアベンジャーズの国債購入促進のポスターのまね
(アベンジャーズ・アッセンブル3人)
アイアンマンマーク7、ホークアイ、キャプテンアメリカあとソー、ハルク、ブラックウィドーが揃う日が待ち遠しいです。
(20121224追加分)
(ファーストアベンジャーズ版との比較)
前作と比べて、アベンジャーズ版はかなり服装が薄くなって体型がスマートに見えます。そしてファースト版はかなり関節が固くてポーズがつけづらい上に、衣装の干渉で可動域も狭いです。衣装の違いが大きいですが、アベンジャーズ版ではこれらの点はかなり改善していました。
(そのほか画像追加)
アベンジャーズ追加
劇中でチタウリの攻撃を受け倒れるキャップのつもり
(20121224 追加分終わり)
以上、ホットトイズ アベンジャーズ キャプテンアメリカ レビューでした。
(総評)
良かったところ
全体の可動性が前作に比べ向上
前作に比べオプションが豊富に付属
クリス・エヴァンス氏のヘッドの完成度は秀逸
気になったところ
股関節の可動性がもう少し高いと良かった
フードの取り外しには注意が必要
ファーストアベンジャーズのフィギュアに比べて、可動性、オプションなどすべての点で向上していました。また、前作では付属しなかったマスクを外したヘッドが付属したことで、劇中での戦闘シーンを再現したディスプレイできます。楯も二種類付属しており、オプションは十分な充実度だと思います。またフードが付属したことで、基地での服装を再現することもでき、多数の場面の再現が可能です。
おおむね問題はないのですが、できればズボンに余裕を持たせて股関節がもう少し動かせるようになっていたらというところと、フードの接合部分が破損しやすそうなのが気になりました。少し残念な点もありましたが、前作のフィギュアを凌駕する完成度であり、大人気だったアベンジャーズのキャップフィギュアではもちろん決定版であり、劇中での奮戦するキャップを十分に再現できるフィギュアと思います。
今後のアベンジャーズ関連のフィギュアは、今後はブラックウィドー、ソー、アイアンマンマーク7、ロキ、コールソン、チタウリなどが今後予定されています。今後も高い完成度のフィギュアのリリースに期待がかかります。
しかし、コールソン捜査官まで出るのならば、こうなったらマリア・ヒルさんもフィギュア化してもいいと思いますが、それは今後に期待したいですね。
それでは今回はこれにて。
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