ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
ホットトイズから映画アベンジャーズよりハルクが発売されました。ハルクはアベンジャーズ以前も単独の映画が二作作られていますが、今回はマーク・ラファロ 氏が演じてアベンジャーズに出演しました。アベンジャーズでの活躍が好評のため、現在は再々度映画化が企画されているとのことです。 ハルクは、アベンジャーズの中でも最大級のパワーを誇り、味方としては非常に頼もしいヒーローです。しかし、バナーはハルクになると自身ではコントロールできないことがあるため、暴走すると他のヒーローでも抑えるのが難しい面があります。劇中では、ロキの挑発によって一度暴走するもソーによって抑えられ、チタウリ来襲の際にはバナー自らの意思で変身して、多数のエイリアン軍相手に大活躍しました。 ホットトイズのアベンジャーズフィギュアとしては最後になるハルクですが、最後ということで、その完成度の高さに期待が高まります。
それではレビューを始めます。
(全体像)
全長は約45センチあり、昨年出たアイアンモンガーとほぼ同じ大きさです。劇中の巨大な体躯が再現されています。全身には血管や毛、爪などが造形と塗装で再現されており、それ以外の皮膚部分にも塗装がなされています。
(ヘッド)
ヘッドは歯を食いしばった表情になっています。歯や歯茎、唇などもひとつずつ詳細に塗装及び造形されて再現されています。また、顔の表面には汗のような水滴様の塗装がなされており、戦闘の際の汗をかいた状況のように見えます。
(眼球可動システム)
頭のパーツを外すと、左右の目の位置を移動させることができる眼球可動システムが搭載されています。
DXバットマンやジョーカーのように両目が連動して動きませんが、上下左右に自由に目線を変えることができます。
利用価値は低いですが、白目にしたり、上下互い違いにしたりもできます。ただ、目が奥にあることや顔の表情もあり、目の位置が少し離れると見えづらいというのがちょっと残念です。
髪の部分のヘッドパーツとの接合部も目立たないように作られていますね。
( 各部)
(胸)
胸には胸毛が造型と塗装で再現されています。
右肩
腕には、筋肉や血管も再現されています。
左肩
肩には血管と陰影を造形と塗装で再現しています。
筋肉隆々の腕の再現性は見事ですね。
ハンド
ハンドパーツは、標準で握り手が付属します。
オプションで、開き手が付属します。
手の爪や爪周り、関節部のしわなど、詳細に塗り分けてます。
手の指は親指以外は前後に可動します。内側には写真くらい、外側にも少し曲がります。左右にも少しですが広がります。
背筋
背中の筋肉隆々の肩や中央部の皺にあわせた塗装がなされています。
ズボン
ズボンは、劇中通り無理に変身しても破れなかったもののパチパチになっている状態を再現しています。膝上の部分は破れており、破れ部分のスレやちぎれも違和感なく処理されています。
足
足はこちらも微妙な皮膚の色を塗装再現しており、爪の周りや爪まで塗装されて仕上げられています。
(可動性)
首
ヘッドと首の接続部はさほど可動性はありませんが、首は前後左右にポーズにあわせてかなり大きく動かすことができます。
肩
肩は前後には360度回ります。
脇は約70度開くことができますが、開いたまま肩を動かすと周辺のすれの原因になるので注意が必要です。
肩部分は前後左右に少しですが移動させることができます。より腕の可動性が向上しています。
肘
肘は約70度曲げることができます。
腹胸
腹と胸の分割部で、左右に360度回すことができます。
腹部は左右に少し曲げられます。
前後にも曲げることができます。ただ、胸を反らせた場合には、ズボンのあいだから内部が見えてしまうことがあります。
股関節
足は前後左右に70度動かせます。若干余裕がありげですが、無理にこれ以上開くと故障の原因になりそうです。
踝
膝の可動性はここも約70度くらいだと思われます。
踝の可動性は、写真のとおりさほど高くはありませんが、前後左右に少し動くのである程度の接地性があります。
(そのほか)
(アベンジャーズ)
シールド空中要塞暴走したハルクとブラックウィドーのような写真
VSロキ
ハルク「それでも神か」のような写真
それにしても、劇中でハルクにたたきのめされても死なない神の耐久力の高さには驚きです。
キャップと
アベンジャーズ アッセンブル
ようやくアベンジャーズがホットトイズで集結しました。どれも完成度が高く納得のフィギュアでした。 以上、ホットトイズ アベンジャーズ ハルク レビューでした。
(総評)
よかったところ
全体のハルクの身体の質感を再現
予約時には公表されていなかった眼球可動システムを搭載
手指が可動
気になったところ
表情違いのヘッドがあればより良かった
他のヒーローとは違う、衣服をまとわない裸の体の質感を、塗装と造形を駆使して再現しています。肌の色、各部の毛、血管、筋肉の造形などよくできていると思います。ズボンも劇中のような敗れた状態を再現されており、首、腕、脚などの可動性も見た目よりも高く、多くのポーズに対応できます。 そして予定では書かれていなかった眼球可動システムが搭載され、アベンジャーズフィギュアでは唯一目の位置を自由に変えることができます。手の指も親指以外は可動できるので、ものを掴むなどといった動作も再現できます。 もともと武装や武器もないハルクなので付属品が少ないのは仕方ないですが、できれば叫んでいる別ヘッドなどがあればよりポーズの幅が多くなると思いました。
値段が高いのと場所をとるのがネックですがフィギュアとしての完成度は高いので、アベンジャーズを集結させるのならば購入してもいいと思います。
それでは今回はこれにて。
(関連レビュー)
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