ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、ホットトイズ アイアンマン3 ウォーマシン・マーク2 レビューです。
ホットトイズからアイアンマン3 ウォーマシン・マーク2が発売されました。このウォーマシンは劇中には出てこず、これがリペイントされたものがアイアンパトリオットになっています。 前作のウォーマシンはアイアンマンマーク2にハマー社の武装を追加したどちらかというと フルアーマーアイアンマンといったフォルムでしたが、今回のウォーマシンは背中のキャノン砲以外は すっきりしたデザインをしています。このフィギュアはホットトイズの初ダイキャストフィギュアということで、 どのように仕上がっているのかが注目です。 それではレビューを始めます。
(全体像)
前のウォーマシンと比べて、かなり武装が減ってスリムになっています。ホット初のダイキャストを使用したフィギュアで、半分以上のパーツがダイキャストを使用しているようです。ダイキャスト部分の質感はもちろんですが、それ以外のパーツも違和感ないように塗装されて仕上げられていました。
(ヘッドアップ)
ヘッドは一つのみで、今回はヘッド自体にライトアップ機能が搭載されています。
ヘッドはサンプルと変更のない仕上がりでした。
(各部)
ダイキャストパーツ等の使用により、質感の高いアーマーを再現しています。ダイキャストパーツとそれ以外の素材のパーツとの違和感もなく見え、腕等のマーキングなども綺麗に再現されています。塗装等の問題もありませんでした。
ライトアップ機能
目のライトアップは、頭部中央のカバーを開けてスイッチをONにすると点灯します。
カバーの着脱が若干外れにくいことがあるので、スイッチ操作に若干手間がかかるところが残念でした。
胸のアークリアクター及び手も同様にライトアップが可能です。ただどのアイアンマンフィギュアもそうですが、光の量ははじめは申し分ないですが、少し点灯しているとだんだん暗くなってきます。
(キャノン砲)
背中にはキャノン砲をセットできます。
接続箇所は背中の溝に沿って5ヶ所あるので、それぞれの部分に差し込んでセットします。
(オプション)
ハンドはリパルサー発射用、握り手、指可動手、敬礼手が付属します。
左腕は、マシンガン展開状態に付け変えることができます。
台座
台座は格納庫風の地面が再現されたものになっています。このフィギュアは重いので、スタンドの支柱もほかのフィギュアのものよりもしっかりとしています。
ウォーマシン設置状態
クリップはかなり挟み込む力が強いので、重いウォーマシーンを浮かせて支えることもできます。
床の部分は脚に合わせて、足の置き場の幅を変えることができます。あと、台の側面はライトアップできます。
首は上方に大きく、左右にも可動は問題なく動かせます。首を前後に動かして、頭部の位置を前後に移動できます。
肩の可動性
肩は下に引き下げることによってより幅広い可動域に対応できるようになりました。
肩等とボディとの接触が若干気になりますが、マーク7まで改善されなかった可動域が改善されていました。
肘の可動性
腕を下に引き出すと可動性が向上し、110度くらい曲げることができるようになりました。
腹は上下に二段階展開することにより、前後の可動に対応できるようになります。
足の可動性
スカートは上に持ち上げることにより、足の可動性妨げないようになりました。
両足を下に引き出すことにより、より前方への足の移動が可能になりました。
両足を引き出すことにより、脚をより前方に可動できるようになり、約90度脚を上げることができるようになりました。これにより、いままでのアイアンマンよりも多数のポーズに対応しやすくなりました。膝も約90度曲げることができます。
ただ、股関節の保持性がダイキャストのせいか低めなので、足を大きめに開いた状態などでの自立等は、スタンドを使ったほうがより安定してディスプレイできる感がありました。
足の裏は、下に引き出すことにより、接地性を高めることができます。
アベンジャーズのロキと
映画アベンジャーズのときには、ウォーマシンは別のところで戦っており、ニューヨークの戦闘には参加できなかったとなっているそうです。アベンジャーズ2ではウォーマシンが出るとの情報もありますが、多分新アーマーを出しそうな気がするので、その際はまたホットから別のフィギュアが出そうな気が・・・
以上、ホットトイズ アイアンマン3 ウォーマシン・マーク2 レビューでした。
(総評)
よかったところ
ダイキャスト使用により、質感の向上と重量及び自立安定性の向上
肩、肘、股関節等のアイアンマンと比較して可動性が向上
気になったところ
股関節の保持性
ライトアップスイッチがすべてカバーの中に位置
ホットトイズ初のダイキャストフィギュアのため、どのような出来になるか気になりましたが、ダイキャストとそのほかの素材パーツとの違和感もなく、いままでのアイアンマン以上の質感を再現したフィギュアに仕上がっていました。また、重量の増加によって自立させた際の安定性が向上しており、いままでのものよりも自立させやすくなりました。可動性はいままでのアイアンマンと比較して、肩、肘、腹、股関節で改善され、より広範囲の可動に対応できるようになりました。
気になった点は、肩や首、膝等の関節の可動及び保持性は良いのですが、股関節がフィギュアの重さに負けて前後左右に保持性が低いところです。先日レビューしたケルティックプレデターのようにクリック関節等をつけてくれるとよかったと思います。 あとはライトアップスイッチがすべてカバーの中になるので、いちいち開くのがめんどうなところです。
今後は別カラーリングとローズヘッドが付属するアイアンパトリオットの発売が控えていますが、カラフルなパトリオットより無骨なカラーリングが好きならばこちらのほうがいいかもしれません。
今回のフィギュアのギミック等はアイアンパトリオットとマーク42に継承されると思うので、これらもより完成度を高めたフィギュアになると期待できると思います。ただ、ダイキャストパーツのため重量が増加しているので、今度出るアイアンパトリオット、マーク42、ロボコップなどには股関節の強化を期待したいです。
それでは今回はこれにて。
ホットトイズDIECASTアイアンマンマーク7(楽天) (ヤフー) (駿河屋)
ホットトイズ アイアンマン フィギュア各種 駿河屋 (楽天) (ヤフー)メルカリ (amazon)