ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、ホットトイズ ローン・レンジャー トントのレビューです。
ホットトイズから、ローンレンジャーのトントが発売されました。ローン・レンジャーは1960年代にドラマが放送され、人気を博した西部劇です。このフィギュアは2013年にリメイクされたもので、主人公はローン・レンジャーでその相棒である悪霊ハンターであるトントをジョニー・デップが演じました。変わった役を演じることが多いジョニーデップですが、今回の特徴的な衣装やメイク等をどこまで再現しているのかが気になります。
それではレビューを始めます。
(全体像)
かなり派手なアメリカ先住民(インディアン)の衣装風の全体像ですが、その特徴的な髪の毛、腕の入れ墨、装飾品が詳細に再現されています。
頭にはカラスのはく製、バンダナ、そして白塗りに黒のメイクなど、劇中のトントの再現度は高いヘッドです。
顔が本人より若干細めですが、その点以外は顔はジョニーデップに似ていると思います。顔の表面の凸凹もリアルに再現されています。
カラス
頭に載せているカラスのはく製(ただの死体?)は、羽の細かい表現も良く、リアルに作られています。
頭髪は前方と後方に分けられ、どちらも植毛で再現されています。頭の飾りや首の飾りも細かく作られています。
腕の入れ墨
腕の入れ墨は、劇中の状態を塗装でよく再現していると思います。劇中では場面によっては若干違うようですが、大体はこんな感じだったと思います。
腕がほとんど露出した状態なので、関節が目立ってしまいますが仕方ないですね。
腹など
脚
脚には髪の毛を束ねたような装飾が再現されています。
脚の靴も微妙なしわも再現されてました。ただ後ろからだと靴と脚の間の関節が露出して見えるので、そこは衣装等の長さを考えてほしかったですね。
背面
後ろの衣装も申し分なく特徴的な衣装が再現されています。ただ、劇中では場面によっては背中も若干何か塗っていたように見えましたが、このフィギュアではそれはありませんでした。
腕のリングなど
腕のリングやリストバンド等、細かいアクセサリも細かく再現されています。腰のポシェットには後述の懐中時計を入れることができます。
(オプション)
手は写真にはありませんが開き手と上記の5種類付属します。左手の甲にはSのような入れ墨が再現されています。持ち手は斧はそのまま使えますが、人差し指が分離していないので銃の引き金に指はかけられないのが残念でした。
手斧と銃
銃、手斧二種類が付属します。手斧はそれぞれデザインと大きさが違い、銃はハンマーとシリンダーが可動します。
懐中時計
トントが劇中を通して持っていた懐中時計は、開、閉状態の二種類が付属します。
短剣と鞘
腹巻に短剣の鞘をセットできます。
短剣自体は問題ないですが、持ち手が大きめのためしっかりとホールドしてトントに持たせるのは難しいです。
可動性については上半身は裸ということもあり、ほぼ素体の可動性のままなので高いと思います。
(そのほか)
劇中にはありませんが、可動性が高いので正座も可能
映画も最後の列車でのアクションはなかなか良かったと思うのですが、パイレーツオブカリビアンほどの人気は出なかったのが残念ですね。
ジョニーデップは今後も多数の映画に主役で出るそうなので、今後も彼の新キャラのフィギュア化に期待したいです。
以上、ホットトイズ ローン・レンジャー トント レビューでした。
(総評)
ヘッドはジョニーデップの顔及び特徴的なメイクを再現
奇抜な衣装、体型等再現度は高い
裸なので可動性が高い
脚の関節が露出しやすい
銃専用の持ち手はない
今回のフィギュアは、劇中のジョニーデップの顔や劇中の変わった衣装の忠実な再現など相変わらず作り込まれた出来でした。 裸に近いうえに衣装の干渉も少ないので、可動性は素体に近いこともあり高いのも良かったと思います。 気になったのは両足の後ろ側の関節が露出しやすいのと銃専用の持ち手はないことでした。
ただフィギュアの出来はいいと思いますが映画がヒットしなかったので、フィギュアの人気もさほどではないのが現状です。フィギュア自体の出来はいいので、ジョニーデップファンなら購入を検討してもいいかもしれません。
本来は主役であるローンレンジャーも予定されていたと思うのですが、映画の人気もあってこちらは出るかどうかわかりませんね。
できるならば綺麗な毛並みのローンレンジャーの愛馬「シルバー」もセットで出てほしいですが・・・高くなりそうですね。
それでは今回はこれにて。