ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
TV番組「新ウルトラマン列伝」内で放送された
「ウルトラマンギンガ」の主人公「礼堂ヒカル」が
「ギンガスパーク」と「ギンガスパークドールズ」でウルトライブ(変身)した
「ウルトラマンギンガ」の「ULTRA-ACT」です。
物語は、
複数の世界に存在する「ウルトラマン」「怪獣」「侵略者」達が、
「ダークルギエル」の「ダークスパーク」の力により
「スパークドールズ」へと変えられる場面から始まります。
やがて大量の「スパークドールズ」は地球の地方都市「降星町」に降り注ぎます。
世界中を旅していた主人公「礼堂ヒカル」は、
生まれ故郷の「降星町」に戻り、
「ギンガスパーク」と「ウルトラマンタロウのスパークドールズ(SD)」に出会います。
自我を保った「タロウ(SD)」から「選ばれし者」と呼ばれた「ヒカル」は、
「ギンガスパーク」と「スパークドールズ」の力で
「ウルトラマン」「怪獣」「侵略者」の姿へとウルトライブ(変身)し、
「ダークルギエル」の差し向ける刺客と戦い続けます。
そして「ギンガスパーク」に内蔵された
「ウルトラマンギンガのスパークドールズ」に ウルトライブする事で
「ヒカル」は本領を発揮します。
やがて事情を知った「石動 美鈴」「渡会 健太」「久野 千草」等「ヒカル」の友人も
「ギンガライトスパーク」と「スパークドールズ」でウルトライブし共に戦います。
当初は敵対関係だった転校生「一条寺 友也」も、
やがて「ジャンキラー」から変化した「ジャンナイン」を伴い「ヒカル」達の仲間となります。
幾多の戦いを経た後「ヒカル」等は、
「ダークルギエル」の力により「降星小学校」の空間に閉じ込められてしまいます。
「ヒカル」の祖父「礼堂 ホツマ」により、
一連の騒動が「ダークルギエル」に憑依された
元校長「白井 杏子」の暗躍によるものであった事が判明します。
「白井校長」の善意に圧倒され「ダークルギエル」は彼女から分離し、
「降星小学校」を破壊し駆けつけた卒業生等に襲いかかります。
「ヒカル」の仲間や卒業生等の手に出現した「ギンガライトスパーク」の力で、
「タロウ」は元の姿に戻り「ギンガ」に加勢します。
劣勢に立たされていた「ギンガ」は再び立ち上がり、
激闘の末「ダークルギエル」を倒します。
戦い集結の後
「ギンガ」と「タロウ」は「ヒカル」達に別れを告げ、
大量の「スパークドールズ」と共に宇宙へと帰って行きます。
「ギンガ」放送当時、
「降星小学校」の校舎内・運動場を中心に展開する人間ドラマ、
唯一のミニチュアであった校舎が最終回まで破壊されない特撮シーン等
分かりやすい制約に「ウルトラシリーズ」の低迷状態が見て取れて寂しい気持ちになりました。
無論そんな中でも好感を持てるエピソードもありました。
特に第8話で「ダークガルベロス」から解放された直後の
「大里剛」と「ヒカル」達とのやり取りが強く記憶に残っています。
ボクシングのチャンピオンになるという夢を叶えたものの、
その後転落しやさぐれてしまった様子の「大里」に「ヒカル」は
「諦めない限り夢は終わらない!俺はそう信じてる!」と励まします。
その言葉に対して「大里」の放った
「そんな事、若いから言える。」
という台詞が印象的でした。
アニメ「TIGER&BUNNY」や特撮番組「獣電戦隊キョウリュウジャー」でお馴染みの
中年男の悲哀を描いた場面ですが、チープな作風の中にあって一際重く感じる場面でした。
それ以外に、
「礼堂ホツマ」役に「津川雅彦さん」、「白井杏子」役に「木野花さん」と言った
第一線で活躍するベテランの俳優さんが配役されていた事も印象的でした。
「特撮番組」とは無縁と思っていた「津川さん」でしたが、
「津川さん」の実兄「長門裕之さん」は
「スケバン刑事シリーズ」で「暗闇指令」役を演じていたので、全く無縁ではありませんでした。
2014年6月28日 津川雅彦さんはゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃とガメラ3邪神覚醒に出演されていたとの指摘をいただきました。メレ様ご指摘ありがとうございました。
(※「スケバン刑事シリーズ」は子供向け特撮番組という位置づけです。)
前置きがながくなりましたが、それではレビューです。
※本レビューには作品の設定と異なる内容の写真が含まれますが
飽くまで趣味として撮影した物なのでご容赦願います。
「Legend of Galaxy ~銀河の覇者」Takamiy with 宮野真守
「Starlight」ウルトラ超特急
「ウルトラマンギンガの歌」ボイジャー
「ウルトラマンタロウ」武村太郎
※動画投稿者の方々へありがたく使わせて頂きます。
(全体図)
(付属品)
交換用手首(左右各3種)
カラータイマー(青Ver.・赤Ver.)
ギンガクロスシュートエフェクト
ギンガセイバーエフェクト
支柱結合用パーツ
(「頭部」アップ)
好みにもよりますが
「ウルトラマンギンガ」の頭部のデザインがそれなりに忠実に再現されていました。
「クリスタル」部分の取り外しはできません。
(「胸部」アップ)
「胸部のカラータイマー」は「青Ver.」と「赤Ver.」に換装可能です。
また、「クリスタル」部分の取り外しも可能です。
(「後ろ腰」アップ)
「後ろ腰の蓋状パーツ」を取り外し「支柱結合用パーツ」を取付可能です。
(ディスプレイ)
「支柱結合用パーツ」を取り付ける事で、
別売りの「魂STAGE ACT.4」にディスプレイできます。
(「肩アーマー」アップ)
「肩アーマー」は下部に設けられた穴を、肩のジョイントに差し込む形で繋がっています。
非常に外れやすく、「クリスタル」部分の取り外しは不可です。
(「腕部」アップ)
下腕の「クリスタル」部分は取り外し可能です。
(ギンガセイバー)
右下腕の「クリスタル」部分を取り外し、
「ギンガセイバーエフェクト」に換装する事で、「ギンガセイバー」展開状態を再現できます。
(「脛」アップ) 脛の「クリスタル」部分は脱着可能です。
(ギンガクロスシュート)
右手首を「ギンガクロスシュートエフェクト」に換装する事で、
「ギンガクロスシュート」炸裂状態を再現できます。
(「クリスタル」脱着)
「胸部・両腕・両脚のクリスタル」を全て取り外した状態です。
(適当に何枚か)
(打ち負かした「ジャンナイン」を踏みつける「ダークザギ」)
(「礼堂ヒカル」がウルトライブした「レッドキング」登場)
(「レッドキング」の中で「ギンガスパーク」を構える「ヒカル」)
ギンガスパーク「ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!」
(「ウルトラマンギンガ」にウルトライブした「ヒカル」)
(着地する「ギンガ」)
(「ダークザギ」の顔を掴む「ギンガ」)
(そのまま「ダークザギ」を吹き飛ばす「ギンガ」)
(地面に叩きつけられる「ダークザギ」)
(対峙する「ギンガ」と「ダークザギ」)
(光線を放つ「ダークザギ」)
(「ダークザギ」の光線の直撃を受ける「ギンガ」)
(地面に叩きつけられた「ギンガ」)
(互いに駆け出す「ギンガ」と「ダークザギ」)
(空中で激しくぶつかり合う両者)
(「ダークザギ」の姿を見失う「ギンガ」)
(上空から現れた「ダークザギ」に押さえつけられる「ギンガ」)
(瞬間移動する「ギンガ」)
(砂塵を巻き上げる「ダークザギ」)
(反対に「ギンガ」を見失う「ダークザギ」)
(「ダークザギ」にキックを決める「ギンガ」)
(大地に激突した「ダークザギ」)
(攻撃しながら「ダークザギ」を追跡する「ギンガ」)
(「ギンガクロスシュート」を放つ「ギンガ」) ギンガ「ギンガクロスシュート!」
(同じく光線を放つ「ダークザギ」)
(互いに光線を放ちながら接近する両者)
(激突する両者)
(互いの光線で押し合う両者)
(両者の光線の衝突で発生する爆発)
(元の戦場に降り立った両者)
(苦しみ出す「ダークザギ」)
(崩れ落ちる「ダークザギ」)
(「ギンガ」の勝利)
(「ギンガ」&「タロウ」2ショット)
(「タロウ」の激励を受ける「ギンガ」)
(総評)
(長所)
「ウルトラマンギンガ」のデザインとイメージがよく再現されていると感じました。
また、
各関節が可動範囲が広く、かなり自由にポーズを付ける事ができました。
そして
「ギンガクロスシュートエフェクト」と「ギンガセイバーエフェクト」が付属し、
各技の雰囲気をかなり忠実に再現する事ができました。
(短所)
「ギンガサンダーボルト」
「ギンガファイヤーボール」
「ギンガコンフォート」
「ギンガスラッシュ」
「ギンガサンシャイン」
「ギンガハイパーバリアー」等の
他の技を再現するためのエフェクトパーツが付属しない点が残念でした。
「本体胸部・腕部・脚部のクリスタル」が取り外し可能のため、
今後上記各技を再現させるための拡張パーツセット等が商品化されるかもしれません。
「クリスタル」部分を取り外しできない「頭部」「肩アーマー」については、
非常に外れやすく、動かす度に多少ストレスを感じました。
「ギンガセイバーエフェクト」と本体右腕の接続が何となく不安定だった点も残念でした。
さらに質感が安っぽく、
関節が緩い印象を受けました。
「ウルトラマンゼロ」以来の新キャラにしては、
正直期待外れの出来であった事が否めませんでした。
本シリーズで「初代マン」から「レオ」までの「ウルトラ兄弟」が
しっかりと造り込まれた事は大変うれしく思います。
しかし、
同じクオリティーで他の「ウルトラマン」が立体化されない点が納得できません。
上記の拡張パーツをリリースする前提であっても、
肝心の「ギンガ本体」が今回の有様では、
せっかくのプレイバリューの広がりも台無しだと思います。
同じ現役キャラ(2014年6月24日時点)の「仮面ライダー鎧武」の「S.H.フィギュアーツ」が、
細かい点を除けば納得のクオリティーの商品であったのに対し、
本商品は完全に手を抜かれている印象を受けました。
本来プッシュすべきキャラであるはずなのに、
あまりの扱いの違いに唖然とさせられました。
繰り返しになりますが、
もっとファンやコレクターの視点に立った商品作りを心掛けてほしいと思います。
本当に残念な点はありましたが、
「ウルトラマンギンガ」自体が本シリーズで商品化された点だけは、
評価したいと思います。
このまま「ギンガ」の相棒(?)であった「ジャンナイン=ジャンキラー」も
商品化してほしいと思います。
既に一度商品化されたキャラですが、
本編で初披露した飛行形態「ジャンスター」に変形可能の
「(ギンガ版)ジャンナイン=ジャンキラー」
として商品化してほしいと思います。
一応イベントで「ギンガ」と一緒に参考展示されていましたが、
現在のリリース傾向を見ていると「ガンパッド」が付属するだけの商品になりそうです。
それは絶対やめてほしいです。
作品に登場した「初代マン」と「セブン」のダークライブ版がセットになった
「ウルトラマンダーク(SD)&ウルトラセブンダーク(SD)」が限定品として発売予定です。
「ULTRA-ACT」については、
最近一度商品化されたキャラのリニューアル版が中心で、
足踏み状態が続いています。
リニューアル版を含め「初代マン」から「レオ」までの「ウルトラ兄弟」が揃った時点で、
制作側は本シリーズでやる事はやり尽くしてしまったと考えているのかもしれません。
しかし、
「ウルトラ兄弟」という括りで考えても、
「80」と「ユリアン」を出さないまま終わりというのはあんまりだと思います。
また、
リニューアル版が発売予定の「メビウス」の相棒
「ヒカリ=ハンターナイトツルギ」も忘れずに立体化してほしいと思います。
また、
「ウルトラ怪獣」「侵略者」でも立体化してほしいキャラはいくらでもあります。
現在の足踏み状態が、一刻も早く改善される事を熱望します。
さてさて、
「ダークルギエル」との戦い終結後の「ギンガ」の活躍を描く続編
「ウルトラマンギンガS」のテレビ放送が、
2014年7月15日から始まります。
登場人物も増え、物語の舞台も広がり、
前作からスケールアップが図られる様です。
個人的に最もうれしい事は、
防衛チームが復活する事です。
「特捜チームUPG」という組織が登場し、
「ヒカル」や「友也」も所属するみたいです。
「ギンガ」も「ウルトラマンギンガストリウム」にパワーアップし、
新たな「ウルトラマン」である「ウルトラマンビクトリー」が登場するそうです。
「ビクトリー」は「ギンガ」とは異なる形で「怪獣」の力を使う事ができるそうで、
作品の中で如何に生かされるのかが気になります。
過剰に期待すると肩透かしを食らうかもしれませんので、
実際の放送を待ちたいと思います。
いずれにしましても、
「仮面ライダー」「スーパー戦隊」共々
「ウルトラシリーズ」の今後の展開を楽しみにしたいと思います。
それでは今回はこれまで!