ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、ホットトイズ アイアンマン3 アイアンマンマーク35 レッドスナッパー のレビューです。
アイアンマン・マーク35は「アイアンマン3」に登場したトニー・スタークが作製したスーツの一つです。本来は災害救助用のアーマーで、劇中では戦闘に参加しましたが適性がないためか活躍できませんでした。ほかのアーマーとは違う体型、ヘッド、両腕のアームなどの再現、今回はパワーポーズということでどこまで可動などがあるか気になります。それではレビューをはじめます。
他のアイアンマンスーツよりも一回り大きいサイズで、大型の両腕のアーム、ボディ等が再現されています。ボディはバトルダメージ等のウェザリング等の塗装はなく、未使用のアーマーといった感じでした。
マーク7と比較。頭一つ分は大きく、脚の太さと長さ、各パーツの大きさを比較すると大きいことが分かります。
(ヘッドアップ)
通常のアイアンマンヘッドよりも横に幅広いヘッドを劇中に近い造形で再現しています。
両腕の各関節部のシリンダーもそれぞれ細かく造型されています。アークリアクター内の構造も詳細に再現されています。
大型のアームは先端の爪や周りのデザイン、本来のアイアンマンの手の部分も再現されていました。
胸と比較すると、胴は少し右にずれて造型されています。この部分は可動しませんが、シリンダー状の構造が詳細に再現されています。
通常のアイアンマンよりも太く長い脚は、塗装や関節の造型も問題なく仕上げられていました。
後部
限定可動ということで、各関節の部分の再現は通常のマスターピースよりも細かいですね。
(ライトアップ)
マスタピースシリーズと同様に、目と胸のアークリアクター部分が発光します。
アーム先端の部分も発光します。
(可動性)
首は前後には少し、左右にはそれぞれ45度くらい回せます。
肩は90度くらい上に上げられます。
肘は約45度ほど曲げられます。
アーム
アーム先端のハンドは左右に各45度くらい開き、左右のシリンダーも連動して動きます。
アームない分のハンドの部分も90度回転できます。スキマが狭いので操作しにくいのがネックですね。
太ももの部分は、それぞれ下に装甲をずらすことができ、股関節を曲げる際に干渉を減らすことができます。
股関節は前後に約40度ほど曲げられます。
膝の関節も約40度くらい可動します。
脚の前後のカバーは可動します。
関節に若干の前後左右の可動性があるので、接地性はある程度有しています。
スタンド
スタンドは、支柱の先にレッドスナッパーをセットする金属部があります。
スタンドはライトアップ機能等はありませんが、ポールをセットして飛行状態、外して着地状態を再現することができます。ただ、飛行状態の場合には若干不安定になるので、台座はもう少し重くてもよかったですね。
(そのほか)
換装
ヘッドをマーク7などに付属するヘッドと取り換えることができます。ただ、ヘッドはマーク7のものはあまりロバートダウニーに似ていないので、他の物を使用したほうがいいと思います。
マンダリン邸襲撃版のヘッドのほうがあっていますね。劇中ではジャービスが操作していたので中身は空でしたが。
腕のアームをマーク7などと取り換えることができます。ただアームの肩の部分が干渉するので、自由にアームを動かしにくいです。
劇中では敵にとりつかれ、ヘッドを取られて破壊されたのでほとんど活躍の場はなかったのですが、特徴的なデザインのスーツなので出て良かったです。そしてこれが出るということは、イベント等で色違いのスーツなどが出そうな気が・・・
以上、ホットトイズ パワーポーズ アイアンマンマーク35 レッドスナッパー レビューでした。
(総評)
よかったところ
限定可動とはいえ、各関節は少なからず可動性を有する
関節部のメカの再現性は通常シリーズよりも細かい
気になったところ
腰が初めからゆがんだ造型なので、可動もしくは正面にむいた造型でもよかった
ホットトイズのパワーポーズシリーズとしては2つ目ですが、限定可動とはいえ各関節は若干の可動性を持つので、もともと可動性の低そうなデザインのレッドスナッパーとしては許容できると思いました。各部分のアーマーの塗装等も高い品質で行っており、関節部分は可動は限定されますがその部分のメカの造型の再現などはより詳細になされていました。
気になったのは、胸と腹の部分がはじめからずれた状態で固定されており、ここが可動性があるもしくは正面に向いていたほうがよかったかもしれません。また、スタンドはダイナミックスタンドやダイキャストに比べて簡素なので、ダイナミックスタンドのような可動スタンドでも良いと思いました。それ以外は問題はなく、劇中では活躍できなかったアーマーですが再現度は高いので、パワーポーズといえど買って損はない出来のフィギュアだと思います。
最近はホットトイズ自体の値段は以前よりかなり上がっていますが、高い分あまり売れないせいか時間が経つとアマゾンなどでは安売りがなされることが多々あります。そのため予約して買うのと後で買うのではかなり購入額に差が出ています。かといって売れないと思って待っていたら売り切れて入手できなくなることもあるので、その辺が見極めが難しいですね。
パワーポーズシリーズは現時点ではこれで終わりでしたが、今後何をリリースするのか気になります。限定ではパイソンが発売予定ですが、マーク25タンパーやマーク40ショットガンなどもフィギュア化してほしいです。
それでは今回はこれにて。
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