ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、
プレミアムバンダイ限定
「ULTRA-ACT にせウルトラマン(リニューアル版)」の代行レビュ―です。
1966年放送の「ウルトラマン」の第18話に登場した「ザラブ星人」が化けた
「にせウルトラマン」の「ULTRA-ACT」です。
本シリーズで一度商品化されたため、
本商品はリニューアル版となります。
以前の商品のレビュ―でも一応再現しましたが、
上記エピソードには、
「ウルトラマン」が「にせウルトラマン」の頭部にチョップを決めた直後、
痛そうに手を振る場面がありました。
「ウルトラマン」のスーツアクター「古谷敏さん」が、
手違いにより「固いにせウルトラマンのマスク」を力一杯チョップしたため、
痛さの余り思わず手を振ってしまったとテレビの特番でコメントしていました。
面白い場面となったため、結果的にそのまま採用となったそうです。
それではレビューです。
※本レビューには作品の設定と異なる内容の写真が含まれますが、
飽くまで趣味として撮影した物なのでご容赦願います。
「ウルトラマンの歌」みすず児童合唱団、コーロ・ステルラ
※動画投稿者の方へ、ありがたく使わせて頂きます。
(全体図)
(付属品) 交換用手首(左右各4種)
ホシノ少年パーツ
カラータイマー(青Ver. ・赤Ver.)
支柱結合用パーツ
ウルトラ水流エフェクト
(「頭部」アップ)
以前の物に比べ、よりシャープな印象になるよう造型されています。
(カラータイマー)
胸の「カラータイマー」は本体用の「青Ver.」から、交換用の「赤Ver.」に換装可能です。
(各部アップ)
「胸部・背中・腰の黒ライン」「尖った爪先」等、
「頭部」以外の「にせウルトラマン」の特徴が本商品でもちゃんと再現されています。
(「背部」アップ)
「背部の蓋」を取り外すと、
別売りの「ULTRA-ACT ブラザーズマント」を取り付けるためのジョイント部が現れます。
(「ブラザーズマント装着状態」全体図)
玩具オリジナルギミックとして
「ブラザーズマント装着状態にせウルトラマン」にする事ができます。
(「後ろ腰」アップ)
「後ろ腰の蓋」を取り外した上で、「支柱結合用パーツ」を取り付けます。
(ディスプレイ) 「支柱結合用パーツ」に「魂STAGE ACT.4」のジョイントを差し込む事で、
本体をディスプレイする事ができます。
(ホシノ少年パーツ)
左手首と一体化した「ホシノ少年パーツ」を取り付ける事で、
第18話の「ホシノ少年」を捕えた姿を再現できます。
(「ホシノ少年」アップ)
「ホシノ少年」と「ロープ」は完全に一体化した状態で造型・塗装されています。
「科特隊の制服」はきちんと塗装されていますが、
「ホシノ少年の顔」は造型されていません。
(ウルトラ水流エフェクト)
第23話の「ジャミラ」との戦いで「ウルトラマン」が披露した
「ウルトラ水流」を再現するためのエフェクトパーツが付属します。
別売りの「ULTRA-ACT ウルトラマン(2012年版)」に取り付けます。
(「にせウルトラマン」「ウルトラマン」比較)
「にせウルトラマン」「ウルトラマン」共に、
以前の物から造型が格段に向上し、より劇中のイメージに近づいています。
無論「偽者」と「本物」の雰囲気も忠実に再現されています。
(「ウルトラマン」第18話より)
(「ホシノ少年」をつまみ上げる「にせウルトラマン」) ホシノ少年「ウルトラマーン!やめてー!ウルトラマーン!」
(「ベーターカプセル」を掲げる「ハヤタ隊員」)
(「ウルトラマン」に変身する「ハヤタ隊員」)
(眼前に出現した「本物」に驚く「にせウルトラマン」)
(「にせウルトラマン」の左腕を掴む「ウルトラマン」)
ウルトラマン「デアッ!」
(必死に抵抗する「にせウルトラマン」)
(膠着状態の両者)
(手刀を振り上げる「ウルトラマン」)
(「ウルトラマン」のチョップを左手首に受ける「にせウルトラマン」)
ウルトラマン「ダアァァ!」
(「ホシノ少年」を救出した「ウルトラマン」)
(「ホシノ少年」を見つめる「ウルトラマン」)
(そっと「ホシノ少年」を地面に降ろす「ウルトラマン」)
(戦闘体勢に入る両者)
(以下適当に何枚か)
(総評)
(長所)
以前の商品のクオリティーでは、
「ウルトラマン(リニューアル版)」に釣り合わないと感じていたので、
リニューアル版として「にせウルトラマン」が再登場した事は素直に喜びたいと思います。
造型・可動性共に以前の物から格段に向上し、
「ウルトラマン」と絡めると劇中の場面を、より雰囲気たっぷりに再現できたと感じました。
そして「ホシノ少年パーツ」が新たに付属し、
以前の物ではできなかった場面を再現できた点も評価したいと思います。
また、
ずっと立体化を希望していた
「ウルトラマン」用の拡張パーツ「ウルトラ水流エフェクト」が付属した事はうれしい限りです。
(短所)
以前の物に付属した「スペシウム光線」「八つ裂き光輪」が
本商品ではカットされた事が残念でした。
劇中で使用する場面がないとは言え、無くなった事によりプレイバリューが一気に下がりました。
クオリティーが向上し、
上記2点のパーツに代わり
「ホシノ少年パーツ」「ウルトラ水流エフェクト」が付属したとは言え、
価格が高過ぎると感じた点も納得できませんでした。
ディテール・可動性が向上する反面、
付属品が削られプレイバリューが下がってしまうというのが
本シリーズのリニューアル版の傾向となっている点が本当に残念です。
素体等の変更に伴い、
発売時期によって商品のクオリティーに差が開くため、
それを解消するためリニューアル版を出す事は結構な事だとは思います。
しかし、
待ち焦がれた新商品の情報で、リニューアル版ばかりが続くとさすがに複雑な気持ちになります。
リニューアル版以外でも、
「ウルトラマンギンガ」に登場した
「ウルトラマンダーク」「ウルトラセブンダーク」が
「プレミアムバンダイ」で受注が始まったのを知り、
「リニューアルでなければ色違いか…」
と冷めた気持ちになりました。
率直に言えば、
カラバリとリニューアルで足踏みしていないで、
初立体化のキャラを積極的にリリースしてほしいと思います。
本「にせウルトラマン」に関連して言えば、
その正体である「ザラブ星人」も商品化してほしいと思います。
また、
付属の「ウルトラ水流エフェクト」をきちんと生かすための
「ジャミラ」も立体化してほしいと思います。
それと、
同じ「偽者」である
「にせウルトラセブン」「エースロボット」「にせメビウス」等もいいかもしれません。
本物とは細かい箇所でデザインが異なるため、単なるカラバリでは立体化させる事はできません。
そういう手間を惜しむ事無く商品作りに精進してほしいと思います。
さて、
「ウルトラマン」ではなく、「ウルトラセブン」の話になりますが、
2014年11月にBlu-ray BOXの発売が決定しました。
既に「ウルトラマン」の方はリリースされていたので絶対「セブン」も来ると思ってはいました。
特典として、
以前WOWWOWで放送された関係者のトーク映像等が収録されるそうです。
映像もブラッシュアップされ心待ちにしていたファンの皆様には朗報だと思います。
ただ個人的には、
欠番とされている第12話が収録された
全話完全コンプリートの商品とならなかった事が残念です。
収録されていたら、迷う事無く購入したと思います。
これまで、
ビデオテープ・LD・DVD等記録媒体の発展に合わせ、
「セブン」はその都度リリースされてきました。
しかし毎回今度こそと期待されながら、
12話の封印は解かれる事なく今日に至りました。
如何にファンからの要望があろうとも、
12話は門外不出という鉄則を制作元が固持しているため、
解禁が実現しない状況が続いているそうです。
確かに、
思わぬ経緯で物議が醸された結果封印され、
さらに現代の風潮では解禁が困難な内容かもしれません。
しかし最近では、
かつて同じく封印状態にされていた小説・コミック・映画・ドラマ等が徐々に解禁され、
再び日の目を見る様になりました。
そんな中、
本「セブン第12話」は置き去りにされたままです。
ただ、
「セブン」のファン以外にも注目されたエピソードなので、
解禁されれば十分話題になると思います。
今回のBlu-ray BOXも12話が収録されていたら、もっと話題になり売れたと思います。
そうすれば、
最近低迷状態の「ウルトラシリーズ」にも弾みがついたかもしれないため、本当に残念です。
何はともあれ、
いつの日か12話が解禁される日が来てほしいものです。
最後は脱線しましたが、
今回はこれまで!