ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は遅れましたが、ホットトイズ アイアンマンマーク33 シルバーセンチュリオンのレビューです。
アイアンマンマーク33 シルバーセンチュリオンは、映画アイアンマン3に登場するアーマーの一つです。
劇中では、最終決戦においてマーク42に次いでトニースタークが使用したアーマーでした。
他のアーマーに共通する掌のリパルサー光線発射装置による飛び道具だけでなく
両手に装備されたブレードによる接近戦も可能なアーマーです。
それではレビューをはじめます。
(全体像)
ボディはメタリックレッドとシルバーの二色のカラーリングで、他のアイアンマンスーツとは違う角ばったフォルムを再現しています。パイソンやアイアンパトリオットなどにはあった軽微なダメージの塗装処理などはなく、ノーダメージ状態のアーマーに仕上がっていました。
顔はパイソンと同じヘッドで、眼の周りの改良によってマーク7よりも眼が細く見えるように改良されています。
ダメージ版ヘッドは通常版よりも黒ずんだ塗装処理がなされ、少しですがキズも塗装されています。
トニースタークの顔のキズの処理はマーク42よりも多く、ヒゲや眉毛がより細かく再現されています。
(マーク42ダメージヘッド トイサピ限定)
劇中終盤で登場した燃えたマーク42のヘッドです。右目には内部から燃え上がった炎にクリアーパーツを使用しています。
(各部)
各部のデザインも、他のアーマーとは違って角ばったデザインになっています。塗装や不具合なども見当たらず、品質は良好でした。
アークリアクター
アークリアクターの内部構造も作りこまれていました。
各部とも塗装やその他不具合もなく、綺麗に塗装されていました。ただパンツは軟質素材で作られていますが、そのため退色が心配です・・・。
シルバーセンチュリオンには背中にはフラップなど開閉部分はありませんが、背中のパーツは取り外し可能で、内部にライトアップ用スイッチがあります。
(可動性)
首の可動性は前後左右は良好です。ただ、左右の肩部分が干渉するためその部分は難しいです。
腰は、上下に引っ張ることによって展開でき、前方向への可動域が広がります。
胸は腹を軸に左右に45度ほど回転可能です。腹を軸に下半身も左右に曲がりますが、ボディとのスレがあるのであまり強くは回さないほうがいいかもしれません。
脚は下に引き出すことができます。
脚を引き出すことにより、前後への可動域を拡大できます。説明書では前方には65度までとありますが、実際にはもっと曲がります。ただパーツとの擦れがあるかもしれないので注意が必要です。
膝は120度程度曲がります。
腕はアーマーの干渉もあり、真上には上げにくいです。
肘はパイソンなどとは違って軟質素材は使用されておらず、腕を引き下げると約90度近く曲げられます。
足先は上下に写真ほど、左右には少し傾けることができます。
後ろのフラップは30度ほど開閉できます。ただ、パーツを上に上げ過ぎると外れるので注意が必要です。
オプションパーツ
ハンド6種類、交換用ヘッド、マーク42ボーナスヘッドパーツ、ブレード2本、バトルダメージパーツ
あとは、パイソンと同じ可動スタンドが付属します。
リパルサー光線発射用ハンド以外は、ハンドパーツにブレードを接続できます。
バトルダメージパーツ
胸のパーツを換装することにより、バトルダメージパーツに交換することができます。
ライトアップ(そのほか)
以上、ホットトイズ アイアンマンマーク33 シルバーセンチュリオン レビューでした。
(総評)
良かったところ
ブレード、BDパーツ換装による複数の形態でのディスプレイが可能
脚などの各部関節の可動性の改善
気になったところ
首の可動性
脚の開閉パーツの外れやすさ
ダイキャスト製ではないアイアンマンフィギュアでは、もっとも可動性などが進化したフィギュアだと思います。 他のアーマーとは違う角ばったフォルムの再現はもちろんのこと、ブレード等の着脱によってリパルサーレイでの遠距離戦や、ブレードによる接近戦をイメージしたディスプレイも可能なので、ディスプレイの幅は他のアーマーより広いと思います。トニーヘッドもマーク42と修正されており、劇中の状況に合わせた塗装に変更しているようでした。ただ、首がデザイン上ちょっと可動域が制限されているのと脚の開閉パーツがとれやすいのが残念でしたが、これ以外はさしたる問題はないと思います。
次に香港ではハートブレイカーが発売されていますが、こちらも最新ということでより進化したアイアンマンフィギュアに仕上がっていると思うので日本発売が楽しみです。
それでは今回はこれにて失礼しました。
(関連レビュー)
ホットトイズ DIECAST アイアンマンマーク42
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