ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は
プレミアムバンダイ限定
「ULTRA-ACT ウルトラマン80」の代行レビュ―です。
1980年に放送された特撮番組「ウルトラマン80」の主人公
「矢的猛」が変身する「ウルトラマン80」の「ULTRA-ACT」です。
1979年放送の
「ザ☆ウルトラマン」がアニメの特性を生かし好意的な評価があったものの、
「新たなウルトラマンの実写番組が観たい」
という往年のファンからの要望もあり、
「ウルトラマン80」が制作される運びとなりました。
実写版のテレビシリーズとしては「ウルトラマンレオ」以来5年振りの新作でした。
言わずもがな、
物語当初「矢的猛」は中学校教師と防衛チーム「UGM」の隊員を掛け持ちしていました。
学校が舞台となっている点について個人的に、
「3年B組金八先生」等の学園ドラマの人気に、
制作側が安易に便乗しただけだろうと解釈していました。
しかし、
新書「ウルトラマンが泣いている――円谷プロの失敗(円谷 英明著・講談社)」によると、
学校を物語の舞台にしたのは、放送局側からのごり押しがあったためとの事だそうです。
「円谷プロ」側としては、
従来通りの作風を希望したそうですが、通らなかったそうです。
いざ始めてみると、
学校で撮影するための諸々の調整、教師や生徒役の俳優・子役のギャラ等
問題が噴出する結果になったそうです。
結局
中学校教師としての「矢的猛」と生徒達のドラマを継続する事ができなくなり、
明確な理由も描かれぬまま、唐突に「矢的」は教師を辞めてしまいました。
東映ヒーローでも、
「スーパー戦隊シリーズ」の「高速戦隊ターボレンジャー」「電磁戦隊メガレンジャー」、
「平成仮面ライダー」の「仮面ライダーフォーゼ」等学校を舞台にした作品がありました。
ただ、
常に厳しい経営状況に置かれている「円谷プロ」では、
学園ドラマを盛り込んだ特撮ヒーロー番組をやるのは、元々無理な注文だった様です。
(一応学校が舞台だった「ウルトラマンギンガ」は、廃校となった校舎で撮影していました。)
「教師編」終了後、
当時のSF作品の人気に便乗した様なエピソードや、
往年のファンを呼び戻すためか「バルタン星人」「ゴモラ」「レッドキング」等の
過去の人気キャラを登場させる等し、作風が二転三転したそうです。
それでも往年のファンを完全に呼び戻す事ができなかった原因として、
一応「レオ」まではあった「ウルトラ兄弟との共演」が一切なかったためとも言われています。
本作にも一応「ウルトラの父」と「ウルトラセブン」が登場しますが、
前者は幻影としてほんのわずかの登場に留まり、
後者は人形が変化した偽物に過ぎませんでした。
「80」の危機に「ウルトラ兄弟」が駆けつけるというのが理想的だったかもしれません。
しかし本編での「80」は、
「プラズマ」「マイナズマ」との戦いまで、
絶体絶命の危機に陥る事がなかったため助けを必要としませんでした。
かと言って頻繁に「ウルトラ兄弟」に助けられる様な展開では、
主役が立っていないと評されるかもしれないので難しいですね。
そして、
1996年の「ウルトラマンティガ」までテレビシリーズが制作される事がなかったため、
「80」は1980年代唯一の「ウルトラマン」となってしまいました。
駄目出しばかりになりましたが、
無論「80」にも魅力的なポイントもありました。
まず、
「80」のデザインについて、
それまでのスマートな体型から一転、卵型の太っちょな体型が特徴でした。
初見では好印象を持てませんでしたが、
その体型に似合わないアクロバチックなアクションが大変かっこ良く見えました。
「平成仮面ライダー」然り、
初見の印象はいまいちでも、劇中での活躍を見て好感度が増した訳です。
多彩な技の数々も「80」の売りでした。
また、
登場する「UGM」の戦闘メカもかっこ良く、
中でも「スペースマミー」の発進場面は、特撮とミニチュアの組み合わせにより、
1980年代のSF作品を意識した大変迫力のあるものでした。
実際の戦闘では、
「ティガ」の「アートデッセイ号」に遠く及ばない不遇な扱いでしたが、
発進場面は十分観る価値がありました。
そんな弱小防衛チームと評される「UGM」が、
「80」「ユリアン」の力を一切借りる事無く
最後の怪獣「マーゴドン」を撃破する最終回は印象的でした。
それから本作には、
「城野エミ隊員」役で「石田えりさん」が出演していましたが、
43話で殉職する形で退場し、それに代わって「星涼子=ユリアン」が加わりました。
「石田さん」の途中退場について、
「満田かずほプロデューサー」がインタビューで
「作品の展開を盛り上げようとしただけで、別に石田さんが忙しくなったからではない」
というニュアンスのコメントをしていました。
しかし実際は、
「石田さん」側の関係者からの干渉があったためだそうです。
一応最終回で「アンドロイド・エミ」役で再登場しますが、
これは特別大サービスだった様です。
個人的には、
長い間「石田さん」が「80」にレギュラー出演をしていた事を全く知らず、
映画「釣りバカ日誌シリーズ」で「西田敏行さん」演じる「浜崎伝助」の妻
「浜崎みち子(初代)」役のイメージが定着していました。
また「80」には、
後に「ティガ」にも登場する「ガッツ石松さん」がゲスト出演していました。
そして本作の主人公「矢的猛=ウルトラマン80」役を演じた
「長谷川初範さん」は「80」の後、数々の映画やドラマに出演し第一線で活躍し続けています。
そう言う訳で、
「東光太郎=ウルトラマンタロウ」役の「篠田三郎さん」同様、
「長谷川さん」が再び「矢的猛」の役を演じる事は二度とないと思われていました。
しかし、
2007年の「ウルトラマンメビウス」第41話にて、
「長谷川さん」の出演が実現しました。
「80」本編では尻切れ蜻蛉で終わった「教師編」の真の結末を描いた内容でしたが、
「長谷川さん」は「80」の声での出演が主で、
「矢的猛」としては最後の最後のわずかな出演となりました。
また、
「矢的猛」から「80」への変身シーンがなかった事が本当に見ていて残念に感じました。
放送当時出版された「メビウス」のガイド本の中でスタッフさんが、
「物語の主題を考慮した結果、変身シーンは不要と判断した」
という内容のコメントをしていました。
しかしこれも実際は、
「長谷川さん」側の関係者からのNGがあったためなくなったとの事でした。
劇中で語られた
「80が教師を辞めた理由」を考えた「渋谷浩康プロデューサー」は、
放送当時「80」の大ファンだったとの事ですが、
それなら変身シーンを入れたくない訳がないと思います。
そこはどうにもならない大人の事情があって実現できなかっただけだと思います。
再び「ブライトスティック」で変身する場面が描かれなかった事は残念でした。
しかし、
「塚本先生」の逆立ちや、
25年が経過しても「マイナスエネルギー」について研究過程で明確な結論が出ていない等、「80」本編と絡めると楽しめる要素がきちんと盛り込まれていた事が救いでした。
その後「長谷川さん」は、
映画「ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国」に
「ウルトラマン80」の声のみで出演していました。
また「80」放送30周年記念のイベントにて、
ゲスト出演した「長谷川さん」が
今後「ウルトラシリーズ」に出演するか否かについて言葉に詰まる場面がありました。
立場上安易にファンに期待を持たせる発言はできなかったのかもしれませんね。
今後機会があれば、
今度こそ変身シーンありで「ウルトラシリーズ」の映画等に出演してほしいと思います。
前置きが大変長くなりましたが、
それではレビューです。
※本レビューには設定と異なる内容の記載がありますが、
飽くまで趣味として撮影した物なのでご容赦願います。
また、
現在の観点では不適切と思われる表現が含まれますが、
作品のオリジナリティーを尊重しそのまま再現致しました。
(全体図)
(付属品)
交換用手首(右各5種・左各4種)
カラータイマー(青Ver.・赤Ver.)
サクシウム光線
ウルトラレイランス
バックルビーム
支柱結合用パーツ
(「頭部」アップ)
「ウルトラマン80」の特徴である
「卵型の頭」がかなりイメージに近い状態で再現されています。
(カラータイマー)
胸の「カラータイマー」は換装により
「青Ver.」「赤Ver.」を再現します。
(後ろ腰)
後ろ腰の「蓋」を取り外した上で、「支柱結合用パーツ」を取り付けます。
(ディスプレイ)
「支柱結合用パーツ」を別売りの「魂STAGE ACT4」のジョイントに取り付ける事により、
フィギュア本体をディスプレイ可能です。
(サクシウム光線)
「サクシウム光線」のエフェクトパーツが付属します。
(ウルトラレイランス)
「ウルトラマンメビウス」第41話でも使用した「ウルトラレイランス」が付属します。
専用の交換用手首により、しっかりと保持させる事ができます。
(バックル)
腰の「バックル」は取り外し可能です。
(バックルビーム)
「バックル」を外した穴に、「バックルビーム」のエフェクトパーツを挿入します。
(「ウルトラマン80」第38話より )
(「ゴースドン」の怪光線を浴びて倒れる「矢的猛」)
ナレーション「心霊怪獣ゴースドンの怪しい光を浴びてしまった矢的は!」
※「ウルトラマン80」が「矢的猛」の姿をしているとご想像下さい。
(「ブライトスティック」をかざす事ができない「矢的」)
矢的「体が動かない…俺は…俺は死ぬのか…」
(謎の声に呼び掛けられる「矢的」)
謎の声「ウルトラマン80よ!」
(「矢的」の脳裏に浮かび上がる「ウルトラの父」の幻影)
(驚く「矢的」)
矢的「ウルトラの父!」
(「矢的」を叱咤激励する「ウルトラの父」)
ウルトラの父「ウルトラマン80よ!」
ウルトラの父「立て!立て!」
(起き上がる事ができない「矢的」)
矢的「ウルトラの父…ウルトラの父!」
(尚も「矢的」に呼び掛け続ける「ウルトラの父」)
ウルトラの父「ウルトラマン80!お前の勇気は死んだのか?」
ウルトラの父「肉体よりも早く、お前の精神は死に果てたのか?」
(「ウルトラの父」の言葉に反応を示す「矢的」)
(強い口調で語り掛ける「ウルトラの父」)
ウルトラの父「ウルトラマン80よ!立て!」
ウルトラの父「立って戦え!」
ウルトラの父「お前の勇気を正義の矢として」
ウルトラの父「悪を倒すのだ!」
(闘志を燃え上がらせる「矢的」)
(立ち上がり「ブライトスティック」を掲げる「矢的」)
矢的「エイティー!!」
※「ブライトスティック」を掲げているとご想像下さい。
(「ウルトラマン80」第44話より)
(「直人少年」の願いに呼応し出現する「妄想ウルトラセブン」)
直人少年「ウルトラセブーン!聞いて!お願い!僕の命をあげるよ!
だから悪い暴走族をやっつけて!」
※設定上の大きさと矛盾しますが、ご容赦願います。
(「直人少年」の願いに対し相槌を打つ「妄想セブン」)
(暴走族の前に出現する「妄想セブン」)
暴走族「ウルトラセブンだー!!」
(片膝を着いて手を伸ばす「妄想セブン」)
(暴走族の1人を掴み取る「妄想セブン」)
暴走族「やめろー!助けてくれ―!」
※「セブン」が「暴走族」を掴んでいるとご想像下さい。
(バイクごと暴走族を地面に叩きつける「妄想セブン」)
暴走族「助けてくれ―!」
(建物を破壊しながら暴走族を追う「妄想セブン」)
(唸り声を挙げながら暴走族を追い続ける「妄想セブン」)
(町を破壊し続ける「妄想セブン」)
星涼子「あのセブンには実体がないわ。怒りのオーラが全身から立ち上ってる。」
矢的「敵の正体が何者でも、これ以上暴れさす訳にはいかん!」
(変身ポーズをとる「矢的」)
矢的「エイティー!!」
※「ウルトラマン80」が「矢的猛」の姿をしているとご想像下さい。
(「ウルトラマン80」に変身する「矢的猛」)
(対峙する「妄想セブン」と「80」)
(「妄想セブン」に飛び掛かる「80」)
80「デェアァァァ!!」
(地面を転がる両者)
(立ち上がり構える両者)
(「妄想セブン」の蹴りをかわす「80」)
(「妄想セブン」の右腕を掴み取る「80」)
(そのまま「妄想セブン」を抱え上げる「80」)
(反対に「80」の右腕を掴み取る「妄想セブン」)
(「妄想セブン」に投げられ側転する「80」)
(組み合う両者)
(「80」を投げ飛ばす「妄想セブン」)
(地面に叩きつけられる「80」)
(立ち上がった「80」と対峙する「妄想セブン」)
(「80」の飛び蹴りを宙返りで避ける「妄想セブン」)
(着地と同時に反転する両者)
(「妄想セブン」のキックを受け止める「80」)
(そのまま「妄想セブン」のバランスを崩す「80」)
(地面に叩きつけられる「妄想セブン」)
(「80」の首を絞める「妄想セブン」)
(そのまま「80」を投げ飛ばす「妄想セブン」)
(立ち上がり「妄想セブン」に突進する「80」)
(「80」の右足を掴み取る「妄想セブン」)
(そのままバランスを崩される「80」)
(「妄想セブン」に肘打ちを受ける「80」)
(「80」の右腕を掴む「妄想セブン」)
(そのまま投げ飛ばされる「80」)
(大地に叩きつけられる「80」)
(「妄想セブン」に飛び蹴りを決める「80」)
80「テュアァァァ!!」
(地面を転がる「妄想セブン」)
(立ち上がり威嚇する「妄想セブン」)
(「妄想セブン」目掛けて駆け出す「80」)
(トラックをシュートする「妄想セブン」)
(飛んで来たトラックを払い落す「80」)
(続けてバンをシュートする「妄想セブン」)
(同じくバンを払い落す「80」)
(「妄想セブン」の正体を察する「80」)
80「あのキックフォームは確か!」
80「まさか直人君のウルトラセブンの人形が!」
(「80」に迫る「妄想セブン」)
80「実体のない怒りのオーラ!」
80「そうか!直人君の生霊が!」
(「エメリウム光線」を放つ「妄想セブン」)
(側転で「エメリウム光線」を避ける「80」)
(互いに戦闘ポーズをとる両者)
(バク転する「妄想セブン」を飛び越える「80」)
(体勢を整える両者)
(「80」の足払いをバク転して避ける「妄想セブン」)
(着地直後の「妄想セブン」に回し蹴りを決める「80」)
(蹴り飛ばされる「妄想セブン」)
(立ち上がり構える「妄想セブン」)
(「妄想セブン」に呼び掛ける「80」)
80「直人君!」
80「君は君以外のウルトラセブンを慕う少年達の心を、傷つけるつもりか?」
(「80」の言葉に戦意を失う「妄想セブン」)
80「ウルトラセブンは平和の守り神ではないのか?」
(「タイマーショット」を放つ「80」)
(「タイマーショット」を浴びて悶える「妄想セブン」)
(「妄想セブン」の様子を見守る「80」)
(崩れ落ちる「妄想セブン」)
(仰向けに倒れた「妄想セブン」)
(「妄想セブン」を抱え上げる「80」)
(「妄想セブン」を宇宙へと運ぶ「80」)
80「シュワッチ!」
(「ウルトラマン80」第46話より)
(「壺の精マアジン」の勘違いで出現する「3代目レッドキング」)
子供達「わー本物だー!助けてくれ―!」
ナレーション「疲れていたマアジンは、おもちゃと本物を間違えてしまったのだ」
※「3代目レッドキング」の代役として「ULTRA-ACTレッドキング」を使用しています。
(建物を破壊する「レッドキング」)
(変身ポーズをとる「矢的」)
矢的「エイティー!」
※「ウルトラマン80」が「矢的猛」の姿をしているとご想像下さい。
(「ウルトラマン80」に変身する「矢的」)
※実際の変身シークエンスと異なりますが、ご容赦願います。
(対峙する「レッドキング」と「ウルトラマン80」)
(宙返りで「レッドキング」の背後に回る「80」)
(「レッドキング」にキックを決める「80」)
(続けてヘッドロックをかける「80」)
(両足を上げる「80」)
(勢いを付けて「レッドキング」を地面に叩きつける「80」)
80「デュアァァ!!」
(突進してきた「レッドキング」の手を掴む「80」)
(相手の勢いを利用し投げ飛ばす「80」)
(自分の身体を叩いて威嚇する「レッドキング」)
(「レッドキング」目掛けて飛び蹴りをする「80」)
80「タアァァ!!」
(しゃがんでキックを避ける「レッドキング」)
(地面に激突してしまう「80」)
(「80」に突進する「レッドキング」)
(「80」に頭突きを決める「レッドキング」)
(そのまま「80」を突き上げる「レッドキング」)
(間髪入れず「80」をなぎ払う「レッドキング」)
(自らの腕を軸にして「80」の全身を回転させる「レッドキング」)
(地面に叩きつけられる「80」)
(体勢を立て直す「80」)
(「レッドキング」と組み合う「80」)
(「レッドキング」に突き飛ばされる「80」)
(ダメージを受け立ち上がれない「80」)
(足元の「80」を蹴り上げる「レッドキング」)
(そのまま「80」を蹴り続ける「レッドキング」)
(身をかわして「レッドキング」の背後に回ろうとする「80」)
(尻尾で「80」に往復ビンタを決める「レッドキング」)
(顔面の痛みに苦しむ「80」に突進する「レッドキング」)
(「80」を捕えて地面に叩きつける「レッドキング」)
(再び頭突きで「80」を攻撃する「レッドキング」)
(突き飛ばされる「80」)
(大口を開ける「レッドキング」)
(痛みに耐える「80」に襲いかかる「レッドキング」)
(「80」の左肩に噛みつく「レッドキング」)
(絶叫する「80」)
80「ウワアァァ!!」
(「星涼子」の声援を受ける「80」)
星涼子「80!しっかり!」
(「80」を投げ飛ばす「レッドキング」)
(地面に激突する「80」)
(赤く点滅を始める「カラータイマー」)
(「星涼子」の助けを拒む「80」)
星涼子「いけない!」
ナレーション「涼子はメディカルガンで少しでも80のエネルギーを回復させようとした。」
ナレーション「だが80はそれを断った。」
ナレーション「80は子供達に、楽をしてはいけないと言う事を見せたかったのだ。」
(立ち上がる「80」)
(バク転し「レッドキング」に接近する「80」)
80「チュアアァァァ!!」
(「レッドキング」を抱え上げ投げ飛ばす「80」)
(続けて「レッドキング」の頭部を掴んで投げ飛ばす「80」)
(さらにもう一度頭を掴んで投げ飛ばす「80」)
(投げ飛ばした「レッドキング」目掛けて駆け出す「80」)
(「レッドキング」の尻尾を掴む「80」)
(「レッドキング」の巨体を振り回す「80」)
(「レッドキング」を投げ飛ばす「80」)
80「デュアアァァ!!」
(地面に激突する「レッドキング」)
(「レッドキング」目掛けて飛び蹴りを決める「80」)
80「トアァァァ!!」
(「サクシウム光線」を放つ「80」)
(「サクシウム光線」の直撃を受ける「レッドキング」)
(爆散する「レッドキング」)
(勝利した「80」)
子供達「やったー!やったー!」
星涼子「本当に、危なっかしかったんだから。」
(飛び去る「80」)
80「シュワッチ!」
(「ウルトラマンメビウス」第41話より)
(「ロベルガーⅡ世」に
「メビュームシュート」と「サクシウム光線」の同時攻撃を炸裂させる「メビウス」と「80」)
(「ロベルガーⅡ世」を撃破し並び立つ「ウルトラマンメビウス」と「ウルトラマン80」)
(テレパシーで「80」と会話する「ヒビノ・ミライ」)
ミライ「ウルトラマンとしてだけではなく、教師としても慕われていたんですね。
25年も経った今でもまだ。
桜ヶ岡中学で最後のクラス会をしようとしています。
出席してあげて下さい。矢的猛先生として。」
80「それはできない…」
※「ウルトラマンメビウス」が「ヒビノ・ミライ」の姿をしているとご想像下さい。
(「80」の返答に驚く「ミライ」)
ミライ「どうしてですか?」
(自らの過去を語り始める「80」)
80「元々私は、地球にはマイナスエネルギーの調査のために訪れた。
そして人間と触れ合う内に、人間の持つ限りのない可能性を感じた。」
80「それはメビウス、君も同じだろ?」
ミライ「はいっ!」
(「マイナスエネルギー」について触れる「80」)
80「しかし、人間はその可能性を間違った方向に向けかねない事も分かった。
その事によって生まれるのが…」
(「80」の言葉に続ける「ミライ」)
ミライ「マイナスエネルギー!」
(説明を続ける「80」)
80「そうだ。」
80「そして私は考えたのだ。
教育と言う見地からマイナスエネルギーの発生を抑えられるのではないかと。」
80「私は勉強を重ね、思春期と言われ不安定な時期の中学生の教師となった。」
80「しかし、マイナスエネルギーの発生を食い止める事はできなかった。」
80「私は、次々と出現する怪獣に立ち向かうため、
教師である事を捨てねばならなかったんだ。」
(「80」の言葉に聞き入るミライ)
(教え子達への思いを語る「80」)
80「遠く離れたとは言え、私の心には常に彼等がいる。メビウス」
(「80」に言葉を託される「ミライ」)
80「君の口からみんなに伝えてほしい。矢的猛が謝っていたと…」
(「桜ヶ岡中学校」の上空から飛来する「80」)
(着地する「80」)
(「80」の出現に感動する「1年E組」の卒業生達)
博士「あれは!」
ファッション「ウルトラマン!」
真一「80!」
スーパー「俺達の!」
落語「ウルトラマンだっ!」
(「80」に呼び掛ける「塚本」)
塚本「矢的せんせー!」
(「メビウス」から「ホー」退治を引き継ぐ「80」)
80「マイナスエネルギーによって出現した怪獣ならば…」
(「ホー」の方を向く「80」)
80「私が倒す!」
(「ホー」に「バックルビーム」を放つ「80」)
(教え子達から感謝の言葉を受け頷く「80」)
塚本「みんな先生には感謝しています!本当にありがとうございました!」
(校舎の屋上を見上げる「ミライ」)
※「ウルトラマンメビウス」が「ヒビノ・ミライ」の姿をしているとご想像下さい。
(「矢的猛」の姿に戻った「80」)
矢的「教え子達に逆に教えられてしまったな。」
ミライ「兄さん!」
矢的「感謝しているのは私の方だ。
彼等と共に過ごせた時間は、私にとっても掛け替えのない思い出だからな。」
※「ウルトラマン80」が「矢的猛」の姿をしているとご想像下さい。
(「ミライ」に促され教え子達の元へと向かう「矢的」)
ミライ「さあ、みんなが待っています。」
矢的「メビウス、私は自分の言葉で謝ってみるよ。大切な、私の生徒達だからね。」
(屋上の教え子達に手を振る「矢的」)
教え子達「あっ!矢的せんせー!!」
教え子達「矢的せんせー!!」
(以下適当に何枚か)
(総評)
(長所)
今回最も良かった点は、
本「ULTRA-ACT」の新商品のリリースの頻度が低く、
出ても過去の商品のリニューアル版ばかりの状況が続いていたため
最早ないと半ば諦めていた「ウルトラマン80」が商品化された事です。
さすがに「ダイナマイトボール」を再現する事は不可能でも、
各関節の可動域がかなり広く、微妙な角度でポーズを決める事ができました。
「サクシウム光線」「バックルビーム」「ウルトラレイランス」の各エフェクトパーツが付属し、いずれも本体に取り付けると雰囲気十分の出来栄えでした。
特に、
「ウルトラレイランス」をしっかりと保持できる「交換用手首」が付属されていて安心しました。
また、
以前からストレスを感じていた「後ろ腰の蓋」について、
一旦取り外して再び被せても、これまでの様にポロポロ外れる事がありませんでした。
それと、
購入前は一旦取り外すと接続が緩くなりストレスになるかと心配だった、
腰の「バックル」についても、
ポロポロ外れる事無く、繰り返し「バックルビーム」の再現を楽しむ事ができました。
(短所)
今回最も残念だった点は、
限定販売に回された点です。
仮にもテレビで放送された「ウルトラマン」の主役であり、
「ウルトラ兄弟の1人」でありながら、
通常販売の商品にならなかった事は全く納得できません。
さらに、
本商品の紹介の中で
「商品化の要望が特に高かった」
という記載がありましたが、それならば尚の事通常販売にならなかった事が納得できません。
本「ULTRA-ACT」において、
限定品の占める割合が高くなっている事が以前から気になってはいましたが、
とうとうここまで来たかという印象でした。
「80」本体の体型について、
「80」本編よりも何となく細身の印象を受け、違和感がありました。
「ウルトラマン列伝」等に登場する「細身の80」としてならば通じるかもしれませんが、
個人的には
「80」本編のもっとぽっちゃりとした体型が忠実に再現されている事を期待していました。
パッケージの写真と比較すると実物は肩幅が狭くなり、
特に腹部がかなり細くなっている様に見えました。
また、
付属するエフェクトパーツについて、
もう2つ程付属させてほしいと思いました。
「メビウス」登場時に使用した「ウルトラスパイラルビーム」を含め、
多彩な光線技を持つ「80」の魅力を再現させるためにも、ぜひ付属させてほしいと思いました。
そして、
「後ろ腰の蓋」のストレスが改善された反面、
「胸のカラータイマー」が「青Ver.」「赤Ver.」共にポロポロ抜け落ちストレスを感じました。
既存の「ウルトラマン」の商品では特に不具合がなかったため、
本当に残念に感じました。
どうしても納得できない点はありましたが、
「レオ」同様これまで可動フィギュアとしての商品化の機会に恵まれなかった「80」が、
満を持して本シリーズで商品化された事自体は、素直に喜んでおります。
本シリーズでは2015年5月にプレミアムバンダイ限定販売で
「ユリアン」が発売予定です。
今回「80」用のエフェクトパーツとして、
「八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ)」「キック用エフェクト」が付属するとの事です。
どうせなら上記2点を「80」に付属させて、
それ以外のエフェクトパーツを「ユリアン」に付属させてくれれば尚良かったのですが、
楽しみにはしています。
今回「80」がせっかく本シリーズで商品化されたので、
ぜひ「80」に登場した敵キャラも商品化される事を希望したいと思います。
個人的には
「ホー」「メカギラス」「サラマンドラ」「プラズマ」「マイナズマ」「マーゴドン」を
リクエストしたいと思います。
ただ、
昨今の「ULTRA-ACT」のリリース内容を見てみると、
怪獣は無論の事、
「ダークザギ」「ダークウルトラマン&ダークセブン」等の
「ウルトラマンをベースとしたキャラ」を除けば人型さえ敵キャラはリリースされていないため、無理かもしれませんね。
それでも、
今回「レッドキング」との対決の写真を撮影していて、
もっと「ウルトラマン」を様々な敵キャラと組み合わせたいと思わずにいられませんでした。
何とか状況が改善する事に期待したいと思います。
さて、
2015年3月14日に
映画「劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦! ウルトラ10勇士!!」が公開予定です。
「ウルトラマンティガ」「ウルトラマンダイナ」「ウルトラマンガイア」
「ウルトラマンコスモス」「ウルトラマンネクサス」「ウルトラマンマックス」
「ウルトラマンメビウス」「ウルトラマンゼロ」
「ウルトラマンギンガ」「ウルトラマンビクトリー」等
10人の「ウルトラマン」が集結します。
「ティガ」「ダイナ」「ガイア」「マックス」「メビウス」「ゼロ」は
「ULTRA-ACT」で既に商品化されています。
「ネクサス」も一応商品化されていますが、
今回登場する「アンファンス」はまだ立体化されていないため、
この機会に商品化を希望します。
「ギンガ」も出ましたが、出来がいまいちでした。
ぜひ
「ウルトラマンギンガ ストリウム」と合わせて、
「ギンガ(通常モード)」のリニューアル版をリリースしてほしいと思います。
また
「コスモス ルナモード」「ビクトリー」「ギンガビクトリー」の
初立体化にも期待したいと思います。
ただ、
今回の「80」の販売方式を考えると、
上記のキャラ全て限定販売に回されそうな雰囲気で、
期待よりも不安が大きいのが正直な気持ちです。
いずれにしましても、
「ULTRA-ACT」のシリーズが今後も継続される事を希望します。
限定販売のみのブランドだけには絶対になってほしくはありません。
何はともあれ、
今後の展開を見守りたいと思います。
それでは今回はこれまで!