ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、ホットトイズ アイアンマン3 アイアンマンマーク38 イゴールのレビューです。
アイアンマンマーク38 イゴールは映画「アイアンマン3」に登場するアーマーです。本来はパワーを必要とする作業用アーマーで、劇中では倒れてきた鉄骨を支えるために活躍しました。ブルーのカラーと大型かつ前かがみの姿勢が特徴で、他のアイアンマンと共通なパーツはなくアイアンマン3のアーマーの中でも特徴的なフォルムをしています。
ホットトイズのアイアンマンシリーズではアイアンモンガーと同様の大きさを誇るフィギュアなので、どこまで作りこまれているか気になります。それではレビューを始めます。
劇中通りの大型の体型だけでなく、他のアイアンマンとは違った前傾姿勢のフォルムを十分に再現しています。全体的な塗装はサンプルよりも明るいメタリックブルーになり、各部の塗装の精密さはサンプルほど細かくないですが、気になるほどではなかったです。
ヘッド
他のアイアンマンとは違う、亀のように細長いヘッドが再現されています。顔の錆及び各部の擦れたようなウェザリング塗装も施されていました。
ヘッド上部のパーツを取り外すと、目のライトアップ用のスイッチがあります。
ライトアップの光は、電池が他のアイアンマンよりも大きいこともあってか、十分すぎるほど強く輝きます。
首は前方に引き出すことにより、上下左右の可動域が広がります。
上には写真通りに上げることができます。ただし戻す時に首の下がアーマーに引っ掛かりやすいので注意が必要です。
さほどではないですが首を左右に移動でき、顔も回すことができます。
胸部分の装甲が取り外せ、胸のライトアップのスイッチが見えます。
こちらのライトアップの強さも十分でした。
大きく長い両腕は、サンプルほどではないものの汚し塗装や細かい部分のマーキングなどもかなり詳細に仕上げられていました。
腕の部分のアーマーパーツは、下に展開することができます。
手
指はそれぞれが可動し、握り~開きまで対応できます。
手の甲の部分を外して、ライトアップをONOFFできます。ただ、ここは外しにくく操作しにくかったです。
両手のライトアップも強さは十分で問題ありませんでした。
背中のパーツは引き上げることができ、映画で印象的だったジャッキアップの際の再現が可能です。
脚等のウェザリングやマーキングも、サンプルよりは劣りますが各部塗装されています。
背中
背中は劇中通りに背骨部分のパーツを開閉することができます。
腕は60度水平方向に動かせます。
腕の下にあるパーツはスプリングが仕込んであるので、腕の動きに合わせて沈み込むので可動を妨げません。
肘は70度曲がります。
腕は内側に20度、外側に45度曲がります。
腹は伸ばした状態とかがんだ状態に対応して動かせます。ただし、背中を伸ばした状態で左右に上半身を回転させると背中のパーツが傷つくので注意が必要です。
腰をかがんだ状態で、左右に上半身を若干傾けることができます。
腰は左右にもある程度回転できます。ただし、背中のパーツ同士が当たって破損する可能性があるので、大きく曲げる際は背中に注意して曲げたほうがいいと思います。
脚は腰を軸に約40度前へ、膝は約90度曲がります。
脚は、股を軸として左右それぞれ外側に約45度ほど開きます。
足はつま先が40度上下に動かせ、左右に若干ですが動かせるので、接地性は高いです。
脚の後ろカバーはスプリングが仕込まれており足の動きに合わせて動きます。
大きさの比較。比較用のホットトイズのアイアンモンガーとfigmaアイアンマンマーク7です。イゴールはホットトイズ公式では約43センチ全長となっていますが、腰を伸ばすと全長44センチのアイアンモンガーより少し大きいくらいの全長があります。アイアンモンガーも購入した当時はすごく大きいイメージがありましたが、腕やボディが太いこともありイゴールのほうが大柄に見えますね。
(そのほか)
以上、ホットトイズ アイアンマンマーク38 イゴール レビューでした。
(総評)
良かった点
大型な体躯及びイゴール特徴的な造型の再現
背中のアーマーパーツの劇中シーンの再現ギミック
関節の多くはクリック式になっており保持性が高い
気になった点
サンプルより塗装が簡素になった点
手のライトアップスイッチの位置
発売まで時間はかかりましたが、劇中での他のアイアンマンと一線を画す巨大なボディを見事に再現していました。サンプルほど詳細ではないものの各部のウェザリングやマーキングが再現され、目などのライトアップ、背中の劇中を再現したギミックなど、劇中での登場シーンは一瞬にもかかわらず、良く作りこまれていました。また、関節の多くはクリック式となっており、大型で重い本体の自立に役だっていました。可動性も自立の問題はありますが概ね良く、様々なポーズに対応できます。
気になったのはサンプルのウェザリング塗装よりも製品版は塗装が簡素になっていることと、サンプル写真ほどボディのブルーが暗くないというところです。そして今回のイゴールはライトアップスイッチはすべてアーマーを取り外した中にあり、特に手は手の甲のパーツを外して手を大きく曲げないとスイッチが操作しづらいのが気になりました。以前スリーエーのノイジーボーイのように、ボディの外からライトアップを一括で点灯できるスイッチをつけてほしかったですね。
気になる点はありますが、サンプルとは違うカラーリングやウェザリング塗装と値段に問題がなければ購入を検討してもいいかもしれません。他にイゴールのパーツを流用したこれほど大型のアイアンマンスーツはなさそうなので、アイアンモンガーや今後出るであろうハルクバスターと一緒にディスプレイしたいです。
それでは今回はこれにて。
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