ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、
プレミアムバンダイ限定「ULTRA-ACT ウルトラマンヒカリ」の代行レビュ―です。
2006年放送の特撮番組「ウルトラマンメビウス」に登場した
「ウルトラマンヒカリ」の「ULTRA-ACT」です。
「ウルトラマンヒカリ」は元々「M78星雲の宇宙科学時技術局」に所属する科学者でした。
ある日、
「惑星アーブ」の謎を解明するために現地を訪れた彼は、
その星の美しさにすっかり魅了されてしまいます。
彼は滅び去る運命にある「アーブ」を守るため、
「ウルトラマンキング」の元へと向かいます。
そこで彼は「ウルトラマンキング」から課せられた試練を克服し、
「ナイトブレス」を授けられます。
戦士としての能力を得た彼は「アーブ」に戻りますが、
既に怪獣「ボガール」によって滅ぼされ星は焦土と化していました。
そのまま「ボガール」は逃走し、
彼は「アーブ」の大地から発せられた怨念のエネルギーにより
「復讐の鎧」を纏った「ハンターナイトツルギ」へと化してしまいます。
「ツルギ」は「アーブ」の仇を討つため、
「ボガール」の行方を探して宇宙のあちこちを駆け巡ります。
やがて「ボガール」が潜伏する地球へと辿り着きます。
そこで「ディノゾール」との交戦で絶体絶命の危機に瀕していた
「GUYS隊長 セリザワ・カズヤ」と一体化します。
「セリザワ」の人格を完全に封印した状態で、
「ツルギ」は「ボガール」と交戦を続けます。
周囲の被害を全く顧みない戦闘スタイルのため、
「ツルギ」は「ヒビノ・ミライ=ウルトラマンメビウス」や、
「CREW GUYS」のメンバー等と対立してしまいます。
しかし、
彼等と交流する中で地球と地球人に守る価値を見出し、
「メビウス」と共闘の末「ボガール」を撃破します。
その直後、
エネルギーが切れ「ツルギ」は倒れてしまいます。
その時現れた「ウルトラの母」により、
「復讐の鎧」を取り除かれ本来の姿に戻ります。
「セリザワ」自身の希望により、
彼と完全に一体化し復活した「ツルギ」は、
「アイハラ・リュウ」により「ウルトラマンヒカリ」と命名されます。
それ以降は「メビウス」の相棒として、
息の合ったコンビネーションで強敵を次々に撃破していきました。
しかし、
「ゾフィー」の勧めにより「光の国」に帰還する事となり、
「ナイトブレス」を「メビウス」に託して一旦地球を去る事になりました。
その後、
「ババルウ星人」を追って、「ヒカリ」は再び地球を訪れます。
しかし、
既に「ババルウ星人」が「ニセハンターナイトツルギ」に擬態して
地球で破壊活動を行った後だったため、地球人達から誤解されてしまいます。
「CREW GUYS」の面々の協力により「ババルウ星人」の企みを暴き、
地球人達から「ウルトラマン」として受け入れられる事になりました。
「CREW GUYS」と「エンペラ星人」との最終決戦にも駆けつけた「ヒカリ」でしたが、
激闘の末「セリザワ」の人格と共に消滅してしまいます。
しかし、
消滅の直前「ナイトブレス」が「リュウ」に託され「ヒカリ」は復活します。
「エンペラ星人」撃破後、
「リュウ」と分離した「ヒカリ」は、
「メビウス」と共に「光の国」に帰還しました。
その後
「ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス」にて、
「アーマードダークネス」と化した「ヒカリ」を救うため、
「リュウ」が再び一体化を果たしました。
「ウルトラマンヒカリ」の胸部には、
「ゾフィー」と同じ「スターマーク」という3対の突起があります。
これは勲章に該当する物で、
「ゾフィー」は対怪獣軍団戦の武功を、
ヒカリは調査研究等の功績を称えられて授けられました。
既に「ウルトラマンガイア」の「ウルトラマンアグル」等の
「青い体のウルトラマン」は何人かいましたが、
「初代ウルトラマン」から「80」までの世界観を継承する「メビウス」の世界では、
「ヒカリ=ツルギ」が初でした。
「ヒカリ」と言う名前について
放送当時から個人的には非常に気に入っていました。
しかし元々「フレッツ光」で、
「ウルトラマンヒカリ」が主役の
「ウルトラマンメビウス外伝 ヒカリサーガ」が配信された関係で、
その名がつけられたとの事でした。
そう言う経緯があったため、
放送当時はそのネーミングの仕方に賛否両論があったそうです。
「メビウス」については、
本編終了後も映画等に度々登場する一方、
「ヒカリ」はすっかりお目にかかる機会がない状態が続いていました。
しかし2015年放送の「ウルトラファイトビクトリー」の中で、
「ウルトラマンビクトリー」の潜在能力を覚醒させ、
「ウルトラマンビクトリーナイト」へと進化させるという役回りで再登場を果たしました。
前置きが長くなりましたが、
以下がレビューになります。
※本レビューには作品の設定と異なる内容の写真が含まれますがご容赦願います。
「Radiance~ウルトラマンヒカリのテーマ~」Project DMM
※動画投稿者の方へありがたく使わせて頂きます。
(全体図)
(付属品)
交換用手首(左右各3種)
カラータイマー(青Ver.・赤Ver.)
ナイトブレス
ナイトビームブレードパーツ
ナイトシュートエフェクトパーツ
支柱結合用パーツ
(頭部)
「メビウス」とは異なる、鋭い目つきの「ヒカリの頭部」のデザインを忠実に再現しています。
(カラータイマー)
(青Ver.)
(赤Ver.)
胸部の「カラータイマー」は換装により、
「青」「赤」の状態を再現します。
(ナイトブレス)
右腕に脱着可能の「ナイトブレス」のデザインも、忠実に再現されています。
(ナイトブレード)
「ナイトブレス」を取り外し、「ナイトビームブレードパーツ」に換装する事で、
「ナイトブレード」展開状態を再現可能です。
(ナイトシュート)
「ナイトシュートエフェクトパーツ」を右手首にジョイントする事で、
「ナイトシュート」発射状態を再現可能です。
(後ろ腰)
後ろ腰の蓋を取り外し、「支柱結合用パーツ」を取り付けます。
(ディスプレイ)
「支柱結合用パーツ」に別売りの「魂STAGE ACT.4」のジョイントを差し込む事で、
フィギュア本体をディスプレイ可能です。
(「ウルトラマンヒカリ」&「ウルトラマンメビウス」ダブルキック)
(「メビュームブレード」と「ナイトブレード」を構える「メビウス」&「ヒカリ」)
(「メビュームシュート」&「ナイトシュート」同時攻撃)
(握手を交わす「メビウス」と「ヒカリ」)
(共闘する「ゾフィー」&「ヒカリ」)
(「ヒカリ」&「ウルトラマンキング」2ショット)
(以下適当に何枚か)
(おまけ)
(「フレッツ光」繋がり)
ドラえもん「フレッツ!」
(総評)
(長所)
購入前は不安でしたが、
カラーリングが劇中のイメージにほぼ忠実に仕上げられていて安心しました。
それ以外の体型や各部のデザインについても、
ほぼイメージ通りに仕上げられていると感じました。
同シリーズの「ウルトラマンメビウス(2014年版)」同様、
「ナイトブレス」と「ナイトビームブレードパーツ」がしっかりと右腕に固定され、
ポロポロ外れてストレスを感じる事無く、ポージングする事ができました。
(短所)
主役級のキャラではありませんが、
やはり限定販売に回された点が残念でした。
付属品等の内容については「メビウス(2014年版)」と大差無いにも関わらず、
価格が割高な点も納得できませんでした。
可動を妨げない様一応考慮されていましたが、
「肩アーマー」が「肩パーツ」と一体化しており、
微妙な角度のポーズを付ける事ができませんでした。
同シリーズの「主役級のウルトラ兄弟」と比較すると、
関節の可動域については、
少し手を抜かれている様な印象が否めませんでした。
それと、
下腕が何となく歪んだ様な造型で、違和感がありました。
また、
「ナイトブレス」の向きを変えられない点も残念でした。
2015年8月発送予定の
プレミアムバンダイ限定「ULTRA-ACTウルトラマンメビウス メビウスバーニングブレイブ」は、「メビウスブレス」の向きを変えられるので、同じ仕様にしてほしいものでした。
本当に残念な点はありましたが、
イベントで参考展示されて以来、全く続報がなかったためほぼ諦めていた
「ウルトラマンヒカリ」が本シリーズで商品化され、感無量です。
「ヒカリ」は本当にお気に入りのキャラだったため、
正に満を持しての商品化でした。
ただ、
「ヒカリ」の商品化は叶わないと思い、
「ザムシャー」を処分してしまった事が今となっては悔やまれてなりません。
もっとも、
「ザムシャー」は同シリーズ開始当初の商品のため、
「ヒカリ」と絡めても見劣りしていたかもしれません。
せめて本商品に「星斬丸」「専用持ち手首」を付属させ、
「メビウス」クライマックスの一場面を再現できる様にしてほしいものでした。
今後、
2015年9月発送予定の商品として、
「ULTRA-ACTハンターナイトツルギ」が登場予定です。
「ヒカリ」同様、
ずっと本シリーズで商品化を期待していたキャラなので、購入したいとは考えております。
しかし、
上記の商品の宣伝文句の中に、引っ掛かるものがありました。
「『ヒカリ』と『ツルギ』を組み合わせて『メビウス35話』の対決を再現しよう!」
というニュアンスのものでした。
これは要するに、
「ヒカリ」と「ババルウ星人が擬態したニセハンターナイトツルギ」の対決を再現しよう
という意味ですが、正直「またか…」と落胆させられました。
以前、
本シリーズの「アストラ(リニューアル前)」の宣伝文句でも、
「『ウルトラキー』を持たせて『ババルウ星人』が化けた『にせアストラ』を再現しよう!」
というニュアンスのものがありました。
「アストラ(リニューアル前)」リリース当時は、
「ババルウ星人」の商品化を強く期待しました。
その後イベントで、
「ババルウ星人」は度々試作品が参考展示され、その都度商品化の情報が出る事を期待しました。
しかし現時点(2015年4月17日時点)まで、
全く商品化される気配がありません。
「ヒカリ」と「ツルギ」の商品化に合わせて、
今度こそ「ババルウ星人」も商品化される事に期待を寄せていたその矢先、
上記の様な宣伝文句を目にし、
「また誤魔化されるのか…」
と思わずにいられませんでした。
確かに、
本シリーズでは初立体化となるため手間とコストがかかる上に、
商品化した所で敵キャラであるため売り上げもあまり期待できないキャラなので
避けて通りたいのかもしれません。
しかしだからと言って、
同じ様な形で消費者の期待を裏切るのはあんまりだと痛感しました。
本シリーズも、
通常販売でリリースされる物は減る一方で、
ほとんど限定販売専用のブランドになりつつあります。
それでも、
続ける以上は、きちんと消費者の期待に応える商品を提供してほしいと思います。
「にせウルトラマン」や「ダークザギ」等の「悪のウルトラマン」とは一線を画する、
奇抜なデザインが特徴の「敵キャラ」もきちんと本シリーズで商品化してほしいと
強く希望します。
現状では非常に困難かもしれませんが、
今後の展開に期待を持ち続けたいと思います。
簡素な内容となりましたが、
今回はこれまで!