ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、
プレミアムバンダイ限定「ULTRA-ACT ユリアン」の代行レビュ―です。
1980年放送の特撮番組
「ウルトラマン80」に登場した「ユリアン」の「ULTRA-ACT」です。
「ユリアン」はウルトラの星の王女で、
「ウルトラマン80=矢的猛」の幼馴染です。
「星涼子」として本編第43話で初登場し、
殉職した「城野エミ隊員」に代わり、「UGM」の一員となりました。
右手首の「ブライトブレスレット」が「ユリアン」への変身アイテムとなっています。
劇中では仮の姿である「星涼子」としての活躍が主で、
本来の「ユリアン」の姿となったのは49話と50話のみでした。
設定上元々戦士ではなく、
戦闘場面は49話の「プラズマ」「マイナズマ」戦に留まりました。
どうせなら初登場した時点から最終回まで「ユリアン」に変身してほしかったと思われますが、
そうできない事情があったかもしれませんね。
後の「ウルトラマンマックス」の「ウルトラマンゼノン」も
同じく本編に2回しか登場せず、勿体ないと感じました。
時代は変わっても、視聴者・ファンの理想通りにできない事情は相変わらずの様です。
「80」終了後の「ユリアン」については、
「ウルトラマンメビウス」放送当時の設定では、
「ウルトラの母」の元で「銀十字軍」の隊員とされていました。
2010年公開の映画「ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国」では、
「星涼子=ユリアン」役を演じた「萩原佐代子さん」が「ユリアン」の声をあてていました。
「萩原佐代子さん」は「スーパー戦隊シリーズ」に縁の深い女優さんで、
「科学戦隊ダイナマン」に「立花レイ=ダイナピンク」役で、
「超新星フラッシュマン」に「改造実験帝国メス」の幹部「レー・ネフェル」役で、
「獣電戦隊キョウリュウジャー」に「立風館 ソウジ=キョウリュウグリーン」の母「丹波麗子」役でそれぞれ出演していました。
それではレビューです。
※本レビューには作品の設定と異なる内容の写真が含まれますがご容赦願います。
※動画投稿者の方々へありがたく使わせて頂きます。
(全体図)
(付属品)
交換用手首(左右各3種)
支柱結合用パーツ
ウルトラマン80用光輪エフェクト
ウルトラマン80用キックエフェクト
(頭部)
弥勒菩薩をモチーフにしたとされる頭部のデザインが、雰囲気十分に再現されています。
(胸元)
胸元の「カラータイマー」的な装飾もきちんと造型されています。
(腰部)
「80」の「ウルトラバックル」に似た装飾もきちんと再現されています。
(後ろ腰)
後ろ腰の蓋を取り外した上で、「支柱結合用パーツ」を取り付けます。
(ディスプレイ)
「支柱結合用パーツ」と別売りの「魂STAGE ACT.4」のジョイントを接続する事で、
本体をディスプレイさせる事が可能です。
(光輪エフェクト)
付属の「ウルトラマン80用光輪エフェクト」を同シリーズの「ウルトラマン80」に取り付けて、「八つ裂き光輪=ウルトラスラッシュ」の場面を再現可能です。
今回も「光輪」は手首と一体化していて取り外しは不可です。
(キックエフェクト)
同じく付属の「ウルトラマン80用キックエフェクト」を「80」に取り付け可能です。
(以下適当に何枚か)
(「ウルトラマン80」第49話の引用)
(「マグマ星人兄弟」の猛攻を受ける「ウルトラマン80」)
※「プラズマ」「マイナズマ」の代役として
「ULTRA-ACT マグマ星人」の「ブラザーブルー」「ブラザーレッド」を使用しています。
(赤く点滅を始める「カラータイマー」)
(「ブラザーレッド」に動きを封じられる「80」)
(「ブラザーブルー」になぎ払われる「80」)
(「80」の危機を目の当たりにする「星涼子隊員」)
星涼子「このままでは、80が殺されてしまう!早く、早く助けなくては!」
※「ユリアン」が「星涼子」の姿をしているとご想像下さい。
(「80」に呼び掛ける「涼子」)
涼子「エイティー!しっかり!今、私が助けに行くわ!」
(「涼子」の申し出を拒む「80」)
80「いけない!君まで変身してはダメだ!」
(戸惑う「涼子」)
涼子「どうして?」
(テレパシーで「涼子」に訴える「80」)
80「今僕がやられても、君が新しいウルトラの戦士として戦う事ができる!
万一二人ともやられたら、地球はおしまいだ!僕の事は構うな…いいか!」
(「80」の思いを察する「涼子」)
涼子「80…あなたって人は…」
(「涼子」に地球の運命を託そうとする「80」)
80「地球を頼む!頼むぞ!」
(耐えきれず駆け出す「涼子」)
涼子「エイティ――!!」
(「ブライトブレスレット」を掲げる「涼子」)
涼子「ユリア――ン!!」
※「ユリアン」の右手首に「ブライトブレスレット」が着いているとご想像下さい。
(「ユリアン」へと変身する「涼子」)
(戦闘ポーズをとる「ユリアン」)
フジモリ隊員・イケダ隊員「あっ!」
イケダ隊員「別のウルトラマンだ!」
(「ブラザーブルー」と対峙する「ユリアン」)
(「ユリアン」のチョップを受ける「ブラザーブルー」)
(続けて「ブラザーレッド」に膝蹴りを決める「ユリアン」)
(「ユリアン」の動きを封じる「ブラザーレッド」)
(後ろに仰け反る「ユリアン」)
(勢いを付けて「ブラザーブルー」を蹴り飛ばす「ユリアン」)
(「ブラザーレッド」を地面に叩きつける「ユリアン」)
(「ブラザーブルー」のサーベルをキャッチする「ユリアン」)
(「ブラザーブルー」の首筋にチョップを炸裂する「ユリアン」)
(「ユリアン」に投げ飛ばされる「ブラザーブルー」)
(立ちあがろうとする「80」)
(お互い目掛けて突進する「ユリアン」と「マグマ星人兄弟」)
(すれ違いざまに「マグマ星人兄弟」にチョップを決める「ユリアン」)
(「ブラザーレッド」に片足蹴りを決める「ユリアン」)
(「ブラザーブルー」のサーベルを掴む「ユリアン」)
(そのまま「ブラザーブルー」を大地に叩きつける「ユリアン」)
(鉤爪から光線を放つ「ブラザーレッド」)
※鉤爪から光線が発射されているとご想像下さい。
(光線の直撃を受ける「ユリアン」)
(立ちくらむ「ユリアン」)
(その場にしゃがみ込む「ユリアン」)
(透かさず「ユリアン」に攻撃する「ブラザーレッド」)
(蹴り飛ばされた「ユリアン」を待ち構える「ブラザーブルー」)
(サーベルを「ユリアン」に叩きつける「ブラザーブルー」)
(大地に叩きつけられる「ユリアン」)
(痛みを堪えて立ち上がる「80」)
(劣勢に立たされた「ユリアン」)
(「ブラザーレッド」に投げ飛ばされた「ユリアン」を捕える「ブラザーブルー」)
(鉤爪で「ユリアン」を攻撃する「ブラザーレッド」)
(背後から「80」の飛び蹴りを受ける「ブラザーレッド」)
80「トォアァァ――!!」
(地面に激突する「ブラザーレッド」・着地する「80」・
「ブラザーブルー」の拘束を逃れる「ユリアン」)
(「ブラザーブルー」のみぞおちにチョップを決める「ユリアン」)
(「ブラザーブルー」の左腕を掴んで投げ飛ばす「ユリアン」)
(並び立つ「マグマ星人兄弟」)
(構える「ユリアン」)
(同じく構える「80」)
(息の合ったコンビネーションでなおも襲い来る「マグマ星人兄弟」)
(「80」と面と向かって頷く「ユリアン」)
(対抗策を打ち出す「80」)
80「我々も力を合わせて戦うんだ!」
(同調する「ユリアン」)
ユリアン「いいわっ!80!」
(同時攻撃で襲い来る「マグマ星人兄弟」)
(ジャンプする「80」)
80「トゥアァァァ!!」
(続けてジャンプする「ユリアン」)
(空中で接近する「ユリアン」と「80」)
(宙を見上げる「マグマ星人兄弟」)
(「ダブルパワー」炸裂)
(呆気に取られる「マグマ星人兄弟」)
(体を回転させて「マグマ星人兄弟」を切り裂く「80」&「ユリアン」)
(着地する「80」&「ユリアン」)
(その場にしゃがみ込む「80」)
80「ウッ!」
(「マグマ星人兄弟」撃破)
(「ユリアン」に支えられて立ち上がる「80」)
(頷き合う両者)
(空を見上げる「80」)
(飛び上がる「80」)
80「シュワッチ!」
(「80」に続いて飛び上がる「ユリアン」)
(どこかへと飛び去る「80」と「ユリアン」)
(「ウルトラマン80」最終回より)
(地球での思い出作りに勤しむ「星涼子」と「矢的猛」)
ナレーション「2人は地球での思い出を胸に焼き付けるため、
地球最後の1日を思いっきり楽しむ事にした。
ウルトラマン80の物語は今終わろうとしている!
だが、我々のために新しいウルトラマンがきっとやって来るに違いない!
ウルトラの星が、いつまでも輝き続ける限り!」
※「ユリアン」が「星涼子」、「80」が「矢的猛」の姿をしているとご想像下さい。
(思い出作りを終え、海岸で空を見上げる「猛」と「涼子」)
(アイコンタクトを交わす両者)
(「ブライトスティック」を掲げる「猛」)
※「ブライトスティック」の代わりに
「ULTRA-ACT ゾフィー(2012年版)」付属の「ベータカプセル」を使用しています。
(「ブライトブレスレット」を掲げる「涼子」)
※「ユリアン」の右手首に「ブライトブレスレット」が装着されているとご想像下さい。
(「80」・「ユリアン」へと変身する「猛」・「涼子」)
(頷き合う両者)
(地球から飛び立つ「80」・「ユリアン」)
(宇宙空間を飛行する「80」「ユリアン」)
(飛びながらアイコンタクトを交わす両者)
(視線の先の「ウルトラの星」を目指す「80」と「ユリアン」)
矢的猛「エイティ――!!」
(「ウルトラの母」&「ユリアン」2ショット)
(ウルトラファミリー集合)
(ウルトラマンキング)
(ウルトラの父)
(ウルトラの母)
(ゾフィー)
(ウルトラマン)
(ウルトラセブン)
(ウルトラマンジャック)
(ウルトラマンA)
(ウルトラマンタロウ)
(ウルトラマンレオ)
(アストラ)
(ウルトラマン80)
(ユリアン)
(ウルトラマンメビウス)
(ウルトラマンヒカリ)
※「ウルトラマンメビウス」放送当時の「ウルトラファミリー」のイメージを再現しました。
(総評)
(長所)
まず、
「ウルトラの母」に続く「女性ウルトラマン」が商品化された事を評価したいと思います。
女性らしい体型を忠実に再現されていました。
また、
関節が豊富で可動域も広く、しなやかな印象の戦闘ポーズもきっちりとつける事ができました。
今回は、
「後ろ腰の蓋」がポロポロ外れる事無く、
繰り返し「支柱結合用パーツ」を用いたディスプレイをスムーズに行う事ができました。
「80」に付属せず残念でならなかった
「八つ裂き光輪=ウルトラスラッシュ」が本商品に付属し、
「80」のプレイバリューが広がりました。
「キックエフェクト」により、
「80の飛び蹴り」をよりかっこ良く再現する事ができました。
(短所)
もはや定番ですが、
「80」共々限定販売に回された点がやはり残念でなりませんでした。
比較的コンパクトな内容であったにも関わらず、
価格が「80」と同じと言う点もいまいちでした。
もう少し抑えてほしいと感じました。
今回の価格なら、
あと1つでも「80用拡張パーツ」を付属させてほしいと思いました。
個人的には、
「ウルトラスパイラルビーム」のエフェクトパーツだけでも付属させてほしいものでした。
「80」同様、
劇中ではもう少し太めの体型というイメージなのに対し、
商品はかなり細みという印象でした。
誠に残念な点はありましたが、
「80」同様可動フィギュアとして商品化の機会に恵まれなかった「ユリアン」が
本シリーズで商品化され、「80」と揃える事ができた点については、
大変喜ばしく感じています。
さて、
「ウルトラマン」の映像作品として、
2015年7月14日より、
「新ウルトラマン列伝」の枠内で
「ウルトラマンエックス」の放送が開始予定です。
「ゼロ」から「ギンガ」までの間隔と比較すると、
非常に短いスパンでの新たなウルトラマンの登場という印象を受けました。
怪獣の能力を鎧として身に纏うという新たな設定が盛り込まれるそうで、
大変楽しみにしています。
しかしそれと同時に、
本「ULTRA-ACT」できちんと商品展開されるのかが気になります。
「ギンガ」でさえ、
基本形態の「ギンガ」がリリースされて以降、全く音沙汰がない状態です。
今の状況を見ていると、
「ギンガストリウム」「ビクトリー」「ギンガビクトリー」「ビクトリーナイト」が
商品化される見込みはなさそうです…
そんな中、
2015年10月発送予定の
「ULTRA-ACTウルトラマンコスモス ルナモード」の予約が始まりました。
公開された情報を確認した時、
喜びと同時に、どうにも納得できない気持ちが湧き起こりました。
これまで一点も本シリーズで商品化されなかった
「ウルトラマンコスモス」なので、ずっと心待ちにはしていました。
しかし、
主役である「コスモス」の基本形態の「ルナモード」が、
いきなり限定販売に回された理由が分かりません。
既に、
同じ主役級の「80」が限定販売に回されているため、
最早そうでもしないと割に合わない程本ブランドはひっ迫しているのかもしれません。
2015年5月に開催されたイベント「魂の夏コレ2015」の「ULTRA-ACT」のブースでも、
初お披露目は上記「コスモス ルナモード」1点という有様でした。
度々申し上げていますが、
「仮面ライダー」「スーパー戦隊」等と比較すれば、
「ウルトラマン」はコンテンツとしては非常に弱いかもしれません。
しかし、
ブランドが立ち上げられて以来、ずっと期待し続けて来た「ULTRA-ACT」なので、
まだ終わってほしくはありません。
願わくば、
アンケート等で上位に入る人気怪獣・人気侵略者等を再び商品化してほしいと思います。
今回「80」の49話を題材にした写真を撮影していた際も、
「プラズマ」と「マイナズマ」があればと思わずにいられませんでした。
無論、
「ウルトラマン」さえこの状態なので、
ましてや敵キャラでは実現は困難を極めると思われます。
それでも「ウルトラマンエックス」と合わせて、
今後の展開を見守りたいと思います。
最後は愚痴ばかりになってしまいましたが、
今回はこれまで!