ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、ホットトイズ アベンジャーズエイジ・オブ・ウルトロン ホークアイのレビューです。
今回は、アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロンのホークアイのフィギュアのレビューです。ホークアイはアイアンマン、キャップなどのようにアベンジャーズから後の映画には出ていなかったため、ホットトイズのフィギュア化は今回が二回目です。そのため前作版からどこまで改良されたかが期待されます。
それではレビューをはじめます。
(全体像)
今回のホークアイは腕を出していたアベンジャーズ版と違い、服装は長袖のコートになりました。コートの造形は劇中に準拠しており、若干糸が出ているところはありましたがそのほかの縫製や不具合等はありませんでした。
ヘッド
ヘッドはアベンジャーズ版のほうが若干険しい表情で眉や皮膚の髭の塗装も薄めでした。2版は表情は若干柔らかくなって落ち着いた感じになり、今作では塗装がより詳細に施されていました。その分若干しわが目立つように見えますが、1と2の間の時間経過の分、ちょっと歳をとって落ち着いた感じとなったホークアイという設定なのかもしれません。
各部
前面のチャックは開閉できますが、袖は腕に接着しているのでコートを脱がすことはできません。
背中には矢筒をセットするための接続部品がしっかりと張り付けられています。
各部の金具等も細かく塗装されていました。チャックは中央と背面のもの以外は開きませんでした。
ズボンは前作と基本的には同じデザインですが、ひざと上のバンドの感覚が狭くなり膝横のデザインが異なっていました。
ブーツは前作と形状はほぼ同じです。前作が劣化しているのかもしれませんが、比べると2版のほうが光沢が増していました。
差し替え用ハンドパーツ(×4) ハンドは前作版と同様に握り手はありませんでした。
弓、弓(収納状態) 収納状態の弓は前作版と同様に展開可能でした。
スピードローダー(×2)スピードローダー(矢付き)矢筒用矢幹(×8本)
短い矢
上のセット写真では見えていませんでしたが一つだけ短い矢も付属し、矢筒の中央にセットできます。
矢(×13)
矢は13本あり、矢筒にセットできる12本と残り一本はフィギュアに持たせることが可能です。
特殊矢尻(×19)
劇中ではどの場面でどれを使っていたか残念ながら覚えていませんでしたが、特殊な矢尻6個と、3種類の矢尻が5、4、4個ずつ付属します。これらは矢に取り付けて使用します。
矢筒
矢筒は前作版と比較してかなり横に幅広いデザインに変更されていました。
矢筒は分離でき、内部に矢を個々セットできます。矢筒は磁石で互いに容易に接続できるので、前作版の矢筒よりも矢の着脱が簡単になりました。
矢筒は前作とは違って背中に設けられた接続部位に上からはめてしっかりとセットできます。
サングラス
サングラスはヘッドの耳の上に両側から挟み込むようにしっかりとセットできます。
スタンド
スタンドは台座には前面にホークアイのネームプレートがあり、台座上面にはアベンジャーズのマークがデザインされています。
(可動性)
首とヘッドは別パーツで構成されており、それぞれの可動域もかなり広いので多数のポーズに対応可能です。
腕は袖と胴体の服が繋がっていないため、上下左右かなり自由に動かせます。
肘は120度ほど曲げることができます。前作版は90度ほどしか曲がらなかったので、かなり可動域が広がりました。
腰は後方にはそこそこ反らすことができますが、前方にはさほど曲がりませんでした。腰は前作版と違って、左右に自由に回すことができます。
膝は約120度曲げられます。ただ脚を左右にはズボンの干渉がありさほど広げることはできませんでした。
ブーツには可動域が前後左右にほとんどないため、接地性もですが弓を構えて踏ん張るようなポーズには対応できないのが残念でした。
比較
前作版ホークアイと並べると、背は前作版のほうがわずかに高く見えます。ヘッドは2版は若干表情は柔らかく見えますが、一作目版と比較すると皮膚の詳細な塗装精度は2版のほうが高く見えます。
ヘッドを無理やりセットして2版のホークアイの再現。顔の塗装と腕の色が若干違い、2の衣装は右胸のシールドのエンブレムがなくなっているのがちょっと違和感を感じるかもしれませんが流用は可能かも。自分がやった限りでは2のヘッドはそのまま1の胴体にセットできないので、少し工夫が必要みたいです。
アベンジャーズ4人と
現在までアベンジャーズは4人まで出ましたね。ハルクも香港で発売されましたし、ソーが来ればメインメンバーは揃いますね。
以上、ホットトイズ アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン ホークアイ レビューでした。
(総評)
良かったところ
ヘッドは新造形で、より本人に似ているように改良された
背中の矢筒は前作版より改良され、弓矢の着脱が容易になった
腕の可動域が向上して弓を構えるポーズもとらせやすくなった
気になったところ
ブーツの可動部位がなく、接地性が低い
矢が短くなった
良かった点はヘッドは新造型になり塗装も詳細になり、よりジェレミー・レナー氏の顔に近づきました。また矢筒は分割できるようになり、矢の着脱が容易になった点も良かったと思います。そしてヘッドと首、腕などの可動域が広がったおかげで、弓矢を構えるポーズもとらせやすくなりました。矢尻も多数付属し、劇中での使用したシーンの再現にも多数対応できそうです。
一方残念な点は、ブーツの可動部位がないため弓をつがえて踏ん張るようなポーズに対応できない点でした。キャップのようにブーツを分割してほしかったですね。あとは矢の長さが前作版よりも短くなっていました。私はさほど困りませんでしたが、長いほうがいい人は前作版の矢を代用するのもいいかもしれません。
できれば劇中での前作に近い軽装にも換装可能にしてほしかったですが、ヘッドの改良や服装、武装等の再現度も高く可動性の向上しているので、軽装でなくてもいいならこちらのホークアイの購入を検討してもいいかもしれません。ただ、最近のホットトイズは軽装版を今後限定で出しそうな気もしますが・・・
残る主要アベンジャーズメンバーはハルクとソーになりましたが、まだまだウルトロンやクイックシルバーハルクバスターなどあるので、これらにも期待したいです。ただウルトロンセントリーの発売情報も出ていないので、このシリーズからはさらにフィギュアが発売しそうですね。
それでは今回にこれにて。