ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、ホットトイズ クォータースケール アイアンマンマーク43 (アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン) レビューです。今回は前後編に分けます。
(全体像)
体型は1/6スケールのマーク43よりも胸部と胴が太くなり、がっしりとしたシルエットになっていました。アーマーのレッドのカラーは、1/6スケールと比較すると光沢は控えめになっていました。ボディには全体的に軽微なダメージ塗装が施されており、その塗装も1/6スケールより詳細に施されていました。
(大きさ比較)
大きさ比較。1/6スケールが約32センチで、QSが約49センチになります。QSのダークナイトバットマンやT-800よりも2センチほど高く、QSとしても今まででもっとも大きいフィギュアですね。
(ヘッド)
ヘッドの幅が1/6スケールよりも若干左右に幅広い感じの形状になっているように見えます。目の形状も1/6スケールよりも細くシャープな形状になり、劇中のイメージにより近くなりました。
側面及び背面にも詳細なハゲチョロ塗装が施されており、質感も申し分ないです。
(各部)
胸部のアーマーは1/6スケールのものよりも左右及び前方に拡張され、より劇中に近いフォルムになりました。
胸部アーマーはマグネットで接続されており、取り外して内部メカニックを見ることができます。内部構造は1/6スケールよりも造形はより細かく再現されていました。
腹部の造形や塗装も、サンプルから劣化や問題もなく良好な出来でした。
腕も1/6スケールよりも大型になったように見えます。1/6スケールはスマートに見えるので、これくらい太いほうが中にトニーが入っているような感じに見えますね。
本体に初めからセットされている握り手はいままでの1/6スケールとは違って指一本一本がそれぞれ成形及び塗装されており、ぐっと握った力強さが伝わってくるようでした。
脚部の造形もサンプルからさほど変更なく見え、塗装も不具合なく施されていました。
足の裏は1/6スケールと造形はほぼ同じでしたが、噴射口様の部分がホワイトで塗装されていました。
(オプション)
ハンドはリパルサー光線発射用手、握り手、可動指手の3種類が左右付属します。
リパルサー光線発射装置部分は1/6スケールと違って白色になっていました。
差し替え用前腕部パーツ
オプションの武装として、ミサイル発射装置左右二種類と多連装式銃が左右2つずつ付属します。ミサイルは写真では発射装置にセットしていますが、それぞれ分離して収納されていました。
首アーマーパーツ、アークリアクター取り換えパーツです。首アーマーパーツはトニースタークヘッド接続時に、アークリアクターパーツはアークリアクター部交換に使用します。
トニースタークヘッド
アイアンマンヘッドと首パーツを取り外して、トニースタークヘッドはアーマーパーツとともにボディにセットできます。
このサイズでのロバートダウニーjr氏のトニースタークヘッドは初めてだと思いますが、しわはサンプルのほうがより深く見える以外は、エイジオブウルトロンを演じた際のロバート氏の顔にもっとも近いヘッドだと思います。
今回のヘッドは眉間にしわをよせた少し厳しめの表情ですが、目の大きさやしわの再現など文句のない出来栄えと思います。肌の質感も良いですが、白いひげも混ざった口ひげの詳細な塗装も見事です。
頭髪はサンプルからも目立った劣化なく仕上がっており、劇中の髪型を概ね再現できています。
頭髪の生え際の再現も問題ない出来でした。 ひたいの薄いしわの表現も見事ですね。
開発作業トニーもヘッドは良い出来でしたが、大きいこともありますがこれは今までのトニースタックヘッドの中でもトップの出来ですね。欲を言えばバットマンのように眼球可動システムもつけてくれたらもっとディスプレイの幅が広がると思うので欲しかったですね。
(各部武装等ギミック)
両腕のアーマーパーツはマグネットで取り付けられており、外して内部構造を露出させることができます。
ミサイル
露出したメカニック部分にサンプル画像にもあったミサイル発射装置をマグネットで接続できます。ミサイルは着脱でき、ロケットのホルダー部分は前後に動かすことができます。
ミサイル発射装置はもう一つ付属し、こちらは劇中でウルトロンプライムとの闘いの際に使用したもののデザインになっています。こちらはサンプルでは付属しないことになっていましたが、劇中を反映して追加されたのが良かったです。
上腕部の装甲はマグネットで取り付けられており、外すことで内部メカニックを見ることができます。
多連装式銃
肩のアーマーを後部にスライドさせて、銃をそこに接続します。銃は上下に動かすことができます。
(ライトアップギミック)
目のライトアップ機能は、頭部の上部パーツとマスクを取り外してスイッチを操作します。
ライトアップは目全体をほぼ均一に発光します。劇中や公式画像の目のホワイトに発光した状態をよく再現できています。
アークリアクターと背面部スラスターのライトアップ
背中中央のアーマーパーツを取り外して、アークリアクターと背面部のライトアップスイッチを操作できます。右にスイッチを入れるとアークリアクターと背面部が、左にスイッチを入れるとアークリアクターのみが発光します。
クリアーパーツ製のアークリアクターは、ライトアップすると内部の構造とともに発光できます。
差し替え用アークリアクターパーツにアークリアクター部を交換すると、ライトアップすると全体的に白く発光します。クリアーパーツ版のように内部の構造はほとんど透けて見えませんが、三角形の形はうっすらと見えます。
差し替えアークリアクターパーツを使用すると、ライトアップしなくてもリアクターが発光しているような感じに見えます。そのため通常ディスプレイする際はこちらでしてもいいかもしれません。
背面部エアーフラップ
背面部の下部フラップ内部のスラスター様部分がイエローに発光します。ただフラップを展開しないと外からは見えないので注意が必要です。
手と前腕部
腕のアーマーパーツを外すとリパルサー光線発射装置のライトアップスイッチが表れ、発射装置のみもしくは発射装置と前腕部両方のライトアップを切り替えることができます。
スイッチで発射装置と前腕部を両方発光させると、腕のアーマーパーツを外した状態のメカニック部分の二か所がブルーに発光します。これもアーマーを付けたままだと見えないので注意が必要です。
太腿部のエアーフラップ展開ギミックとライトアップ機能
太腿部の外側部分は、エアーフラップを展開することができます。ただちょっと硬い場合があるので、その際は破損しないように慎重に展開したほうがいいと思います。そして背面部のアーマーを外すとライトアップスイッチが見えます。
ライトアップをONにすると、エアーフラップ内部がブルーに発光します。
脛部ライトアップとエアーフラップ展開ギミック
脛部は左右二枚ずつエアーフラップを展開できます。そして背面部のアーマーを外すとライトアップ用スイッチが露出します。
ライトアップをonにすると、エアーフラップの接続部分が4か所発光します。
今回は時間の関係で残念ながらここまでにします。後編はスタンドとウルトロンセントリーの残骸、可動性及びギミックとそのほかをする予定です。
それでは一旦はこれにて。
後編はこちら