ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
ボディは劇中よりも明るいシルバーの塗装が施されており、細かいモールドは劇中でははっきりと見えなかった部分もあるので判断しにくいですが概ねは再現されているようでした。外見から少しダイキャストが入っているかと思ったのですがほとんど使用されておらず、その代わりにダイナミックスタンドを使用できる重量になっていました。
アベンジャーズフィギュアは30センチくらいですが、ウルトロンプライムは約41センチなので劇中の差を大体は再現されていました。
(各部)
ヘッドはサンプル写真からは細かいデザインが改修されたようで、劇中では暗くて確認できなかったモールドや左右の突起など特徴的なデザインを再現しています。ただ、首の後ろのヘッドと胴体をつなぐパーツは軟質素材が使用されていましたので劣化が心配ですね。
胸部のコアを囲む特徴的な装甲も、サンプルからあまり劣化せずに再現されていました。
脚の細かい造形やモールド等の再現も良好でした。塗装についても特段におかしいところもなく高品質で仕上がっていました。
背中の複雑な構造も再現。
腹部は支柱はサンプルより簡略化されているようにも見えますが、そのほかの部分はさほど劣化せず再現されていました。
可動性
首は左右にそれぞれ20度回転できます。わずかに上にも動きますが、無理やりすると破損しそうなので注意が必要です。
首付け根のわずか(約10度ほど)左右に動かせます。そのため、首とあわせて30度ほどは左右に動かせます。
肩は左右に引き出すことができ、肩部のアーマーパーツを上に引っ張ることで他パーツに干渉が少なく動かすことができます。
肘は約90度曲げられます。肘関節ははクリック式になっており、腕をしっかりと曲げたまま保持できます。
腕は左右にそれぞれ90度ほど回転します。
腕は肩部のロールがあるためかなり前方まで可動します。
胸部左右のパーツは前方に引き上げることができ、腕を動かす際に干渉を減らして動かすことができます。
手の指は関節がそれぞれ可動し、親指以外は左右への可動域はないものの、手を握った状態など再現できます。
腰は前方のみ少し曲げることができます。ただ腰の関節もクリック式ですが、一番深く曲げても少し戻ってしまうこともあるのが残念でした。
背中の装甲は手前に引き上げることができるので、腕の動かす際に干渉しないように動かすことができます。
腰のパーツ(黄色の矢印)は前方に上げることができ、脚を前方に動かす際に干渉しにくくなっています。 太腿のパーツ(赤色の矢印)は下にスプリングで下げることができ、脚を動かす際にこちらも干渉しにくくなっています。
太腿は左右に少し回転できますが、大きくは回せないので注意が必要です。
ひざは二重関節になっており、90度ほど曲げられます。
(ライトアップ)
頭部のカバーを開けるとライトアップ用のスイッチがあり、頭のクリアーパーツのレッドのラインと目が発光します。
目はライトアップされている状態だと赤い目で見えます。目の玉は劇中とは少し違うように見えますが、サンプル写真のとおりどこから見てもこちらを見ているように見えようになっており、このようなギミックは他のフィギュアでも導入してほしいですね。
口は下にスライドでき、開くことができます。上だけですが歯も再現されています。ライトアップの際には口の中も光って見えます。
両腕は二の腕にスイッチがあり、腕の内部がライトアップできます。明るいとそこまで光っては見えませんが、少し暗いところだと腕の内部のライトアップがきれいに見えます。
胸部は背中のスイッチでライトアップできます。腹部や胸部などの隙間から光が漏れるので、明るい場所だと劇中に近い見え方ですが、暗いところで見るとレッドの光がアーマーから漏れ出る様に見えるので、劇中とは違いますがそれはそれでかなりかっこよく見えると思います。
オプションはスタンドのみ付属します。スタンドアームはフレキシブルのものが使用され、台座のエンブレムはライトアップできます。ほかのアベンジャーズと差別化されている点はいいですね。 ライトアップの光も強めなので、ウルトロン自体のライトアップのかわりに長時間点灯するのも良いかもしれません。
劇中では上2枚の場面はアルティメットウルトロンでしたが、今のところ出ていないのでこちらで。
以上、ホットトイズ ウルトロン・プライム レビューでした。
(総評)
良かったところ
ウルトロンプライムの特徴的なデザインと体躯を再現
特徴的なデザインだが、各部のギミックにより可動性は中程度になっている
目玉がどこから見てもこちらを見ているように見える
気になったところ
ボディが劇中よりも明るいシルバーで塗装されている
首や腰の可動域が狭いのが残念
ライトアップしていない際には目が黒く見えてイメージ通りには見えにくい
劇中での身長差とデザインを再現しており、ヘッドはサンプルからは改修されていました。さらに目、腕、胴体のライトアップを点灯させることで劇中に近い見栄えを再現することができます。ライトアップ機能の付いたスタンドもほかのものとは異なりライトアップ時も見栄えが良く、フィギュアを立てることでウルトロン自体にも十分にライトアップできるのが良かったと思います。 また、目は各方向から見てもこちらをにらんでいるように見えるのも良い点だと思います。
気になった点は、首や腰の可動性は低いので劇中のような飛行ポーズをとらせるのは難しいのと、他の関節も説明書や各部にパーツが擦らないように動かす必要があります。そしてライトアップしていない際にはあまり劇中のようには見えない(特にヘッド)のが残念でした。できれば目はライトアップせずとも赤く見えるようにしてほしかったです。
値段は大きい分高いのとボディが劇中のような暗いシルバー色ではないのですが、可動性を向上するためのギミックも多くありライトアップするとかなりかっこよく見えるのでこのサイズのウルトロンプライムが欲しい人は購入を検討しても良いかもしれません。
今後はできれば改良を加えてアルティメットウルトロンを発売してほしいところですが、今のところ予定はないし難しそうですね。ホットトイズのアベンジャーズフィギュアは次はアイアンマンマーク45が発売し、その次はクォータースケールマーク45とウルトロンマーク1、ハルクバスターを残すところとなりました。特に値段の高いQSやハルクバスターは急がずに完成度を高めて最高傑作となるように作りこんで出してほしいですね。
以上、ホットトイズ ウルトロン レビューでした。
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