ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、ホットトイズ クォータースケール アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン アイアンマンマーク45 レビューです。今回は前後編に分けます。
(全体像)
全長は約49センチあり、サンプル写真ではボディは全体的に艶消しのように見えましたが製品版では1/6スケールと同様に光沢の強い塗装に変更されていました。体型はマーク43とは大きく違う流線的なデザインを見事に立体化しており、全身には1/6スケールより細かいバトルダメージを受けた状態を塗装を使用して再現していました。
頭部はサンプル画像とは違って1/6スケールと同じく前面はメッキ塗装を使用しており、塗装による細かいダメージ等も1/6よりも多くかつ詳細に施されていました。 頭部の形状はマーク43と同じく若干左右に幅広い感じの形状に見え、目も同様に横に細くなっているように見えました。
頭部各部には1/6にはなかった多くの細かいダメージを塗装で施されており、より質感がアップしていました。
胸部はサンプルほどはダメージ処理は少なめですが、ダメージパーツもあるので軽度のダメージ状態を1/6よりも細かく再現していました。
胸部側面のデザインの再現も1/6よりも詳細になされており、特にサンプルでも再現されていなかった脇腹などにある6個の穴の内部まで再現されているのは見事でした。
腕の装甲の形状やダメージ処理等の再現も、申し分なくなされていました。
マーク43と同様に、握り手は指がそれぞれ成型及び塗装されていました。
腹部のダメージはサンプルよりも軽めでしたが、造形は劣化もなく各部もサンプルより少し明るめの色になっていました。
背面の造形も1/6スケールより細かくなり、塗装や造形、フラップとの継ぎ目の目立ちにくさなど問題ない仕上がりでした。
ふくらはぎ前面には焦げたような塗装が施されており、膝上部の穴の部分の詳細な再現も良好でした。
脚の造形も問題なく、軽微なダメージの塗装やスラスターや関節から除くメカ部分の造形も丁寧に仕上がっていました。
ライトアップ
頭部ヘッド装甲は磁石で固定されているので、容易に外すことができます。
ライトアップ機構はほぼマーク43と同じで、側面から見ると若干端のライトアップがみえにくくなりますが、光量は概ね十分でした。電池が1/6スケールよりも大容量のものを使っていることもあり、ライトアップ時間は長めでした。
胸部のライトアップは、磁石で固定されているフラップ上部の装甲を外したところにあるスイッチで操作します。
胸部及び背面のライトアップは、胸部リアクターだけと、リアクター+前方ブルーライトアップ4か所+背面ブルー2か所+ホワイト2か所の同時ライトアップをスイッチで切り替え可能です。
リパルサー光線発射装置は腕装甲パーツを取りはずして操作します。
リパルサーはマーク43と同様にホワイトのパーツが使用されており、明るくライトアップされます。
太腿の裏装甲パーツを取り外してスイッチ操作すると、側面にブルーのライトアップが可能です。
ふくらはぎのフラップを取り外して、スイッチでライトアップのONOFFが可能です。ただフラップパーツを取り外さないと操作しにくかったです。
脛の側面と後方の部分がライトアップされます。ただ電池が小さいこともあるのか、私の購入分ではすぐに電池がなくなって暗くなりました。
ギミック
胸部装甲は磁石で接続されているので簡単に取り外すことができ、内部メカを露出させることができます。
肩装甲はマーク43と同様に上に引き上げることができ、腕の動きに合わせて装甲を移動させることができます。
肩は前方に45度引き出すことができ、腕をより前方に動かすことができます。
二の腕の装甲は上にずらすことができ、肘を曲げる際に可動域を広げることができます。
腕の装甲は磁石で接続されているので、装甲を外してメカを露出させることもできます。
両腕にはレーザー発射装置が収納されており、前方の装甲をスライドさせて発射装置を引き出すことにより展開させることができます。ただ、発射装置が若干引き出しにくいのが残念でした。
背中のフラップは1/6スケールと同様に70度展開することができます。
腹部は
胴体を上下に引っ張ると胸部下と腹部中央の部分を伸ばすことができ、前後左右の可動域を広げることができます。
腰のフラップは前方二つと左右側面の4つが展開でき、脚の可動域が43よりも広がっていました。
マーク43と同様に、おしりの真ん中のボタンを押すと、両足が同時に引き下がって可動域を広げることができます。
左右の脚は少し引き下げることで、左右回転の可動域を広げることができます。
膝を曲げる際には太腿前方のパーツが下方向にスライドし、ふくらはぎパーツの移動もあわせると膝の可動域を大きく確保できるようになっていました。
脚ふくらはぎの装甲は下に移動してひざの可動域を広げることができ、前方に開いて展開状態にすることもできます。
オプションパーツ
ハンドは握り、可動指、リパルサー光線発射装置用それぞれ左右が付属します。
胸部装甲はバトルダメージパーツが付属し、劇中終盤のダメージ状態を再現できます。
マーク43と同様に、胸部リアクターをリパルサー光線発射装置と同じホワイトのパーツに取り換えることができます。ライトOFF時も明るく見えるのでライトアップしない際にはこちらでもいいかもしれません。
スタンド
今回の台座は劇中終盤の建物の地面を再現したもので、中央にはウルトロンセントリーらしき残骸が再現されていました。
他に破壊されたウルトロンセントリーの腕らしき残骸パーツも付属します。ただちぎれた配線部分は43のように実際のコードを使用していないので、ちょっと作りこみは足らないと思いました。
なお通常版のため、ウルトロンセントリーの頭部はありません。まあ目の色は違いますが、マーク43のものを流用してもいいかもしれません。
スタンドには支柱を取り付けることができます。しかし43もそうでしたがクリップがないのでしっかりとフィギュアをホールドできないので安定性が悪く、支柱穴がフィギュアの中央よりも端よりの上に、華奢なためフィギュアを載せると曲がってしまうこともしばしばありました。この辺は改良してほしかったですね。
それでは前半はここまでになりますが、後半は可動性などになる予定です。
それでは一旦はこれにて。