ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、バンダイ S.H.フィギュアーツ ウルトラマンオーブ オーブオリジン レビューです。
(全体像)
ウルトラマンオーブ オーブオリジンは、オーブの本当の姿かつ最強の姿(映画版を除く)です。通常は手にしたオーブカリバーを使用し、火水風土の属性技に加えて必殺技オーブスプリームカリバーを使用します。全体像は少し首が長く見えましたがプロポーションは劇中にイメージに近く、オーブオリジンファーストにブラックカラーが加わった体のカラーリングを再現していました。
(各部)
顔は造形はそれほど劇中のイメージから離れずに造形できていました。目と額はクリアーパーツを使用して再現されていました。ただ若干首が少し長めに見えましたので、そこが気になる人がいるかもしれません。
胸部のカラータイマーや周囲の造形もサンプルから劣化なく仕上がっており、腕と肩の間のパーツの塗装もサンプル同様に細かく再現されていました。
腹部のカラーの塗り分けや腕の細かい部分のブラックの塗装などもちゃんと塗装されていました。
私の購入分ではひざに塗装汚れが少しあったのとひざ上のレッド部分の塗装が劇中よりは細いのが残念でしたが、それ以外はミスもなく塗装も良かったです。
後方も同様に大きな塗装ミスや不具合などはなく、問題ない仕上がりでした。
(可動性)
ひじは140度以上曲げることができ、腕は前後方には360度回転が可能です。
腕は左右にも90度上げることができます。肩は若干引き出せますが、大きく前方に腕を移動させることはできないのでもう少し広くしてほしかったですね。
首部分のひれ?状の部分は首を上げると内部に引っ込むギミックがあり、顔をより上に向けることができます。
首パーツを軸にヘッドパーツは360度回転でき、左右には首と連動して約45度ほど傾けることができます。
腹部は前方後方ともに可動域は高めで、大きく体をそれせる飛行ポーズにも十分に対応できます。
腰の左右の回転は胸部、腹部とも動かせ90度近くまで左右ともに動かせました。
脚は前方横には90度まで上げることができ、脚は外側に30度ほど回転することができます。
ひざは約120度以上曲がりしゃがむポーズをとらせることができ、ひざ先は90度動きます。後方には脚はほとんど可動域がありませんでしたが、足先は前後左右に可動域は広く接地性は高かったです。
(オプション)
ハンド
ハンドは握り、飛行、オーブカリバー用、開き1、開き2が左右それぞれ付属します。
オーブカリバー
オーブオリジンの専用武器であるオーブカリバーは、玩具とは違いクリアーパーツなどは使用されていないものの形状およびカラーリングもほぼ再現していました。
カリバーホイール中央には火水土風の4つのエレメントが表示されています。劇中のようにそれぞれ一つが表示される状態にはできませんでした。
刃先や柄部分の造形や塗装も細かい仕上がりになっていました。
裏面
オーブカリバー交換パーツ
カリバーホイール中央に属性が表示されていない状態を再現できるパーツも付属しました。これは裏側を押すことによってパーツがせり出し交換できるようになります。
交換用カラータイマー
カラータイマーは活動限界を示す赤になったものも付属します。ただこちらも本体との接続が安定せず取れやすかったのが残念でした。
劇中のエレメント攻撃のエフェクトをそのまま再現できませんが、魂エフェクトで属性攻撃風に(炎エフェクトは破損したので未使用)
相手が悪い気もしますが、ちょうどエフェクトの中に入れられたのでソフビのイフで代用。
オリジウム光線のポーズはとれるものの、腕の引き出し範囲が少し狭かったのでもう少し引き出せるとよかったですね。
以上、バンダイ S.H.フィギュアーツ ウルトラマンオーブ オーブオリジン レビューでした。
(総評)
よかったところ
体型は若干首が長いように見えるが、劇中のオーブオリジンのイメージに近いプロポーションを再現
オーブカリバーはパーツ交換で通常と必殺技発動時を再現可能
可動域はカリバーを持った戦闘ポーズはおおむね可能で、飛行ポーズなどにも違和感なく対応可能
気になったところ
胸部のカラータイマーがとれやすい
脚は後ろ方向にあまり可動域がない
オーブホイールは2つしか付属しないので属性攻撃時の状態は再現できない
今回のオーブは、体型は劇中よりも若干首が長く見えましたが全体の造形やカラーリングなどは劇中のイメージをよく再現していました。オリジン専用の武器であるオーブカリバーも刀身や中央のオーブサークルなどの再現度も良く、パーツ交換でオーブサプリームカリバー発動状態を再現できます。胸部のカラータイマーも赤に交換可能で、劇中に出てきた手の形をほぼカバーできる交換用ハンドが付属していました。 あと首後ろ部分が内部に収納できることにより、首をより上に向かせることができるのも良かったと思います。
残念だったのは、カラータイマーがブルーレッドともにとれやすく、しっかりと胸部に固定できるように作ってほしかったですね。また腕がそこまで前にせり出せないのでオリジウム光線ポーズがしにくかったとこと、脚が後ろにはほとんど可動域がないのでここは改善してほしかったですね。あと、オーブオリジン属性攻撃を再現するためにカリバーホイールにあるそれぞれの属性を一つずつ表示できるようにしてほしかったですね。
腕の可動域など残念なところはありますがオーブカリバーを持ったポーズならばおおむね対応できるので、光線ポーズ楽にとれたり脚をより後ろに動かしたい人以外でオーブオリジンが好きな人ならば購入を検討してもいいと思います。
今後は今月後半に延期されたオーブオリジンファーストや一般販売のスペシウムゼペリオン、そしてリリースが決まった現在放送中のウルトラマンジードプリミティブなどに続きます。オーブはアマゾンプライムで見て気に入っていたので、参考展示であったバーンマイトハリケーンスラッシュ、サンダーブレスターなども期待して待ちたいと思います。
それでは今回はこれにて。