ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、メディコストイ 超像可動BIG スタープラチナ レビューになります。
(全体像)
大きさは約24㎝でホットトイズなどの1/6スケールフィギュアとフィギュアーツなどの1/12スケールフィギュアの間の大きさになっていました。体型は以前のものよりも劇中により近いマッシブな体型を再現できており、筋肉質な体を際立たせる全身にわたるの濃淡の塗装も見事でした。大きい分各部の塗装や髪の毛等の細かい部分の造形レベルも高くなっていました。
(比較)
サードもありましたが、ファーストが見つかったのでそれと比較してみました。体の色は古くなったこともありBIGのほうが濃く見えますが、胸部の大型化、腹部やすね当ての形状と塗装の違いなど超動可動版から変更及び改良されていることがわかります。
(各部)
通常のヘッドは、ジョジョ第三部劇中序盤後半から最終回までに見られたロボットっぽい表情のスタープラチナを見事に再現してました。額のバンド(?)の形状や塗装も三部超像可動版より細かくなり、顔のカラー違い部分の境界線にライン、耳や頭髪の形状の詳細化など、かなり劇中に近いヘッドになっていました。
交換用ヘッド
交換用の叫び表情のヘッドですが、こちらも詳細な形状の改善だけでなく超像可動版よりも大きく口を開いた状態を再現してるため、より迫力のある表情になっていました。
首のマフラー(?)は超像可動版よりも大型化かつ形状が複雑化しており、よったしわの形状も再現していました。肩アーマーも留め金状の部分の造形が細かくなり、胸部も幅が広がったことに伴って左右のラインの間隔も広がりました。
腕全体も大型化して形状も筋肉質になっていました。肘あてや拳表の形状のより細かく再現されていました。
超像可動版では腹部中央に関節がありましたがそれはなく、再現されていなかった二本のゴールドのラインがちゃんと設けられていました。
腰のふんどし(?)と上部のひも部分は形状はより細かくなっていますが、それぞれ別パーツなので脚の動きに干渉しにくくなっていました。脚は超像可動版と違って脚と腰の間隔が狭くなり、より自然な体型になっていました。
脚先のブーツの形状は第三部超像可動版とは違い、カラーは違いますが第四部のものに近い形状になっていました。
脛当て部分は別パーツになっており、超像可動版では丸見えだった関節部分が隠れるように工夫されていました。
背中の形状も第三部版よりも第四部版に近くなり、第三部超像可動版とは違い背中のラインが再現されていました。スタンドの仕様が違うため背中中央に穴は開いていませんでした。
脚後方も塗装及び形状に目立った問題はない良い出来でした。身体全体を見ても目立った塗装不良等もなく、品質管理は問題なくなされているようでした。
(オプション)
ハンドは開き、握りが左右、右手は指さしとスターフィンガーのものが付属します。
専用のスタンドはフレキシブルピラーを使用した本格的なものになり、先端部分には左右から挟み込む形式のクリップが接続されていました。
クリップは左右に開閉し、根本で左右に回転が可能です。下ジョイントは360度回転及び180度前後に動かせます。ただ、このクリップはスタープラチナの胴体をホールドするには大きすぎるため腰付近か胸部付近でホールドする必要がありますが、できればより小型のものか挟む力が強いものも付属させてほしかったですね。
支柱はフレキシブルピラーなので、前後左右に自由に動かせます。台座が軽めなうえクリップのフィギュア保持力が気になりますが、うまくホールドできればジャンプ状態などでのディスプレイにも対応できます。
(可動性)
ヘッドと首はそれぞれ動かせ、マフラー部分の隙間も広いこともあり、前後に大きく動かすことができます。
マフラーの干渉があるためヘッドは約60度ほどまで左右に回転できます。
腕は横や下に少し引き出すことができ、腕を約90度まで横に上げることや、少し前方に腕を移動させることにも対応できていました。
ひじは150度ほど曲り、超像可動版より深く曲げられ、手首もジョイントの向きにより前後左右に可動域がありました。
超像可動版と腹部の構造が違いますが、胸部と腹部、腹部と腰の部位の可動域が広めなので前後にかなり曲げることができます。
上半身は左右に50度ほど回転できます。
同様に左右にも体をそこそこ傾けることもできます。
脚は腰から下に引き出すことができ、前後左右に可動域を向上させることができます。
脚だけでなく腰などの可動性も高いこともあり、しゃがんだポーズなどのも問題なく対応できる可動性を有していました。
脚を引き出した状態では左右にはほぼ180度開き、前後には約150度ほど開脚できる可動域がありました。ただ破損などが怖い方は脚と腰パーツがすれないように動かすときには注意が必要です。
足先はジョイントを動かすことにより、前後や左右の可動性により接地性は高めでした。
肩アーマーと前後のふんどし(?)はそれぞれジョイントで接続されているので、前後に上に持ち上げることができ腕や脚の可動性を妨げないようになっていました。
あと、フィギュアではないですが箱の表面はラメ様加工仕様のため、以前のものよりも高級感がありました。
(そのほか)
可動性が高いので単独でも様々なポーズに対応できますが、やはり本体である承太郎と一緒にディスプレイしたいですね。
以上、メディコストイ 超像可動BIG スタープラチナ レビューでした。
(総評)
良かったところ
顔の造形は今までの超像可動のものではもっとも詳細に再現できていた
大型化したことにより、体型のみならず各部の詳細な形状や塗装制度等の再現性も高くなった
可動性は以前のものよりも広く、より様々なポーズに対応可能
気になったところ
スタンドのクリップ部分がフィギュアをしっかりとホールドしにくく、しっかりと固定できるようにしてほしかった
超像可動BIG第一弾として発売された本フィギュアですが、新シリーズということもあり本体の完成度は以前の第三部超像可動版よりもかなり向上していました。顔はより劇中に近くなり、身体のデザインも大型により詳細になりました。さらに引き出しギミック等により可動性も高いため、劇中戦闘ポーズに多数対応可能だと思います。残念な点は付属のスタンドのクリップ部分の大きさと保持力が問題あり、もっとしっかりとフィギュアをホールドできるようにしてほしかったですね。あと、本体の完成度は上がりましたがオプションパーツは少なめなので、以前のように擬音パーツやエフェクトパーツなどもあればよりよかったですね。
残念な点はありましたが、第三部フィギュアとしては超像可動版よりも完成度はかなり向上していることもあり、大きさや値段、付属スタンドについて納得できるならば購入してもいい出来だと思います。
今後は以前イベントで空条承太郎が展示されてましたが今だ予約開始されていないのでこのシリーズが続くのか不明ですが、できればdioとザワールド、仗助とクレイジーダイヤモンド、吉良とキラークイーンなど主役とボスクラスだけでも展開してほしいですね。ただあまり新作が出ずにカラバリばかりの展開になるのはやめてほしいですね。
それでは今回はこれにて。