ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、遅れましたがホットトイズ 「アリータ:バトル・エンジェル」アリータ レビューです。
※11/4 更新 写真一枚と文章少し修正
(全体像)
映画「アリータ・バトルエンジェル」の主人公であるアリータのフィギュアがホットトイズより発売されました。この映画は木城ゆきと氏の漫画である『銃夢』を原作としています。劇中では序盤はアリータを再生したサイバネ(サイバネティックス)医師「イド」の娘用だったサイボーグの身体を使用していましたが、本フィギュアではアリータが墜落した宇宙戦闘艇から見つけ、彼女が中盤から使用したバーサーカーボディの姿でフィギュア化されています。
全身はバーサーカーボディを再現した新規素体が使用されてメタリックシルバー、パープル、ブラックのカラーで質感も高く塗装されており、大部分にわたって人工筋肉のような細かい繊維状の構造まで詳細に造形されていました。
(各部)
ヘッドはサンプルよりも改良されており、サンプルでは劇中より大人びた感じでしたが発売したものはより劇中に近い少女らしい顔の造形になっていました。髪の毛はサンプルでは毛先部分など細かく造形されていましたが、製品では毛先の乱れの少ないまとまった造形になっていました。
首から下部分までは人に近い皮膚状態を再現しており、それより下はバーサーカーアーマーが再現されています。首の皮膚部分とバーサーカーボディの境が劇中よりも盛り上がった感じで、首に細かい造形までは再現されていないのが少し気になりました。ほかに肩アーマーは少し劇中と造形が違う部分もありましたが、それ以外の造形は概ね劇中に近く造形及び塗装が施されていました。
胴体、腕など細かいボディの造形が詳細に作りこまれており、 概ね見た目は劇中のイメージに近く再現されています。
脚も胴体と同じく、装甲プレートの金属様の質感や筋肉繊維のようなボディ表面の細い凹凸も詳細に再現されていました。
背中など後方の造型や塗装も、目立った塗装のミスや不具合などなく仕上げられていました。
(オプション)
ザマスカスブレード
ハンターウォーリアのザパンから奪って終盤使用したザマスカスブレードが付属します。造形は刀身の模様に少し劇中と違う部分がありますがそれ以外は薄い刀身など形状は問題なく作られており、専用のハンドでしっかりとアリータに持たせることができます。
ハンドは本体付属の開きに加えて、握り、手大きく開いたものが両手、ザマスカスブレード用の右手、そして予備ジョイント2個が付属します。
心臓
劇中では敵の標的となりヒューゴにも見せた心臓パーツも付属しており、劇中ではクリアーパーツや発光部分は再現されていないもののその部分は塗装で再現されていました。
心臓パーツは、3本のケーブルを胸部を取り外してアリータの胸部に接続することができます。胸部パーツはマグネットで胸部にセットされていました。
本フィギュアには、目線を変更するための専用のスティックが付属しています。
劇中では終盤に身に着けていたスーツが付属します。衣装は表は光沢ありで裏面は起毛のあるポリ素材製と思われ、ベストとパンツに分けられておりそれぞれ素体に着せることができます。
スーツ装着時にバーサーカーボディの足と交換するブーツパーツも付属します。
スーツ装着状態
戦闘スーツを着た状態です。スーツは伸縮性が高くボディにぴったりとフィットし、可動性を損なわず着せる際も他のホットトイズフィギュアよりもスムーズに装着することができました。ブーツは足を取り外して取り付ける仕様になっています。
ブーツパーツは上下で分割されていることもあり、バーサーカーの足よりも前後左右に可動性が高く接地性も優れていました。
スタンド
スタンドは以前ホットトイズから出たホットトイズ 【アーティスト・コレクション】『ケルベロス・サーガ/ケルベロス 鋼鉄の猟犬』 第101装甲猟兵大隊所属隊員<34年式特殊増加装甲>のジオラマベースのカラバリになっています。後ろのブロック塀や地面に散らばるがれきもほぼ同じですが、カラーが変更され中央部分にはがれきが追加されていました。
スタンドの支柱はブロック塀の前に穴が設けられており、そこに支柱を取り付けることができました。
台座の正面にはアリータのロゴがあしらわれたプレートが備わっていました。
(ギミック)
アリータのヘッドは専用スティックで目線を操作でき、上下左右に動かすことができます。たださほど問題にはならないとは思いますが、上下よりも左右は目の動く範囲が少し狭いのが気になりました。
(可動性)
アリータの首は非可動のため、首のジョイントを軸に前後左右にヘッドを動かすことができました。できれば劇中の柔軟な動きを再現するために首も動くとより良かったですね。
肩は引き出し機構があり、前方に腕をかなり移動することができるようになっていました。腕は肩パーツを軸に30度ほど回転が可能でした。
腕は横には90度、ひじは170度近く曲げることができました。腕は真上に動かすことができ、前後には360度回転が可能でした。
胸部、腹部、腰と3パーツに分割されており、アメイジングスパイダーマン2のフィギュアには負けるもののかなり前後に胴体を曲げることができました。左右にも40度ほどまで曲げることが可能でした。
脚は左右には160度ほど開脚が可能でした。また脚は腰を軸に太ももより下が30度ほど左右に回転が可能でした。
あと今回の新規素体は、他のホットトイズフィギュアよりも各関節もちょうどよく硬くポーズがとりやすかったです。さらに塗装もしっかりと厚く施されているようで、動かす際に限度はありますがすぐには傷つかず塗装が剥げにくかったというのも良い点だと思いました。
(そのほか)
片手は無理でしたが、両手ならばこのポーズでも自立できる各関節の硬さも魅力でした。
以上、ホットトイズ アリータ・バトルエンジェル アリータのレビューでした。
(総評)
良かったところ
ヘッドはサンプルから劇中により近くなり、眼球可動により目線の変更が可能
全身のバーサーカーボディは新規素体が使用されており、完全ではないが劇中に近い外見と可動性をかなり再現
戦闘スーツ装着と足パーツの交換により、終盤のアリータの戦闘服を再現可能
気になったところ
首が非可動なので可動域があればさらによかった
最近はMCUやスターウォーズ作品のフィギュアが多かったホットトイズから、久しぶりにどちらでもないフィギュアとしてアリータが発売されました。劇中では中盤から使用するバーサーカーボディを新規素体を使用して再現しており、ボディの質感や詳細なデザインに加えて完全ではないものの高い可動性を再現していました。また最近ではあまり搭載されない眼球可動ができるので、ポーズにあわせて目線に調節することができました。劇中版の衣装や武器は終盤使用したダマスカスブレードや心臓パーツが付属しており、劇中の戦闘ポーズやポスター等のポーズの多くに対応できました。
気になったのは首が非可動だったので、そこも可動部位があれば劇中のバーサーカーボディの柔軟性をより再現できたのが少し残念でした。後劇中ではアリータは結構叫んだりと表情が豊かだったので、攻撃や戦闘ポーズに特化した追加ヘッドもあるとさらによかったですね。
ヘッドはサンプルよりも劇中に近くなり、完全とはいきませんが劇中のバーサーカーボディの造形の再現度や可動性も高くポーズもつけやすいので、映画のアリータが好きな人は購入を検討しても良い完成度だと思います。劇中では普段着やモーターボール衣装などアリータは様々な衣装が登場していましたが、1/6スケールの衣装等を組み合わせて劇中衣装を再現しても面白そうですね。
今後ホットトイズから単独作品はイットやヘルボーイくらいしか発売予定になっていませんが、またプレデターやエイリアンなどMCUやスターウォーズ以外も出してほしいですね。アリータは続編が期待されているものの現在のところ情報はないですが、もし決定するならばホットトイズも続編版のフィギュアも出てほしいです。
それでは今回は遅れましたがこれにて失礼します。