ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
遅れましたが、今回はホットトイズ スターウォーズ Ep3 シスの復讐 コマンダー・コーディ レビューになります。
(全体像)
ホットトイズより、スターウォーズ Ep3 シスの復讐 コマンダー・コーディが発売されました。コーディは劇中ではオビ=ワン・ケノービにクローントルーパーの中でも特に信頼されていました。しかしパルパティーン=ダース・シディアスの発令したオーダー66によって部下にオビ=
ワンの攻撃を指示し、その後は銀河帝国のストームトルーパーになったとされています。
フィギュアはサンプルと比較すると形状は目立った劣化はみられず、プロポーションも違和感なく整えられていました。全身のアーマーはサンプル写真よりウェザリング塗装は薄めに見えましたが、表面のキズは塗装で再現されておりアーマーの場所によってはサンプルよりも細かくキズやウェザリングが塗装されている部位もありました。
(各部)
ヘルメットは他のクローントルーパーとは違った特殊な形状をサンプルに近く製品化されていました。目の部分はわかりにくいですがクリアーパーツが使用されていました。表面のキズは塗装で再現されていますが細かく施されており、左右のアンテナ?や左上のライト?など細かい形状も忠実に再現されていました。
胸部のアーマーもサンプルから表面のキズの塗装での再現もかなり忠実になされており、特に肩アーマーのキズ塗装はサンプルよりも細かく施されているのも好印象でした。左肩のアンテナは別パーツを取り付ける仕様になっており、一本は金属になっており下部の形状も細かく作りこまれていました。
腰や腕のアーマー、腰のベルトの形状もサンプルから目立った変更なく造形されており、少し全体的にウェザリング塗装はサンプル画像より薄めなものの質感は良く再現されていました。
背中のフライトユニットはマグネットで着脱できるようになっていました。外した状態のアーマー部分の造形や塗装も手抜かりなく再現されており、腰ベルトのツールや右腕の武装なども着脱不可ですが細かく造形及び塗装が施されていました。
脚部分は形状はほぼサンプルに近く造形されており、上半身よりもウェザリング塗装が濃く施されていました。特に足先近くは土がはねて付着したような細かい塗装まで再現されていました。
(オプション)
ハンドパーツは本体付属の二種類に加えて、銃器左右持ち手、指差し、親指を立てた左手、射撃指示の右手の5種類とジョイントが2個付属していました。
ブラスター
劇中でも使用していたブラスターが付属します。可動部位はありませんが全体に金属の質感を再現した塗装が施され、スコープやグリップのカラーの違いもきちんと再現されていました。
ブラスター・ライフル
ブラスターライフルはストームトルーパーのものとは違う形状を再現したものが付属しており、同様に折り畳み式のストックを伸ばすこともできました。
ブラスター・ピストル
ブラスター・ピストルは2丁付属し、こちらはギミック等はないもののブラスターなどと同様に全体に金属の質感を再現した塗装が施されていました。
コーディ素顔ヘッド
今回がはじめてのフィギュア化となるテムエラ・モリソン氏演じるコーディのヘッドです。サンプルと比較すると顔した半分が少しスリムに見え、口や鼻も少し小さくなったように見えましたが、劇中ではサンプルの顔よりも痩せていた感じに見えたのでより近い造形に見えました。
今後発売されるキャプテンレックスやジャンゴ・フェットなども演じる人は同じなので、塗装は変わりますがこのヘッドが使用されそうですね。
ホログラムパーツ(ヨーダ、オビ=ワン)
ダース・シディアス、エアボーン・トルーパ ホログラムフィギュア
ホログラム装置に接続するホログラムフィギュアが4種類付属します。顔の細かいところまでは再現できていませんが、ホログラム映像の走査線も造形で再現されていて全体的には誰かわかる造形になっているのでこのサイズでは十分な出来だと思います。
ホログラム装置(ライトアップ機能付き前腕部パーツ)
ホログラム装置(ライトアップ機能付き前腕部パーツ) が付属し、手のひらにコムリンクが取り付けられた状態に固定されています。手首の可動部位はなく、肘下の接続部が左右に回転することが可能でした。
前腕部パーツを取り付ける際には、コーディの右腕の肘から下を取り外して交換します。ジェダイなどのライトセイバーライトアップパーツと比べると接続部は簡素ですが、容易に交換が可能になっていました。
パーツのアーマーパーツを取り外して、中のスイッチを操作することで接続したホログラムフィギュアをライトアップできます。
(写真では紫っぽく見えますが、実際はオビワンの腰あたりまでが白くライトアップされました)
スタンド
スタンドは通常の支柱のものが付属し、台座にはウータパウの砂地をイメージした形状になっており、両足の形にへこませてあるのでそこに足を合わせるとより安定してフィギュアをセットできます。ただ支柱が腰のアーマーにしっかりとフィットしないので、ここは改善してほしかったですね。
(可動性)
首は長めなこともあって前後左右に45度ほど傾かせることができ、写真はコーディ素顔ヘッドですがヘルメットのほうでも少し劣るものの高い可動域を有していました。
腕は肘は90度ほど、横には80度ほど腕が上がり前方からも90度までは上がりますがそれ以上は私の購入分では厳しい感じでした。ただ以前のストームトルーパーなどはアーマーのデザインもありますがもっと可動域が制限されていたので、かなり動かせるように改良されていたのは好印象でした。
腰は左右には45度ほど回転が可能でした。
腰は前後に20度ほど傾けられますが、それ以上は無理でした。
脚は前方には約80度ほどまで上がり、ひざは90度まで曲がりました。
脚は左右合わせて100度ほど開脚でき、足は前方には30度、後方には10度ほど可動域があり、左右にも10度ほど動かせ接地性は高くないもののそこそこ動かせました。
(そのほか)
ジェダイ二人と
オビ=ワンと共闘
決別の時
コーディ「ああ将軍、これが必要でしょう?」
オーダー66発動
コーディ「奴を撃て」
以上、ホットトイズ スターウォーズ Ep3 シスの復讐 コマンダー・コーディ レビューでした。
(総評)
良かったところ
全体的にサンプルに近く製品化され、ヘルメットを含むアーマーの造形やウェザリング塗装も詳細に作りこまれていた
コーディ素顔ヘッドはサンプルより少し変更されたようだが、より劇中の顔に近くなり左の傷の詳細に再現
ホログラム装置発光に対応し、ヨーダ、オビワン、トルーパー、シディアスなど複数種類のホログラムライトアップに対応
以前のストームトルーパーよりもかなり可動性が改善されていた
気になったところ
スタンドの支柱をコーディをよりしっかりと支えられるようにしてほしかった
ホットトイズのEp4のストームトルーパーやEP7のファーストオーダーストームトルーパーを持っていますがあまりに可動域が狭いこともあり、それ以降ストームトルーパー系統は集めているときりがないので他はスルーしていました。今回は以前のものよりの進化を期待したことや、素顔ヘッドも付くとのことで購入してみました。
フィギュアの造形はほぼサンプルから劣化なく製品化されており、複雑な頭部ヘルメットの造形やアンテナも細かく再現されていました。アーマー表面のウェザリング塗装も少し薄めのところもありますがかなり忠実に再現していました。コーディの素顔ヘッドはサンプルよりも細めに見えましたが劇中のイメージに近くなり、特徴的な顔左の傷の再現も細かくなされていました。可動性は以前のストームトルーパーなどから改善されており、かなり動かしやすくなっていました。そのほかにもホログラム発生装置のライトアップや4種類のホログラムフィギュア、ブラスター、ブラスターライフル、ピストルなど装備もなかなか充実していた点も良かったと思います。
気になったのは台座に足の形にあわせた凹が二つ設けられていましたが、支柱の先端もフィギュアの形状に合わせてよりしっかりとさせられるようになっているとさらに良かったですね。
造形や塗装ではさほど気になる点はなく以前出たストームトルーパーよりも可動性がだいぶ改善されていました。銃撃などのポーズもとりやすくなっており、素顔ヘッドや武器、ホログラムライトアップなどオプションも多めなので個別戦闘ポーズやオビワンなどと一緒にディスプレイしても楽しめると思います。
ホットトイズのスターウォーズ関連では、クローントルーパーとしてはキャプテンレックス、コルサント・ガード、第501大隊版などの発売が予定されています。またクローントルーパーの元となったジャンゴフェットの発売も予定されていますが、コーディのサンプル画像にあったエアボーントルーパーなども今後出てきそうですね。トルーパー系統のフィギュアは集めている人はいいのですが個人的には多くてきりがないので、Ep1オビワン、グリーバス将軍、ダース・シディアス(EP3)版、パドメ・アミダラなどの主要登場人物のフィギュアの発売にも期待したいです。
ホットトイズ コマンダー・コーディ(駿河屋)
ホットトイズ ジャンゴ・フェット(駿河屋)
ホットトイズ ジャンゴ・フェット(楽天)