ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は発売からかなり経ってしまいましたが、バンダイスピリッツ METAL BUILD エヴァンゲリオン初号機 レビューになります。
(全体像)
今回は2019年にMETALBUILDブランドから発売されたエヴァンゲリオン初号機で、私の購入分は再販分になります。全長は約22センチで、カラーリングやデザインはエヴァンゲリオンのメカニックデザイン担当の山下いくと氏によってアレンジされたものになっていました。以前レビューしたDYNACTIONのエヴァ初号機は塗装は全体には施されていませんでしたが、こちらは塗装やマーキングが小さいながらほぼ全体に詳細に施されており、ダイキャストパーツもあいまって高級感のある仕上がりになっていました。
(各部)
顔の形状はダイナクションエヴァ初号機に近いですが、各部のスリットや口やあごの形状などかなりアレンジが加えられていました。塗装に関しては細かいラインまで詳細に施されていました。
背中のパイロンは通常の初号機とは違った独特のデザインになっており、肩と一体ではなく分割された構造になっていました。パイロンには、武器等をセットする穴が左右に設けられていました。
肩や腕にも広範囲にわたってマーキングが施されており、各部塗装も乱れ等もなく綺麗な仕上がりでした。 手首は可動できるカバーがあり、関節が見えないようになっていました。
胸部はダイナクション初号機のように開閉はできませんでしたがダイキャストパーツや精密な塗装で質感も良く、腹部は可動性確保もあってか細かく分割されていました。
脚と腰部分の接続部分には広範囲にダイキャストパーツが使用されており、質感も十分でした。
太ももには腿部ジョイントパーツを取り付けられるようにカバーが展開できます。ただ私の購入分では結構カバーが外れやすかったのが気になりました。
足には交換可能なカバーがあり、ブーツ?の塗装も細かいラインまで詳細に塗装されていました。
背面はダイナクションなどより細かく造形されており、特に目立った塗装乱れや不具合などもなく仕上がっていました。
付属のパーツを組み立てると、初号機をディスプレイできるステージが付属します。
アンビリカルケーブルはケーブル部分が軟質素材が使用されており、アタッチメントを使用してエヴァとステージを連結することができます。
本体にセットできるパイロン(背中側)パーツ、ハンドは本体付属の握りに加えて開き2種類、銃、刀など持ち手が計10個付属していました。
腿部パーツ×2、足交換用パーツ×2、武器接続用パーツ2種類×4、アンビリカルケーブル接続パーツ×2、ステージ接続用パーツが付属しました。
パレットライフル、ロングバレル、グレネードなどのアタッチメント、弾倉、すね装甲パーツ×2、エヴァ頭部交換用パーツ、マゴロクソード鞘(カウンターソード用)
マゴロクソード(マゴロク・エクスターミネート・ソード、カウンター・ソード)、マゴロクソード鞘、ナイフ鞘、プログレッシブ・ナイフ、銃剣が付属します。刀の刃の部分はメタリック塗装されており、ハンドガンは弾倉の着脱及びブローバックの展開が可能でした。
パレットライフルには、3種類のアタッチメントを先端にしっかりと装着することができます。
銃剣は一部パーツを取り外すと、プログレッシブナイフなどと同様に手に持たせることができます。ただこのハンドは、他のソードなどを持たせた際にしっかりと持たせられないのが気になりました。
(装着状態)
パイロンや太もものパーツを取り付け、各武器を取り付けることでアーマー装着形態にすることができます。
頭部は交換パーツと交換してゴーグルを展開した状態にできます。
太もものカバーを展開して、腿部パーツを取り付けることができます。ただ私の購入分では武器を装着すると外れやすかったのが気になりました。
すねに装甲パーツを取り付け、足に交換用パーツを取り付けてアーマー装着状態にすることができます。
ステージディスプレイ状態
初号機本体と各種武装をステージに取り付けてディスプレイすることができます。
アンビリカルケーブルは専用パーツを用いて初号機にセットでき、ステージの支柱に接続して安定したディスプレイが可能となります。ただこの支柱はそこまで保持力が高いわけではないので、浮遊状態でのディスプレイには若干不安定なのでより強度のあるように作ってほしかったですね。
背中のアンビリカルケーブルは専用パーツでステージに連結することができます。
ステージの支柱にパイロンと左右の腕を固定すると、拘束状態を再現できます。
(可動性)
ヘッドは前方にはそこそこですが後方にはかなり大きく曲げられ、横には40度ほど回転が可能でした。
口は2ステップの操作で開くことができます。口の中もダイナクションほど歯などが細かくはないもののある程度再現されていました。
腕は横には約100度上がり、前後には360度回転が可能でした。
肩パーツは上下に動かせ、その動きの際に干渉しないように肩上のパイロンの一部が横に90度ほど動かすことができました。
ひじは約160度ほどまで深く曲げることができました。
腹部は横に10度ほど回転が可能で、左右に20度ほど傾かせることも可能でした。
腰は後ろにはさほど可動域はありませんでしたが、前方には深く曲げることができ劇中の前傾姿勢でのポージングには幅広く対応できました。
脚は左右に170度ほどまで開脚が可能で、前方には約90度まで上げることができました脚を曲げる際に、ふくらはぎのパーツが下に沈み込むギミックがありました。ただ脚と腰パーツが擦れると塗装が剥げる危険性があるので、大きく動かす際には注意が必要でした。
足のつま先は50度ほど上に上がり、かかと上のパーツも20度ほど後ろに傾けることができました。前後左右の可動域も広く、接地性も高かったです。
以上、バンダイスピリッツ METAL BUILD エヴァンゲリオン初号機 レビューでした。
(総評)
良かったところ
デザインは通常の初号機からアレンジされており、細かな塗装や造形に加えて高い可動性を両立
数多くのパーツや武器が揃っており、アーマー装着状態や格闘、射撃、斬撃など多彩なポーズに対応
ディスプレイスタンドは本体だけでなく武器もセットでき、エヴァ拘束状態でのディスプレイも可能
気になったところ
刀を専用ハンドで持たせる際に、安定してもたせにくかった
太もものカバーが外れやすかった
再販時に購入していたのですが、レビューする機会を逃していたので映画完結編公開に合わせてレビューしてみました。全体のデザインは通常の初号機から少しアレンジされていますが、塗装や造形の精巧さは素晴らしく高い可動性を両立して塗装剥げは怖いですが可動性も高く幅広いポーズに対応可能でした。オプションパーツもアーマーや武器が揃っているので、プログレッシブナイフやパレットライフルはもちろんのことマゴロクソードなど劇中未使用の武器を使用して色々なポーズを楽しめます。スタンドも武器ラックに武器をセットできたり初号機を通常や拘束状態でディスプレイすることができます。
気になった点は、ソードの持ち手がしっかりと刀を持たせれらない点や、太もものカバーが外れやすかったりする点は残念でした。あとスタンドの支柱も立っているエヴァを支えるには十分ですが、ジャンプしたような状態でのディスプレイは難しいのでもっと保持性を高くして浮遊状態での飾れるようにしてほしかったですね。
すでにこのエヴァの後にプレミアムバンダイ限定のロンギヌスの槍付属の[EVA2020]が発売されているので、カラーの違いや槍が欲しい人はそちらのほうがいいかもしれませんね。メタルビルドのエヴァは二号機「EVA2020」以降情報がありませんが、本日の公開を機会に劇場版エヴァのフィギュア展開にも期待したいですね。
それでは今回はこれで失礼します。