ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、グッドスマイルカンパニー DX合体竜人 ダイナゼノン ミニミニレビューになります。
(全体像)
ダイナソルジャー
合体竜人ダイナゼノンは、2021年6月18日最終回を迎えたアニメシリーズ「S.S.S.S DYNAZENON」に登場する巨大ロボットです。ダイナゼノンは計4体のマシンからなり、ダイナソルジャーは主人公の蓬が操縦するダイナゼノンやレックスへの合体の中心となり、他のマシンとの単独合体が可能な機体となります。今回のセットのダイナソルジャーは、身体の大部分のレッドカラーは成形色のままの部分が多いようですが、頭部の目や歯など細かい部分は塗装が施されて再現されていました。他のメカとは違って人型ということもあり、各部可動関節によってダイナゼノンやレックス以上の高い可動性を有していました。
ダイナウイング
劇中ではヒロインの夢芽が操縦するダイナウイングは造形は、レッドカラーに加えて各部に塗装が施されています。主翼は二軸がクリック式で方向を変えられるようになっており、後述の合体の際には角度を変えられるようになっていました。ウイングは、ダイナゼノンの胸部に変形します。
ウイングの下にはジョイントAを使用して付属のスタンド支柱にセットすることができます。
ダイナストライカー
劇中では暦が搭乗するダイナストライカーは、四輪のレーシングカー状の形状をしており、劇中イメージ通りに造形されていました。
ストライカーは、分離以外特別なギミックはありませんが、ダイナゼノン形態では両腕に変形します。
ダイナダイバー
劇中ではダイナゼノン(レックス)のメイン操縦者であるガウマが搭乗するダイナダイバー(潜水艦)は、前方下のランディングギアを展開してディスプレイできます。ダイナゼノンの腰から下の下半身に変形します。
ダイナダイバーには劇中のミサイル発射ギミックが搭載されており、↓のレバーを前方にスライドさせて押し込むと、閉じていたミサイルハッチが順番に展開するギミックが楽しめます。ハッチ内部のミサイルの自動発射まではありませんが、内部のミサイルも造形及び塗装されて再現されていました。
合体
ダイナソルジャーウイングコンバイン
ダイナソルジャーとダイナウイングは合体することが可能です。ソルジャーの背中にウイングを接続して完成し、ジョイントBを使用してスタンドで浮遊状態でディスプレイすることができます。ただ私の購入分では、ジョイントがぴったりとはまらないため、支柱の角度を変えると外れてしまって水平に飛行した状態にしにくかったのが残念でした。
ダイナソルジャーストライカーコンバイン
ダイナソルジャーの両腕にストライカーを取り付けて完成します。ストライカーパーツはしっかりとダイナソルジャーの腕に固定できるので、バランスさえ気を付ければ自立も可能でした。
ダイナソルジャーダイバーコンバイン
ダイバー前方上方のグリップを引き出してソルジャーの持たせて乗せることで、ダイバーコンバインが完成します。割と乗せやすかったのですが、脚部分が劇中のようにしっかりと固定できないのが残念でした。
ダイナキャノン
説明書には書いていませんでしたが、劇中後半にグリッドナイト使用するダイナキャノンへダイナソルジャーを変形させることができます。後日発売されるゴルドバーンとグリッドナイトのセットで完成するカイゼルグリッドマンにもそのまま使用できそうです。
合体竜人ダイナゼノン
4体のメカを合体させると、合体竜人ダイナゼノンが完成します。合体工程はさほど難しいところはありませんでしたが、私の購入分では唯一上半身と下半身のジョイント部分が若干外れやすいのが気になりました。全体のプロポーションは劇中そのままではないものの違和感を感じるほどではなく、脚が重量があることもありスタンドなしでもしっかりと自立できました。
ヘッドは塗装で詳細の塗装がされて再現されており、肩から胴体までの造形もサンプル等から劣化なく再現されています。ただダイナウイング由来の腰の2パーツは、結構外れやすかったのが惜しかったです。
ダイナレックス
劇中ダイナゼノンの最強形態ダイナレックスにも合体が可能です。こちらもゼノン同様にそう難しくなく合体でき、プロポーションも劇中に近い形態を再現できていました。
レックスの口は上下に大きく開くことができ、頭部や歯の造形や塗装等の仕上がりも問題ない出来でした。
尻尾部分はダイナストライカーがそのままくっついている状態ですが、レックスの脚がしっかりと支えられるので安定したディスプレイが可能でした。
(各部)
(オプション)
ハンドはストライカー付属の平手に加えて、握りとポーズ手が付属します。
スタンド
スタンドの台座の裏にはスタンド用に支柱やジョイント一式がセットされており、平手に接続できるダイナセイバーも二つ用意されていました。
台座には支柱だけでなく、ハンドも接続してディスプレイできます。
ダイナセイバーは左右のハンドに取り付けることができます。
各ジョイントはそれぞれの形態を支えるために用意されており、支柱に接続して使用できます。
(可動性)
ダイナソルジャーは首は左右360度、上下に可動域があり、腕はひじが90度、横には90度、肩を軸に360度回転が可能でした。また手のツメは開閉が可能で、手首を軸に360度回転のほかに前後左右に少し可動域がありました。ひざは150度ほど曲がり、脚は横前方ともに90度まで上がりました。足はボールジョイントのため前後左右に可動域があり、ツメは開閉が可能でした。
ダイナゼノンは首は約45度ほど上を向かせられ、左右には45度ほど回転が可能でした。腕は後ろのウイングが邪魔になりますが、前方では180度は自由に回転し、肘は130度ほど曲げられました。
腕は左右に肩から引き出すことができ、腕の可動域を向上させることができました。
ひじは上下に引き出すことにより、左右への可動性が向上します。
脚は前方には90度、後方には70度ほどまで上がり、ひざは、2重関節で180度曲がり、どちらの関節もクリック式のためしっかりと固定されました。
脚は左右に引き出すと、それぞれ40度ほど開脚が可能でした。ただこれ以上は開けないのと、脚が左右に回転できないので、それらが改善するとよりアクション性が高まると思うのが残念でした。
(そのほか)
ストライカーとのコンバイン状態で、ストライカーストーム射撃状態も再現できます。
劇中でははウイングの搭乗者である夢芽が「なんとかビーム」と言うペネトレーターガンも前方に発射状態に展開できます。
腕のタイヤやペネトレーターガン、バースとミサイルを展開して、フルバーストを再現できます。
必勝大火炎レックスロアを小さいですがウルトラマンルーブのフィギュアーツエフェクトパーツで。
以上短いですが、グッドスマイルカンパニー DX合体竜人 ダイナゼノン ミニミニレビューでした。
(総評)
購入はしたものの時間がなくなかなか開封できなかったのですが、今週で最終回ということもあり開封してミニミニレビューですが投稿しました。4機のメカの造形は劇中よりは簡略化されているものの近く、ダイナソルジャーとの個別合体もすべてできるようになっていました。ダイナゼノンとレックスの合体はそう難しくなく行え、それぞれスタイルも劇中に近く再現されて各関節もしっかりしているのでポーズをつけて安定したディスプレイが可能でした。ただ私の購入分では上半身と下半身のジョイント部分が弱いため外れやすかったのが気になりました。
すでに発表されていますがさらに合体できるグリッドナイトとゴルドバーンのセットが今後発売される予定になっています。これらと合体すると可動性は制限されるようですが、もしカイゼルグリッドナイトを再現したい人はダイナゼノンとゴルドバーンセットを購入を検討しても良いかもしれません。
番組は今回も好調のまま終了したようですので、次回作があるならばダイナゼノンで残念だった脚の開脚と回転を解決したより動かせるようになった真メカの登場に期待したいです。
それでは今回はこれにて失礼します。