ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
(全体像)
METAL ROBOT魂 ビルバインが、バンダイスピリッツより発売されました。2012年、2015年にROBOT魂版が発売されていますが、初販売から9年、再販から6年経ってのリニューアルとなります。
カラーはROBOT魂版とは違ってレッドとホワイト部分がメタリックレッドやパールホワイトに変更されて塗装されており、手や足部分はイエローからゴールドに変更されていました。
背面上部のオーラコンバータは中折れ式になっており、脚は全体的にROBOT魂版よりも太くダイキャストパーツ仕様もあってより重量感と高級感が向上していました。
(各部)
頭部はROBOT魂版よりも目が細くなり、目の周囲の造形もより細かくなっていました。胸部のクリアキャノピーはブルーカラーのクリアーパーツが使用されて再現されていました。 また胴体と腕の接続部位は、生物的な筋肉繊維のような形状になっていました。
二の腕にはダイキャストパーツが使用されており、肩パーツはボールジョイントで肩に結合されていました。また胸部キャノピー下のホワイトのパーツにもダイキャストパーツが使用されていました。
脚は太もも上のパーツが分割されており、膝裏はダイキャストパーツが使用されていました。 また腰と脚の接続部は、筋肉繊維のような生物的な造形になっていました。
膝より下は大部分がダイキャストパーツが使用されており、足首より下部分の前後のツメはゴールドカラーで塗装されていました。ただサンプル画像にはなかった、脚内側にネジ穴隠しのカバーが目立ってしまうのが残念でした。
背中のオーラコンバーターは中折れ式になっており、先端のバーニアも造形されており両左右にはオーラソードの鞘やオーラソードライフル取り付ける穴が設けられていました。そして背中中央には二門のオーラキャノンが備わっていました。
オーラーコンバーターの下にはウイングと羽がボールジョイントで接続されており、足裏側にもバーニアの形状が再現されていました。
(オプション)
ハンド8種類、ウイング・キャリバー用手首蓋×2、脚部固定ジョイント、オーラ・キャノン固定ジョイント
オーラ・ソードライフル、ウイングキャリバーサポートパーツ
オーラソードライフルには、ウイングキャリバー接続用のライフルジョイントを接続することができます。
ウイングキャリバー
ウイング・キャリバー用手首蓋×2、ウイングキャリバーサポートパーツ、脚部固定ジョイント、オーラ・キャノン固定ジョイント を使用して、ウイングキャリバー形態に変形することができます。
変形時に使用したサポートパーツの中央の穴に、スタンドの支柱を取り付けて飛行状態でディスプレイすることができます。
付属の脚部固定ジョイントは私の購入分ではしっかりとはまらないため取り付けませんでしたが、サンプル通りの形状に変形が可能でした。ただ腕のフタとサポートパーツの取り付けが少しやりにくかったのが残念でした。
オーラコンバーターの上部の二つのカバーを取り外すと、ROBOT魂ダンバイン用のジョイントが設けられています。今後リニューアルのダンバインが発売するのかもしれませんね。
オーラソードライフルは、変形とエフェクトパーツ接続させることでライフル、ソードモードでビルバインに持たせることができます。
ショット・クローワイヤー
ショットクローワイヤーはフレキシブルに形状を変えられ、取り外しとワイヤークロー先端とワイヤークロー基部に連結して射出状態を再現できます。
オーラソードのエフェクトはROBOT魂版と形状は同じですが、カラーがグリーンに変更されていました。同様に、オーラソードにセットしてオーラ斬りを再現できます。
スタンド
metal robot魂専用台座が付属し、台座上面にはビルバインと模様があしらわれていました。
ビルバインの下に、支柱を接続してディスプレイすることができます。
(可動性)
腕は横には90ほどまで上がり、ひじは約150度ほどまで曲げることができました。
ワイヤークローは上下に可動でき、手も前後に30度ほど可動域がありました。
手首と肩下部分は、360度回転可能でした。
腕は胴体にボールジョイントで接続されており、正面に少し動かすことができ前後には360度回転が可能でした。
首を引き出すことで、前後に約30度ほど可動域がありました。
首は前後には可動しませんが、横には20度傾き左右には360度回転が可能でした。
オーラキャノンは接続部が伸縮するので、ある程度広い射角に動かせます。ただジョイントが緩いので、少し触ると方向がずれてしまうのが気になりました。
胸部のキャノピーは開閉でき、内部の操縦管を上下に可動域がありました。できればショウ・ザマのフィギュアなど乗せられるとさらに良かったですね。
前方には20度、後方には60度ほど可動域がありました。
上半身は、左右に20度ほど傾かせることがが可能でした。
左右には30度ほど回転が可能でした。
ブルーのウイングは中折れ部分から上下に180度動かせ、羽は横に90度近く動かす可動域がありました。 さらにウイングと羽は両方とも接続部位を軸に360度回転が可能でした。
オーラコンバーターは中折れの部分が90度動かせ、オーラソードの鞘も50度ほど動かせる可動域がありました。
脚は左右には合わせて150度ほど開脚できます。また足首は引き出すことで前後左右に可動域が向上して接地性が向上しました。
脚は膝は120度曲げられ、足先は前後ともに可動部位が設けられていました。
(総評)
ROBOT魂にはないパール塗装やダイキャスト使用により高級感と重厚感が増し、新規造形によりプロポーションと高い可動性を兼ね備えたビルバインに仕上がっていました。そしてウイングキャリバーに変形可能でワイヤークロー、エフェクトパーツなどオプションパーツも充実していました。気になったのは、ウイングキャリバー時のパーツの着脱が少しやりにくい感があったのと、オーラキャノンの可動性は高いものの固定しにくい点がありました。また脚内側にネジ穴隠しのフタがあるのが気になる人はいそうですね。
個人的にはガンダム系のMETAL ROBOT魂フィギュアよりもダイキャストパーツ使用量が多いせいかフィギュアの大きさに対して重量感があるのも気に入りました。予約時は瞬殺に近かったですが発売後は在庫も復活しているようで、他のMETAL ROBOT魂フィギュアよりは手に入れやすいと思います。
今後はダンバインのリニューアルもありそうですが、ダンバインにはあまりダイキャストパーツは似合いそうにないので通常のROBOT魂でのリリースに期待したいです。
それでは今回はこれにて。