ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
(全体像)
本日2022年5月4日より世界上映開始の「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」より、主人公のドクター・ストレンジがS.H.フィギュアーツブランドで発売されました。ストレンジの衣装はマントは前作などと同じものの中の衣装は新規デザインになっており、今回のフィギュアではその違いが再現されていました。
(各部)
頭部は最近のフィギュアーツの人物フィギュアで用いられているデジタルプリントのようですが、顔の造形は良さげですが陰影が付くとましに見えるものの直にみるとのっぺりしていてサンプル画像から劣化して見えました。
マントを脱いだ状態。今回衣装はエンドゲームなどからデザインが新規のものとなっており、フィギュアでも再現されていました。衣装正面には前作まではなかったライトブルー及びレッドのラインが加えられており、胸のアガモットの目や腰巻は着脱不能ですが細かい造形や凹凸まで再現されており好印象でした。
マントは布製になっており、デザインは1~エンドゲームなどと同様になっていました。縁にはワイヤが仕込まれており、形状をある程度変えることが可能でした。
表裏ともにホットトイズほど精巧ではないものの模様やパターンが再現されており、この大きさでは許容できる出来でした。上部にはストレンジ背中にセットするための凸部が設けられていました。
(オプション)
オプションハンドは本体付属の握りに加えて14種類付属します。
マントを取り外した状態での穴をふさぐためのふたが付属しており、写真のようにしっかりと背中にセットできました。
エフェクトパーツとして魔法陣2つと蛇のエフェクトパーツが付属していました。
魔法陣のエフェクトパーツは、凸部があるハンドパーツにセットして展開状態を再現できます。ちなみにハンドの凸部分の先端にも魔法陣に合わせたオレンジ塗装が施されていました。
映画を入れていないのでどの場面で使うかはわかりませんが蛇のエフェクトパーツが付属し、ハンドを取り外した腕に接続して発動状態を再現できます。エフェクトパーツは全体がクリアーパーツになっており、先端のへビ頭部部分はリアルに塗装されていました。
付属のスタンドにはアタッチメントを使用してマントをセットでき、浮遊状態を再現できます。
(総評)
ドクターストレンジはホットトイズ版を購入してきましたが、この映画のものは発売予定もなかったので今回はフィギュアーツ版を購入してみました。大きさは小さいものの衣装デザインの再現や布製のマントの出来も良く、可動性も軟質素材の衣装があまり干渉しないので高めでした。ただヘッドがサンプルよりも劣化しているのと、マント上部を劇中のようにしっかりと胸部上に固定できないのが残念でした。衣装のデザインの再現度や細かさはいいのですが、頭部の出来やマントがしっかりと着せられないのがネックなのでそこが許容できるもしくは自分で改善できるならば購入を検討してもいいかもしれません。
それでは短めですが今回はこれにて。