ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
今回は、バンダイスピリッツ S.H.フィギュアーツ ウルトラマンティガ キリエロイドのミニレビューになります。
(全体像)
「ウルトラマンティガ」、「ウルトラマントリガー」に登場したキリエロイドが、S.H.フィギュアーツで発売。以前はULTRAーACTブランドで2011年に発売されてましたが、それから11年経っての登場となりました。全体の体格は胸部や太もも部分が太く作られており、より筋肉質な体型になっていました。
(各部)
頭部は骸骨のような魚のヒレのような複雑なスーツの造形を再現。額にはクリアーパーツが使用されており、後頭部部分は上に跳ね上げることで首への干渉を軽減していました。
左右非対称な独特の造形が再現されており、左胸にはクリアパーツが使用されていました。肩の上下にパーツには軟質素材が使用されており、腕の可動域を妨げないようになっていました。
脚も胴体と同様に左右非対称のデザインが再現されており、前面背面ともに表面の凹凸の多い形状も造形されていました。
(オプション)
ハンドは本体付属の開きに加えて、握り、ポーズ二種類の手が左右付属します。
獄炎弾エフェクトパーツ
右ハンドと一体化した獄炎弾エフェクトパーツが付属し、支柱と台座を取り付けてキリエロイド右腕に接続できます。
(可動性)
頭部は前後左右に動かせ、特に前方向に大きく曲げることが可能でした。
腕は両方とも肩から前方に引き出すことが可能でしたが、左は他のウルトラマンと同様の機構なのに対して右は肩の前部にジョイントが接続されており胴体の形状に合わせて可動域を拡張する工夫がなされていました。
腕自体は真っすぐには伸ばせるものの身体の正面にもっていくほどの可動域はなく、ひじも左腕は90度近くですが右腕はそれよりも少し可動域が狭めでした。
ただ私の購入分では動かす際に左肩の肩パーツ、左腕、ハンドなどがやたらに外れやすかったのがかなりストレスでした。
上半身は腰を軸に360度回転が可能でした。
胴体は前後ともに可動域が広めで、特に後ろ方向にはかなり広かったです。
腰を軸に、胴体は左右に30度ほど傾けることが可能でした。
脚は太ももを軸に360度回転でき、ひざも左右に30度ほど可動域がありました。
脚は下方向に引き出すことができ、左右には180度近くまで開脚が可能でした。
一方前方には約90度脚を上げることができ、後ろ方向にも70度ほどまで上げることができました。ただひざは独特の造形もあって最近のウルトラアーツでは珍しく90度までの可動性になっていました。また足先も60度ほど跳ね上げられ前後左右の可動域も広めだったのですが、私の購入分では左足が外れやすかったのが気になりました。
(そのほか)
ティガ(マルチタイプ) VS キリエロイド
腕をとられるティガ
投げられるティガ
キリエロイドのキックがヒット
獄炎弾に苦しむティガ
ティガ反撃
キリエロイドにキックがヒット
キリエロイドの腕をとるティガ
キリエロイドを投げるティガ
スキを見てタイプチェンジをしようとするティガ。
劇中ではスカイタイプで戦ったのですがまだスカイタイプは出ていないので、もし今後出るならば続きを撮りたいですね。
「ウルトラマントリガー」より、キリエロイド VS トリガー&ティガで。劇中では両者のタイプチェンジを駆使した戦いが迫力ありましたが、ティガはスカイタイプは出そうですがトリガーは最近リリース速度が遅くなっているのでパワー、エタニティグリッター、トゥルースも最後まで出してほしいですね。
炎のエフェクトパーツとともに。以上、S.H.figuarts キリエロイド ミニレビューでした。
(総評)
今回のフィギュアは全体の体格はULTRAACT版よりも良くなっており、スーツの特徴的な左右非対称かつ凹凸の多い複雑な造形をしっかりと再現できていました。可動性は全体的には問題はないレベルでしたが造形の再現性を重視したためか腕やひざなどの可動性は制限されており、特に私の購入分では腕や足が動かそうとするとやたら外れてしまうのがストレスでした。 最近のウルトラアーツのウルトラマン系統と比べると可動性は劣りますが、造形はかなり良いので激しいアクションをとらせなければティガやトリガーと絡めてのディスプレイなど楽しめると思います。
ウルトラアーツのティガシリーズとしてはゴルザに続いて2体目の怪獣(怪人?)ですが、今後他に何が出るのかも気になりますね。
それでは今回はこれにて。