ホットトイズやバンダイなどのヒーローフィギュアのレビューをしています。
遅れましたが、今回はホットトイズ マンダロリアン&グローグー(2体セット)通常版の レビューになります。
(全体像)
ホットトイズより、ディズニープラスで好評配信中の「マンダロリアン」より、主人公のマンダロリアン(ディン・ジャリン)とグローグーのセットとなります。ホットトイズからはマンダロリアン自体は3回目のフィギュア化となっており、ベスカーアーマー装備版としては2回目のシーズン2版としての発売となりました。 全体のシルエットは劇中よりも少し太めのようですが、メッキ塗装となったベスカーアーマーやシックカラーのアンダースーツやマントの破れなどの加工によってかっこよくフィギュア化されていました。
(各部)
ヘッドはメッキシルバー塗装が施されており質感は十分でしたが、ウェザリングが加えられているので劇中の見た目とは違うのが気になりますね。
胸部のプレートにもシルバーメッキ塗装が施されており、周囲にウェザリング塗装が施されていました。ベルトは腰と肩で固定されており、銃弾がセットされており着脱も可能でした。
背中にも同様にシルバーメッキ塗装がアーマーに施されており、腰のアーマーにはへこみも再現されていました。
肩のアーマーもメッキ塗装とウェザリング塗装で再現。
腰のベルトは着脱は不可ですがバックルにはウェザリングが施されており、腰のベルトには銃弾と銃を取り付けるバンドが備わっていました。
脚のアーマーもメッキ塗装ですが、右のほうは強めのウェザリング塗装が施されていました。
ひざより下は軟質素材が使用され、右脚にも銃弾のホルダーがありますがこちらも銃弾が着脱可能でした。靴もウェザリング塗装でリアルな仕上がりでした。
マントには破れが各所に処理されており、縁にはワイヤが仕込まれており形状を保持したままのディスプレイが可能になっていました。
パンツは布製で以前のような縫製のほつれも全くなく、ウェザリングはないものの渋いカラーで見た目は違和感なく仕上がっていました。
(オプション)
ハンドは本体付属の開きに加えて、武器持ち手が2種類、握りが2種類付属しました。 手の甲の部分にはウェザリング塗装が少し追加されていました。
右腕の火炎放射器と左腕の発射エフェクトが付属します。
ジェットパックは全体がメッキ塗装とウェザリングが施されており、全体がメッキ塗装になっており背中に磁石で取り付ける仕様でした。
グラップリングフックは、右のガントレットの隙間に差し込んで射出状態を再現できます。
ダークセイバーは今回が初追加となり、先端部分を交換することで展開状態を再現することができます。刃の部分は軟質素材でできていますが、その分軽く表面の光沢やキズなど見た目はさほど問題はありませんでした。
ダークセイバーは、収納状態で腰のフックに装備することができます。ただ劇中では左側に釣っていたそうなので、完全再現をしたい人は左にもフックをつけてほしかったですね。
こちらも今回初付属のベスカーの槍です。 槍はベスカーアーマーとは違って通常のシルバーカラー塗装となっていました。
槍は専用パーツを左肩にセットして、背中に背負うことができます。
ブラスターライフルは前バージョンのものと同じものが付属し、展開や銃弾のセットなどのギミックがありました。
ブラスターライフルは、前方はストラップと接続して後方でマントの破れの部分を通して腰のバンドで背中に止めることで、劇中のように背負った状態を再現できます。
サーマル・ディトネーター、ヘルメット用ライト、ホイッスリング・バード発射パーツ、ベスカー用パーツ、ナイフ、ブラスターピストル、起爆装置、ダークセーバー収納状態用パーツ
サーマルディトネーターは、左の腰にセットすることができます。ただ保持力はあまりなく外れやすかったのが気になりました。
ジェットパックはマグネットで背中にセットできます。前バージョンでは磁力が弱かったそうですが、今回のものはしっかりと背中に固定できました。
腰のホルスターにはブラスターピストル、起爆装置をフックにセットすることができます。
ホイッスリング・バードは、交換パーツにより発射状態を再現できます。
同様に、発射後の状態をエフェクトパーツで再現できます。
ヘルメットの右耳側部分を交換することで、ライト展開状態を再現できます。ただ私の購入分では少し外れやすかったのが残念でした。
また今回のバージョンでは前バージョンにも付属していたサーマルディトネーターやライト展開等については説明書に記述がなかったので、今回初めて購入する人のためにも書いてほしかったですね。
グローグー
グローグーは前バージョンにも付属していたバージョンと造形が同じものが付属していました。頭部に可動部位がある以外は可動部位はなく、衣装は造形で再現されていました。
肩掛けバッグは、そこにスポンジが備わっており、グローグーを中に入れてマンダロリアンに背負わせることができます。
スタンドは砂地を再現したジオラマになっており、左右にマンダロリアンの足跡が設けられていました。
今回はペドロ・パスカル氏演じるマンダロリアン(ディン・ジャリン)の素顔パーツも付属していました。未視聴なので劇中との比較はできませんが、ペドロ氏の近影にかなり似ている造形になっていると思います。
(可動性)
ヘッドの可動域はかなり高く、前後左右ともに問題なく動かせました。
腕は上には上げにくいものの前と横には90度ほど曲がり、ひじは140度ほど曲げられました。
腰下のアーマーは軟質素材のこともあり、前後にも40度ほどの可動域がありました。
横には20度ほど傾けられ、横には30度ほど回転が可能でした。
脚はアーマーの干渉があるので、前に70度後ろに40度ほど上がり、ひざは140度ほど曲げられました。
左右には衣装の干渉も少なく150度ほど開脚が可能でした。
グローグーは首のみ可動で、前後左右に傾けることができ左右に回転が可能でした。
トイサピエンスのボーナス版はキャンセル待ちでしたが買えず残念でしたが、通常版でもパーツが多く内容はかなり満足できました。
以上、ホットトイズ マンダロリアン&グローグー(2体セット)レビューでした。
(総評)
良かったところ
シックなカラーのアンダースーツにシルバーメッキのアーマーが映える容姿をカッコよくフィギュア化
通常版でもオプションパーツが多く、可動性も高く劇中ポーズに対応
付属の素顔パーツの出来も良く、グローグーと合わせたポーズも楽しめる
気になったところ
劇中よりもアーマーにウェザリングがかかっていることや、劇中よりも体型が少し太い
マンダロリアンは未視聴なので購入する機会を逸していましたが、通常版でも素顔やオプションも多いこともあり購入しました。前バージョンとは違ってベスカーアーマーがシルバーメッキ塗装となり質感が向上しており、可動性は衣装の構成もあって高めでマントもワイヤが仕込まれているので形状をある程度操作できます。前バージョンの武器に加えてディン・ジャリンの素顔ヘッドやダークセイバーやベスカーの槍、グローグーを入れるバッグも付属し各状態を再現できます。一方で劇中よりもウェザリングがきついことや、体型が少し太いのが気になりました。
前バージョンを所有していなかったと予告映像などとの比較しかできませんが、ベスカーアーマーのウェザリングや体型が少し太い以外を除けば本体の造形及び可動性も良くオプションも充実しており価格を除けばなかなか満足度の高いフィギュアでした。劇中と比べてウェザリングなどが気に入らない人は、自己責任になりますが塗装を落とせばより劇中の感じになりそうですね。
本フィギュアは日本でも人気が高く、発売後在庫はほとんど出ず今からだと入手が困難なのがネックですね。ただ人気があるので多分シーズン3版も出ると思われるので、無理にプレミア価格になったものを買うよりもそれを待つのもいいかもしれません。
それでは今回はこれにて。
マンダロリアン&グローグー(2体セット) 「マンダロリアン」 テレビ・マスターピース(駿河屋)